mano. #5 「道」
いつかのタイミングで、どこかの機会で、何かしらのキッカケで...
自分の進むべき「道」について考えることってありませんか?
☆ 幼稚園や学校への進学
☆ 社会への旅立ち
☆ 人生の岐路
などなど、「すんなりと進むべき道が見える時」もあれば、「何日、何年... どれだけ考えても道が見えてこない時」もありますよね。
今回は、「すんなりと進むべき道が見える時!」 について書かせていただきたいと思います。
物語風に表現しますね(^-^)b✨
~ START~
この日、ネズミの配達屋さんは気持ちが落ち込み少し暗くなっていました。
なぜかというと、体が大きく威圧感のあるビックベアーさんの所にハチミツを配達に行く担当となっていたからです。
街の噂では、とても声が大きい、力が強い、あまり笑わない、などの声が多く聞かれ、ネズミの配達屋さんの中でも「優しい!」というイメージよりは「怖い、緊張してしまう...」という印象を持っていたからです。
そんな中、配達の準備中にはハチミツをこぼしそうになって店長に怒鳴られたり、バイクのガソリンが減っていたり、お店の前で無愛想の猫おばさんと出くわしたり...
配達前に、何かと気分の落ち込むようなことが立て続けに起きたのです(ToT)/
その落ち込んだ気分のままで配達先に向かうと、途中で渋滞に巻き込まれてしまい、せかせかハラハラしながらも、やっとの事で渋滞を抜け出せたかと思ったら、今度はモグラさんたちが一生懸命に穴掘りをしている姿が見えてきたではありませんか ???
案の定、今度は「工事中!」の看板が...
店長に教えてもらった道で向かうのは諦めて、別ルートから配達先のビッグベアーさんのお家に向かいました。
やっとのこと、ビックベアーさんのお家に到着した時には、約束の 12:00 を少し過ぎていました。
恐る恐るドアのチャイムを鳴らすと、中から「はーい!」と低い声が聞こえたと思ったら同時に大きなドアが勢いよく開きました。
あまりの大きさと力強そうな体つき、低い声。
ネズミの配達員さんの数十倍もの大きさ、そして噂通りの威圧感でした ...(>_<;;
遅れたことをお詫びしようと、掠れた声で「配達に遅れて申し訳あ..ぁ..ぁ..」緊張と恐怖のあまり声が出なくなっている所に...
「ありませんでした。」かな?
と、ビックベアーさんがさっきよりも高く、そしておっとりとした声で言ってくれました。
その声の変化につられ、ネズミの配達員さんも勢いよく言葉を発しました。
「間に合うように向かったのですが、途中の道が混んでいたり、工事をしていたりと、回り道をしていたら配達の到着に遅れてしまいました。本当に申し訳ありません...」
「 ... 。 」
少しの間、沈黙した静かな時間が過ぎた後、ビックベアーさんがゆっくりとした口調で話し始めました。
「今日はハチミツを届けてくれてありがとう。道中、大変だったろうけど無事に到着できて良かったね!」
「お礼に、一つおもしろい話を聞かせてあげよう。」
「今日、ネズミの配達屋さんの周りで起きたことは全て自分が望んだことなんだよ。」
「えっ?!」
「配達に行く相手、届けるモノ、配達先への行き方、出会う人たち、渋滞、工事.... これらの全ては『自分が学びを得るため』や『成長するため』に必要な事柄なんだ。」
「そして、これを機に自分の軸を持つことの大切さを知り、それが『道』になるということを理解する良いキッカケになるんだよ。」
「『道』になるということを理解する良いキッカケ...」
「あっ?!」
ネズミの配達員さんは、朝からの行動や気持ちの持ち方を思い返しました...。
・
・
~ End ~
『道』は、どこにでもありますが、自分で考える道、自分で切り開く道、我が道になるとついつい見失うことってありますよね。
ビックベアーさんが言っていた
『これを機に、自分の軸を持つことの大切さを知り、それが『道』になるということを理解する...』
には、なんともいえない心強さを感じます。
今回は「物語形式」で心の持ち方・捉え方についてお伝えさせていただきましたm(_ _)m
ぜひ、皆さんにとってもネズミの配達屋さんの物語を通じて、それぞれの「道」が見つかると「イイネ!」です(^o^)b🎶
長文になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回、お会いできるのを楽しみにしています♪
Gracias a dios.
HIDE Oza.🌵
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