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(緊急提案)自分の将来も子どもたちの将来も守るには?


まずは率直にお聞きします。
あなたはコロナ後のキャリア指導に自信がありますか?

おそらく「あまりない」というご回答が多くなるのではないかと思います。
それもそのはず、こんなご意見をよく耳にするからです。

「自分のキャリア開発にも自信が持てるとは言えません」

キャリアとは何かを知らないままキャリア教育を展開する・・・
自己キャリア開発を知らないのにキャリア教育に従事する・・・

こうした矛盾に恐怖心を覚えたことはないでしょうか?
自信を持ちにくい理由としては、次のような事柄が背景にあると思います。

▽そもそも「キャリアとは何か」を定義したことがない
▽もし退職したら、自分でも転職・再就職できるかどうか不安
▽コロナ後の社会動向・雇用情勢がまだ読み切れない
▽子どもたちにキャリア選択の基準を説明できない
▽自分自身が深く考える機会なく教師の職に就いた

でも実は・・・
私もいろいろ頭を抱えてしまう問題を思念しているところです。
先ほど私は「コロナ後の」という条件を付記して質問しました。
コロナ前とはキャリア指導の要件が変わるだろうと予測しているのです。

◇◇◇

<第2次就職氷河期の到来>

物騒なタイトルと見えるかもしれません。
私はコロナ禍の収束と共に、新たな就職氷河期が来ると考えています。
あくまでも予測の域を出ませんが、その期間を約20年間と捉えています。

これにはいくつかの根拠があります。

まず、AIで事足りる業務については、今後は人の雇用が激減します。
次に、ジョブ型採用が雇用の主流になると予測します。
これは資本主義社会の成熟がその主な要因です。
この2件は新卒一括採用が終焉に向かって行くことを意味します。

単純に雇用のスタイルや仕組みが変わるだけだとは考えないでください。
これがもし現実化すると・・・
「解雇は難しい」という日本の常識が消滅するのです。
減少する職を巡って、中途退職者と新卒学生が争奪戦を余儀なくされます。

喧伝されてきた通り、定年制永年雇用が終息することも意味します。
しかもジョブ型となれば、雇用情勢は実力重視へと変わっていきます。
年功序列も廃されていくということです。
「雇用が安定しない」という側面が生み出されていくということです。

子どもたちに対して、どのような将来計画を求めますか?
私たちはどのような支援をすべきでしょうか。
あなたならどのような指導計画を立てますか?
この心配は、もしかしたら3年を待たずに現実化するかもしれないのです。

◇◇◇

<起業家並みの売り込み力が必要>

もし前述の私の心配が的中するとしたら・・・
企業への売り込みをどう指導しましょう?
成り行きや幻想が許された従来の指導。
それではもちろん、何一つ対処できなくなります。

「将来の夢の実現には○○と○○が必要だよ」

あなたならこの文中の空欄にどのような言葉を入れたいですか?
私なら・・・いや、これは別の機会に譲りましょう。

この指導には避けがたい条件が表出するはずです。
自分自身が企業に売り込めるだけのキャリア開発力を持つことです。
セルフマーケティング能力がなかったとしたら?
キャリア指導も空転する恐れがあるのです。

仮に何らかの事情で教職を去るとしたら・・・
希望通りの転職を実現できるでしょうか。
私のこれまでの転職支援の経験と社会情勢への予測から申し上げれば・・・
起業家並みのセルフマーケティング能力が求められる時代となるはずです。

コロナ後のキャリア指導。
そこでは、これまでの知見と手法は力を失うでしょう。
ジョブ型採用への対処を実現しなければ、指導そのものが空転するのです。

◇◇◇

<教師自身にとっても危機>

これらは、実は教師自身にとっても極めて危機的な状況を生み出します。
定年退職後のセカンドライフにおいて職が得られない事態となるためです。

「再任用で何とか・・・」
と考えても、その猶予はせいぜい5年間が関の山。
少子化による統廃合が進めば、そのチャンスも減少していくわけです。

人生100年時代。
望む生き方を実現するにはどんな準備が必要なのでしょうか。
子どもたちには何を、どのように、どの段階で伝えればよいのでしょうか。
企業体験や経営者の講演会で指導を完結できると信じる教師はいません。

自らのキャリア開発ができなければ・・・
キャリア指導どころか自分自身の将来も心配です。
あなたは将来に向けてどんなプランを考えていますか?
どのような実践を進めているでしょうか?
それともまだ、「何も手を付けていない」状態に近いでしょうか。

ビジネスとは、世の中の困りごとをなくしていく取り組みです。
人々の悩みの解決、欲求の解消。
この二つ以外には、ビジネスが成立することはありません。
自分自身や子どもたちの将来のため、すぐできる取り組みを考えましょう。

◇◇◇

<自分を救うことが子どもたちを救うことになる>

自己キャリア開発能力を高めることが、子どもたちの将来を救います。
自身を売り込む仕組みやツール、教員研修で採り上げられましたか?
キャリア転換研修やライフプランニング研修を受けたことがありますか?

何のサポートも得られないとしたら、自己防衛を考えなくてはなりません。
必ずしも定年まで勤めあげることができるとは限らないのですから。

介護、看護、疾患、受傷障害、転居、パワハラ、職員室いじめ・・・
私学なら倒産の危機も。
中途退職する可能性は誰にでもあるのです。
何の対処もしないのは、洋上を手漕ぎボートで旅するほど危険なことです。

ご自身へのサポートがない学校ならば、子どもたちへの支援も同様では?

お勤め先の進路指導部は、ジョブ型採用への対策を立てているでしょうか。
着実に雇用されていく手法を子どもたちに提供できているでしょうか。
従来の指導法が通用しなくなったら、どんな対策を立てる計画でしょうか。

もしまだだとしたら・・・
手遅れにならないよう準備を進めてほしいと思います。

「いったん就職してしまえば、生涯、安泰に暮らせるだろう」
そんな時代はまもなく終わりを告げようとしています。

私の知る限り、こうした対策をしっかり用意している学校は皆無です。
でも、ご安心ください。

先生方の自己キャリア開発力を強化し、キャリア指導力を高める・・・
この趣旨を基に「キャリア教育『指導力』養成講座」を開発しました。

自分の将来も子どもたちの将来も守っていける一石二鳥の講座です。
おそらくあなたは日本中の学校から移籍を求められる存在となるでしょう。
詳細はこちらのページでシラバスをご確認ください。
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