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「 オフィスに行くこと 」 の新しい価値

出社のための機会創出

NEWPEACE(=NP)では、6月より働き方を自由化した。これまでは、事情がある場合を除き、出勤を前提としていた。偶発的なコミュニケーションにより、お互いの心身の状態を察知したり、ボンディングが可能であったり、閃きがうまれると信じており、時間と空間を共にすることが、最善の方法だと考えていたからだ。これらを、リモートワークでどのように代替していくかは今後の課題であり、仮説をnoteにしていきたい。

今のところ、出社しているメンバーの数は、全20名ほどに対し、平均3-4人、多くて7-8人、といったところだ。とはいえ、これでは全く会わなくなってしまうメンバーもいるので、月一回の全社会議(Vision Meetingと呼ばれている)は、原則出社としている。また、毎週水曜日を「MIX WEDNESDAY」と称し、自然に集まれる日として設定している。

家でも、近所のカフェでも仕事はできる。せっかくオフィスに行くなら、みんながいる時が良いだろう。前日までに、slack上で、誰が来る予定なのか、何人くらいが集まるか、を可視化し、出社した人でちょっと贅沢なランチに出かけるなど、(「美味しいご飯最強説」)「出社すればなにか良いことがある」という体験を、意図的にデザインしている。「わざわざ出社してよかった」という体験を担保するため、事前にランチに行くお店を調べたり、人数が多ければケータリングを手配する(お昼時は、大人数では入店できないことが多い。恵比寿のランチ事情はシビアだ。)などは、重要な業務だ。数少ない、メンバー間のタッチポイントを、無駄にはできない。

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公私が溶け合うランチ

その甲斐もあって、水曜日みんなとご飯行くために会社に来てくれる人が徐々に増えてきた。前日に、「雨が降ってなかったら行きますねー」とか「ご飯食べたーい」というやりとりが生まれている。

こういうことを主体者として企画していると、公私がミックスアップしたかのように感じることがある。仕事のために、会社に来て、どうせならランチをみんなと食べよう、という位置付けが、ランチをみんなと食べるために、会社に来る、という位置付けへと変化している。「MIX WEDNESDAY」は、業務時間の中にあり、相手は同僚だが、友人とご飯にいくプライベートな予定のようでもある。会社の人と会う行為の位置付けが、ON寄りから、OFF寄りになっている。会社に来ていないのがデフォルトの世界では、会社行事の一環であっても、所要時間、コスト、カジュアルさなど、OFFで「会う口実」としても機能する設定でなければならない。

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以前とは異なる出社への意識

COVID-19の影響で、顔を合わせる機会に、選択と集中が起きている。これまでは日常であったオフィスが、刺激を求めて行く場所に変わっている。
まだ、開始して2ヶ月余りであるが、「MIX WEDNESDAY」を継続し、進化させることは、僕の重要なミッションだ。

▼NEWPEACE 

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