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NLP心理学でまなべること③ 生きていく上で全てに通じる8つの大切なこと

こんばんは。

NLP心理学でまなべることシリーズ、第三回は「生きていく上で全てに通じる8つの大切なこと」です。
これはSRCFと並んでNLPの前提として重要なことであり、何をするにおいても役立つので、ぜひおさえておきましょう!

〈前回までの内容は下記をクリック〉
第一回「僕のきっかけと変化」
第二回「コミュニケーションをとる上で大切なこと(SRCF)

①「現実の体験の内容そのものを変える」ことより、「現実を体験するプロセスを変化させる能力」の方が価値があることが多い。

いくら自分が望んでいないことであっても、起きてしまったこと自体は変えられません。ただ、プロセスを変化=自分に望ましいように捉える、ということであれば自分でコントロールができます。あらゆる出来事に良いも悪いもないんですが、自分が意味づけをしているから認識がうまれます。だったら、認識そのものを変えちゃいましょうということです。
代表的な方法としては、リフレーミングがあげられます。
例えば、
「意志が弱い」をリフレーミングすると、
柔軟、まわりがよく見える、寛容、固執しない、潮流に乗りやすい
などなど良い認識に変えることができます。
リフレーミングについては具体的な説明と練習が必要なので、またnoteで特集予定です。

②コミュニケーションの意味は、自分が受け取る相手の反応にある。

例えば、自分ならこれ言われたら喜ぶから相手に言ってあげよう、と思って発言したけれど相手は逆に怒ってしまった、みたいなことがあったとします。
結果的に相手が怒ったのならコミュニケーションの意味は「怒った」という事実にしかないということです。
これは言い換えれば、「自分が何を伝えるか」は重要ではなく、「相手にどう思ってもらいたいか→じゃあそのために何が必要か」を考えて、逆算して伝えないといけないということです。また、相手の反応もよくみないとわかりません。
だからこそ相手をよく観察すること(Calibration)は大事です。

③私達の行動や周囲の環境という人間が識別することの全ては、五感を通して有効に表現することができる。

「青い空、白い雲、波の音、かもめの鳴き声、じんわり汗をかく暑さ」と言われたらいつの季節のどこを想像しますか?
多くの方が「夏の海」もしくは「夏の砂浜」を想像したのではないでしょうか。
このように、五感をうまくつかいながら表現することで、有効に表現することができます。
NLPでは「なりたい未来」を叶えることができるワークもあるんですが、そのときに特に五感を使いながらイメージすることを大切にしています。
五感を使うことで、様々な未来や世界にアクセスできるのが楽しいです☺️

④人が変化を起こすために必要なリソースは、既にその人の中にある。

悩んでる。どうにかしたい。
こんな人になりたい。
⇒こう思っている時点で、悩みを解消したり、理想的な人になれる要素はたっぷりあるということです。
解決したいことや目指したい未来に向けて、自分がそこに向かうために役立つリソース(要素)はよくよく考えてみたらもういくつも持っているので、あとはそれを有効に使いながら取り組められれば、変化は必ず起こせます。

⑤地図は領土ではない。

例えばこんなワークをやってみましょう。
「幼稚園」といわれて10個思い浮かぶものを書いてください。
自分で書いた後、この下にかいてある僕が思い浮かべたものと照らし合わせて、何個共通したものがあるか数えてください。

・お遊戯
・ブランコ
・シーソー
・すべり台
・先生
・友達
・遠足
・帽子
・教室
・なわとび

さて、いくつ共通したものがありましたか?
全て一致した人はおろか、半分以上一致する人も少ないと思います。
このように、言葉という「地図」で同じものを指していたとしても、人それぞれで認識するイメージ=「領土」は違うということです。
地図では一様に同じサイズ感で描かれますが、実際の領土の広さの感覚は表現によって違うということです。これを意識しておかないと、コミュニケーションのエラーが起きやすいから注意です。

⑥個人の肯定的価値は一定不変に保たれるが、一方、内部と(もしくは)外部の行動の価値と適切さが問われる。

何か不適切な行動をした人がいたからといって、「クズや」「アカンやつや」とはならないということです。あくまで、不適切だった行動そのものに批評したり改善するべきであって、自分であろうが他者であろうが人格否定はできないということを表しています。
失敗しても、その人自身が価値を失うということはありません。

⑦全ての行動を動機付ける肯定的意図がある。そして全ての行動には価値を持つ状況がある。

例えば、タバコを吸っている未成年がいたとします。勿論未成年がタバコを吸うという行為だけを見れば法律違反で不適切な行動だ、ということになりますが、その未成年がタバコを吸う(あるいは吸わざるをえない)理由があるはずです。
ストレスから解放されるため、友達付き合いのため、など本人にとって肯定的な意図があるのです。例え無意識であっても。
だから、その意図にアクセスしないと、「アカンことやからやめや」という表面的なことだけを言っても解決しないので、注意です。

⑧フィードバック(結果) 対 失敗

与えられた仕事や状況に対して、それが望んだ結末であろうとなかろうと、全ての結果と行動は達成である。

全ての結果と行動に失敗はありません。例え望まない結末だったとしても、「Aという行動はBという結末になった」という一例ができただけなので意味づけする必要はなく、一喜一憂する必要はないということです。

ということで、今日はNLPの前提となる8つのポイントをまとめました。
次回からはいよいよ具体的なワーク内容に入り、これをやればこう変わることができる!という、理論に基づいたアプローチ方法をお伝えします!

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