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どうやっても覚めない眠気、これが原因かも

やる気があるとかないとかそんな問題じゃない眠気の正体
睡眠不足は良くない。
子供も知ってることですが、夜ふかしってついしちゃいますよね。

たとえばネトフリでアニメ観てて、

「これ終わったら寝よう」

でも一話終わる頃には、

「もう一話ぐらいはいけるか……」

そして気づくと、

「うわ、もう2時じゃん……寝なきゃ」

ってなって、続きが気になって脳がカッカしてるけど寝ないといけないので布団に入るけど中々寝れなくて睡眠時間3時間……みたいな。スマホ見ちゃってても同じようなこと起こりますね。

そういう睡眠不足は生活習慣を正していけば(これはこれで大変だけど)解消されますが、中にはどうにもならない眠気があります。


ナルコレプシーは耐え難い睡眠欲求の出現と、食事中や歩行中など、通常眠ることがない状況での居眠り(睡眠発作)を特徴とする慢性の睡眠障害です。

出典:睡眠・覚醒障害研究部 中枢性過眠症

これ!

当時、僕はパチスロ屋でバイトしてましたが(懐かしい)、日中にホールを歩いているとき、抵抗不可能な眠気が襲ってきて、「ガクン!」と膝が落ちるのです。お客さんにぶつかってしまったこともあります。歩きながら寝落ちするから、前が見えてないわけですね。歩行型居眠り運転みたいな感じでしょうか。眠気覚ましドリンク飲んでも、顔を洗ってもダメ。

今だったら、

「体調かメンタルがおかしいのかも……?」

と考えるところですが、当時の僕にそんな発想はありません。
耐え難い眠気以外の体調は良好、メンタル云々なんて知識は当時皆無だったので、

「俺ってやっぱりダメ人間だな……」

などと考えてました。
誰にも負けない! と思うぐらい自己否定的だったので、そういうところに着地しちゃったんですよね、思考が。


いつの間にか治ったけど
結局どうなったかというと……気づいたら治ってました。確か、一ヶ月ぐらいで(症状としては軽い方だったのかもしれません)。

「え?」って結末ですが、特に何かしたわけでもないですし、白い目で見てた上司からの叱責で立ち直ったわけでもない(そんなもんで改善しないですし)。

でも治ってしまったから、原因が分からなかったのです。
その後、いろいろな人にこの話をしましたが、

「いや、歩きながら寝るとかありえないでしょw」

という反応しかなく(知らなかったらそんなものですよね)、本当なんだけどなぁ、と思ってました。


で、原因は?
当時のメンタルの状態を正確に覚えてるわけではないですが、原因はおそらく、強いストレスかなと思います。
発症する原因は解明されていないようですが、思い当たるものがそれぐらいしかないんですよね。人間関係やら将来の事やら……

また、ナルコレプシーと似たものというか、一種みたいなもので、情動脱力発作(カタプレキシー)というものもあり、実はそれにも覚えがありまして。

ナルコレプシーは、情動脱力発作(カタプレキシー)と呼ばれる筋緊張の一時的な消失を伴うことがあります。大笑い、驚き、怒りなどの強い感情を引き金として突然生じ、数秒から数分で自然に回復します。その間の意識や記憶は通常保たれます。脱力の程度は様々で、呂律が回りにくいといった体の一部に生じる脱力感から、完全に床に崩れ落ちる脱力まで、多様な形をとります。

出典:睡眠・覚醒障害研究部 中枢性過眠症

ある日突然、右腕に力が入らなくなって、肩から上に物を持ち上げることができなくなったことが一回(薄いノートパソコンですら上がらない)。
目の前が徐々に暗くなって意識を失って倒れたことが一回(20秒ぐらい目を覚まさず、足が痙攣してたらしいです)。

どちらも、強いストレスを感じていたという部分が共通してます。
なのでおそらく、ストレスが原因ではないかと。

生きてればストレスは感じるものだし、成長に繋がるストレスはむしろプラスですが、歩いてるのに寝落ちするようなストレスは嫌ですよね。どうにかしたい。でもどうすれば?


もし今、症状が出てるなら
上司に叱責されても、どんなにやる気を出そうと思っても、カフェイン取りまくっても、歩きながら寝落ちする、という状態なら、ナルコレプシーを疑ったほうがいいかもしれません。

自分を責めることないです。
だってどうしようもないから。意志の力で勝てる眠気ではないので。

当時の僕は自己否定に走ったので病院という選択肢は浮かびませんでしたが、正しい動きとしては、まずは病院に行くのがいいかと。次に、自分を取り巻く環境、ストレスの原因になってるかもしれないことを確認する時間を作って(10分でもいい)、紙に書き出してみる。そして、過度なストレスの原因となっているものが見えたら、取り除く方法を考える、という流れになるかと思います。

ストレスの原因が分かっても、どうすればいいか分からない……という方は、↓の本とかいいと思います。

自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる ――マインドフルネスと心理療法ACTで人生が変わる

ネガティブな感情を否定することなく、飲まれることもなく対処する方法が分かります。

超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド

すぐにできるものから、ちょっと時間がかかるものまで、科学的に効果が実証されているストレス解消法が盛り沢山です。


まとめ 一般的な対処では改善できない眠気がある
「なんでこの状況で?」

というタイミングで寝落ちしてしまう、あるいは寝てしまう人が近くにいたら、

「こいつやる気ないのか?」

「は? 意味わかんないし」

と思うのはある意味当然かもしれませんが、きっと本人が一番意味不明で、改善したいけどできなくて苦しんでる可能性があります。これを読んでくれてるあなた自身がそうかもしれません。

なので、責める前に、確認するっていうワンクッションを置くのがいいのではないかなぁと思います。

参考、引用
睡眠・覚醒障害研究部 中枢性過眠症
https://www.ncnp.go.jp/nimh/sleep/sleep-medicine/hypersomnia/index.html


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