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裏のたね

昨日見た夢の話。
工場のような場所にいる私。
隣にはパートのおばさまが2名。
全員、花柄のエプロンをして、シャワーキャップのようなものをかぶっている。私たちの前には長机があり、その上にはジュースの空き缶が並べられている。
そして空き缶の横には、皿の上に盛られた大量の柿の種がある。

おばさま①は「まずはこの柿の種をおいしくします」
と言い、柿の種を両手ですくいあげ、指の間から少しずつ皿の上にゆすり落としていく。この作業を繰り返し行っている。

おばさま②も同じ作業をし始める。
柿の種が皿にあたり、シャラシャラとした音が工場に響く。
おばさま②は「いかに美味しくできるかが大事」と言いながら、慣れた手つきで柿の種をすくいあげてはゆすり落としていく。
どうやら私は新人のようだ。二人のおばさまは私にお手本を見せている。
作業を見ながらメモを取る私。

おばさま達はしばらく作業を繰り返した後、置いてあるジュースの空き缶に手を伸ばした。
その空き缶の中に、先ほどの柿の種を器用に入れていく。
職人技が光った。私は、さすがですね!と言いながら手を叩いた。

パンパンに中身が詰め込まれた『柿の種缶』が完成した。

おばさま①に「じゃあ、東さんもやってみて」
と言われた。見よう見まねで、柿の種を手ですくい上げ、指の間からゆすり落とす作業をし、最後は空き缶につめた。うまく入れるのはとても難しい。
私が柿の種を詰めたのは、ポカリスウェットの空き缶だった。

ここで目が覚めた。
なぜか少し達成感がある。

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