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様々な国の英語

英語を母国語とする主要な国は、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアですが、それ以外の国でも広く使われています。英語は国際補助言語なので、学術の世界でも広く使われています。物理探査の国際ジャーナルは、ヨーロッパでは昔はフランス語でも書かれていましたが、現在では英語がほとんどです。

研究室には世界各地から留学生/研究生が集まってきます。これまで、中国、アメリカ、メキシコ、フィリピン、インドネシア、インド、エジプト、ルワンダ、ボツワナなどの学生を受け入れてきましたが、コミュニケーションは必然的に英語になります。

いまだに英語は得意ではありませんが、そんなことも言ってられません。しかし、一口に英語と言っても、彼らが喋る英語は同じではありません。英語は各国ごとに違いがあります。例えば、フランス人の英語はフランス語のように聞こえますし、ドイツ人の英語はドイツ語の響きがします。

インドの人が話す英語は巻き舌で、しかも早口です。これはインドで広く使われているヒンディー語の影響かもしれません。喋るスピードに慣れるまでは、聞き取ることで精いっぱいになりました。個人的な能力にもよりますが、フィリピンの人の英語は聞き取りやすい気がしました。

エジプト人の英語で気になったのは、”p”の発音です。エジプトの母国語であるアラビア語には”p”の発音が無いようなので、”b”で代用しています。例えば、power(パワー)の発音は”バワー(bower?)”に近い発音になります。これに気付くまでに少し時間がかかりました。

日本語のコミュニケーションは大変ですが、英語でのコミュニケーションはもっと大変です。でも、話が通じた時には達成感があります。自動翻訳機の普及などで、”意味”を伝えるだけならその言語を知らなくても良いようになりました。しかし、”意思”を伝えるのに、直接的なコミュニケーションに勝るものはありません。

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