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英語の発音はこんなに違う!!

日本語になっている英単語も少なくありませんが、発音は驚くほど違います。固有名詞の場合は、日本語に訳せない場合も多いので、英語の綴りを日本語風に発音しています。この発音が、英語の発音と全く違う場合が多いのです。そのため、英語風の単語は知っていても、日本人以外には全く通じません。

例えば、ウラニウムはウランのことですが、英語の場合の発音は”ユーレィニアム”に近い発音になります。発音記号を使えば、正確な発音やアクセントの位置がわかりますが、最近の中学・高校では発音記号を教えないみたいです。その他にも、動物のジャガーは”ジャギュア”ですし、コヨーテは”カィオゥティ”です。水のことをウォーターと言ったりしますが、このままの発音では通じません。ジョン万次郎の自作の辞書には、水のことは”ワラ”と書いてあったそうです。

ところで、ポタシウムという元素を知っていますか?。実はポタシウム( potassium)とは、カリウムのことです。原子番号19番のK(カリウム)は、中学や高校の化学で習う、割と一般的な元素です。しかし、カリウムはドイツ語(Kalium)であって、英語ではありません。

アルカリ塩を抽出する方法は古くからあって、木や葉を燃やした草木灰を鍋 (pot) に入れ、水を加えて加熱し、溶液を蒸発させて取り出します。この抽出されたものがpotashです。1807年にイギリスのハンフリー・デービーが電気分解によってpotashからカリウム元素を単離しました。その際に彼によって、potash に因んで potassium と命名されまし。デービーは日本ではあまり有名ではありませんが、電磁誘導で有名なファラデーを見出した立派な科学者です。

パンのことを英語でブレッド(bread)と言うように、そもそも英語だと思われていても英語でない言葉があります。外来語はカタカナで表記する場合が多いのですが、必ずしも英語とは限りません。カタカナ語には要注意です。

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