2度目を伏せ3度見上げた
笑われたって平気だよ
そう思っていたけれど
笑われたら
心には棘が刺さった
怒られたって大丈夫
そう思っていたけれど
怒られたら
心には傷が残った
泣かれたって気にしない
そう思っていたけれど
泣かれたら
心には重しがのっかった
なんか大変
なんだかつらい
なんだかんだ言っても
気持ちは沈むばかり
なんだ なんだ なんだよ
自分でもわからない感情に引きずられる
朝日が昇って日が沈むまで
僕はひとり布団にくるまり
時をやり過ごす
暗くなったら起き上がり
夜空の月を目で探した
なんとなんと満月だ
なんてなんて美しい
僕は黙って月に見入る
2度目を伏せ 3度見上げた
なんの文句があるのだろう
人がどう思おうと関係ない
落ち込んだってなんになる
なんら事実が変わらなくても
なんのこれしき
僕の心は月に浄化された
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