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ITフリーランスになって気づいたこと

私は悪友の誘いを受けて約10年前、東日本大震災の時に開業しましたが、

この10年はあっという間だったと思います。

私は仕事に関しては亡くなった父の影響が強いと思っています。

父は臨終まで入院した時に買ったタブレットを使いまわし、

病床であっという間に使いこなしていました。

つまり、遺伝的にも新しいもの好き、ということです。

新しい技術に挑戦することが楽しい、ということです。

私はあまり気にしてないのですが、

どうやらフリーランスで長く続けられる人というのは結構希少なようです。

10年経ってもフリーランスとして食べていける人の6つの特長

上記の記事と重複するかもしれませんが今現在までこのワークスタイルを続けていて、気づいたことを整理してみました。

これからフリーランスになろうとされている方のご参考になれば幸いです。

1.退屈な仕事の中に新しい技術の勉強ができる隙が見つけられる。

 これは現場次第ではあるのですが、

 あまりにも会社員時代がハードワーク(月200時間当たり前でした)だっ

 たので、フリーランスの仕事って結構自由時間が多く感じました。

 隙間に経理だったり、他プログラミング言語だったりを勉強しました。

2.会社員では見えなかった世の中の仕組が見えるようになる。

 税金、確定申告、経理、全部自分一人でやるわけですが、

 これが意外と新しい発見があって楽しかったりするんです。

 最初のほうは税理士さんに相談しなかったので、

 税金払いすぎて生活が厳しくなったこともありました。

 節税って面白い仕組みですし、奥が深いです。

3.来月の収支が10年間気になり続けている。

 会社員の方は基本25日に給与が振り込まれますが、我々は仕事しないと

 口座にお金が入らないので、仕事が1ヶ月なかったりすると、

 極端な節約生活をしたりします。それはそれでまあまあ楽しいです。

 これが会社員の方々が一番悩まれることだと思います。

4.仕事のチャネルは常に複数持っておく。

 これも重要です。私はたぶん10数社は持っています。

 会社員から独立したときに独立元から

 仕事をもらうケースもあるかもしれませんが、

 私はあまりオススメしません。

 正直それって会社員と何が違うのかよくわからないからです。

 自分の能力を世間一般で試したい、と

 思わなければ独立するメリットはないと断言します。

 会社員時代に社内の組織に依存した仕事の仕方をしていると、世間では通 

 用しません。ITベンダーの大企業から独立する人でよくあることですが、

 大企業では仕事が細分化されていて、会社の一部分の仕事しかできませ

 ん。しかし、その人は大企業のバリューに自信を持っているので、

 実際の能力のギャップに気づいていなかったりします。

 こうゆう方々は大企業に定年までいたほうが身のためです。

5.人間性を失わない仕事の仕方をする。

 取引先とお取引するときに

 結構無理難題言われたりすることも多々あります。

 その時私は貧乏になるのを承知で仕事を断ったりします。

 これも長続きするコツです。精神衛生上の問題です。

6.ありとあらゆる契約書面をよく読むようになる。

 ITフリーランスは取引先と基本契約書を交わして、仕事を普通はします。

 基本契約書、請負契約なのか、準委任契約なのか、

 書面に事細かに書いてあります。実はよろしく無い取引先の契約書には

 シレっと怪しいことが書いてあったりします。

 実例としては、「賠償全額請求」とかです。

 これ書かれてて万が一そうなった場合、破産してしまいます。

 したがって、契約書は隅々まで読みます。

 その癖がありとあらゆる契約関係に伝染してしまって、

 若干クレーマーっぽい感じになってしまうこともあります。

 ただこれはフリーランスの自衛手段としての不文律です。

いかがだったでしょうか?

フリーランスは自由だ、ととやかく言われることも多いです。

私は自由と責任は表裏一体であると考えているので、

フリーランスは自由だ、と言われることが理解できません。

会社に縛られない分、どこでも通用する力があるのか?

1か月実入りがなくても暮らしていける生活力があるのか?

これからフリーランスをお考えの方の参考になれば幸いです。

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