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雑記コラム

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物理探査に関係が薄い雑多なコラムをまとめました。
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#英語

英語の方言について

ネイティブな英語を話すイギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアなどの国々では、同じようでちょっと異なる英語を話しています。場合によっては、同じものでも違う単語が使われたり、また同じ単語でも発音が違ったりします。 発音の違いで有名なのは、オーストラリア英語ではdayをデイではなくダイと発音することです。有名な話に「I came here today.」を「I came here to die.」と勘違いするという話があります。この場合、オーストラリア英語ではtodayとto

ネガティブとマイナスの違い

これは、負の値を表わす記号の”ー”の話です。ただし、英語での”ー”の話です。「そんなこと知ってるよ!」と言う人は読み飛ばしてください。 ”数学”と言っても簡単な方程式を解く英語の動画を観ていた時の事でした。その解説者が、しきりに「negative(ネガティブ)」を連呼するのでした。この動画で、面白い気付きがありました。ネガティブはご存知の通り、負の値を示すときに使います。負の記号は「minus(マイナス)」じゃないのと思った人は、ここからをよく読んで下さい。 多くの日本人

様々な国の英語

英語を母国語とする主要な国は、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアですが、それ以外の国でも広く使われています。英語は国際補助言語なので、学術の世界でも広く使われています。物理探査の国際ジャーナルは、ヨーロッパでは昔はフランス語でも書かれていましたが、現在では英語がほとんどです。 研究室には世界各地から留学生/研究生が集まってきます。これまで、中国、アメリカ、メキシコ、フィリピン、インドネシア、インド、エジプト、ルワンダ、ボツワナなどの学生を受け入れてきましたが、コミュ

はじめての”ネイティブとの”英会話

信じてもらえないかもしれませんが、恥ずかしがり屋の私は、人と話すのが苦手でした。今でいうならコミュ障の予備軍でした。日本人と話すのも苦手ですから、外国人相手ならなおさらです。 大学では、選択科目として英会話が用意されていましたが、恥ずかしがり屋の私は当然、選択しませんでした。英語の重要性はわかっていましたが、積極的に英会話を学ぶことはしませんでした。 簡単な英語なら読み書きに不自由はしませんが、会話となるとそうは行きません。水泳の本を読んだだけで泳げるようにはならないよう

博士論文の公聴会

今日、私が担当する留学生の博士論文の公聴会がありました。博士号を取るためには、博士課程に進学/入学するのが基本です。博士課程の修業年数は3年で、三年間の研究の集大成が博士号の取得になります。 博士号を取るための手続きは、長くて複雑です。準備から数えると、およそ半年間の長丁場です。博士号を3年で取ろうと思えば、2年半の間に研究成果を出して、学位論文を書き上げる準備が完了していないといけません。 学位論文の最終審査は学位論文審査会で行われますが、本人が実質的に関与する最終段階

英語の発音はこんなに違う!!

日本語になっている英単語も少なくありませんが、発音は驚くほど違います。固有名詞の場合は、日本語に訳せない場合も多いので、英語の綴りを日本語風に発音しています。この発音が、英語の発音と全く違う場合が多いのです。そのため、英語風の単語は知っていても、日本人以外には全く通じません。 例えば、ウラニウムはウランのことですが、英語の場合の発音は”ユーレィニアム”に近い発音になります。発音記号を使えば、正確な発音やアクセントの位置がわかりますが、最近の中学・高校では発音記号を教えないみ

日本語で学べる有難さ

日本では大学の授業が日本語で行われています。これは当り前のようですが、母国語で高等教育が受けられるのは当り前ではないのです。母国語で学べることは、大変有難いことなのです。”有難い”とは”有るのが難しい”という意味です。つまり、元々は滅多にないことを意味しています。 日本は本の種類が豊富で、学術書、実用書、雑誌、コミック、文庫、新書、単行本など、大型書店に行けば様々なジャンルの本を探すことができます。今なら、アマゾンでポチれば本屋に行くことさえ必要ありません。私は電子書籍はあ

「じゃらん」と「コッペパン」

 大学の授業の内容はほとんど覚えていませんが、面白かった雑談はよく覚えています。そのなかでも、私にとって特に面白かった”じゃらん”の話を書きます。『じゃらん』は、日本で刊行されている旅行専門雑誌で、リクルートライフスタイルが発行しています。じゃらんは、道を意味するインドネシア語の”jalan”から来ています。雑誌の『じゃらん』は1990年発行ですが、そのずっと以前から私は”じゃらん”の意味は知っていました。   インドネシアに海外赴任したことがある非常勤講師の先生の雑談で