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不確実性の高い時代で生きていく覚悟

私たちは覚悟しなければなりません。
不確実性の高い時代を生き抜く覚悟です。

予期せぬウイルス拡大、大規模な自然災害…
ビジネスの世界では「VUCA」なんていう言葉が頻繁に出てくるようになりました。
*VUCAとは以下の4つの言葉の頭文字を取ったものです。
 ・Volatility…変動性
 ・Uncertainty…不確実性
 ・Complexity…複雑性
 ・Ambiguity…曖昧性

このような時代を、どのように生き抜くか…
やはり、自分の頭で考え、最善と思える道を行くしかない。

「正解らしきもの」は一つではないし、「正解らしきもの」へのアプローチも複数ある。さらに、教科書、セオリーのようなものも通用しない。

そうなると、「自分で仮説を立てて試す」ということを、ひたすら繰り返すしかないのです。

今、世の中で起こっている現象を集め、帰納する。そこで見出した規則・法則に当てはめて、物事を考える、テストしてみる。このように「帰納⇄演繹」を粘り強く繰り返しながら、「正解らしきもの」を探して行くのです。

今以上に「VUCA」な状態になれば、専門家でも中々解き明かせない謎が出てくるはずです。専門家を質問攻めにしたところで、答えが簡単に見つかるとは限らない。そう思っておいた方が良い。

人間は楽をしたい生き物です。
早く答えを知って、なるべく楽に成果を出したいと考えるものです。
だから、ビジネスでは
「どんな製品・サービスを作れば、売れるでしょうか?」
「どれだけ広告を打てば、売れるでしょうか?」
といった質問が出てきやすい。

でも、こういった質問はナンセンスなのです。
専門家も全ての「正解らしきもの」を知っているわけではありません。
数多く存在する「正解らしきもの」のうち、いくつかを知っているだけです。
その人にとっての「正解らしきもの」は、自分には全く当てはまらないかもしれません。

ですから、専門家の意見だけを鵜呑みにしてはなりません。
面倒臭がらずに、自分の頭で考え尽くすことを大切にする。
これが不確実性の高い時代を生き抜く術だと考えています。

(この文章は、主に、安易な方向に走りやすい自分自身を戒めるためのものです。ただ、誰かの気付きにもなれば良いなと思って書きました。)

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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