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NLP心理学でまなべること② コミュニケーションをとる上で大切なこと(SRCF)

こんばんは。

NLP心理学でまなべることシリーズ、第二回は「コミュニケーションをとる上で大切なこと(SRCF)」です。

※第一回「僕のきっかけと変化」はこちらをクリック

NLPというのはそもそも人との関わり、自分との関わりだけでなく、状況や環境・物質や物事などをみて判断することなども含めて、実践的なコミュニケーションと捉えています。

そんな実践的なコミュニケーションにおいて重要な要素をNLPの第一人者の1人、グリンダー博士がSRCFという概念で定義付けをしました。

SRCFとは一体何なのか?

これが本日のテーマであり、行き詰まった時に自己チェックすべき「立ち返るポイント」でもあります!

State management(自分の状態のコントロール)

まず一つ目は、State management。
これは自分の状態をコントロールすることです。

例えば、自分自身はめちゃめちゃハッピーなことがあって、とてもご機嫌だったとする。そんな時に大切な友人から電話がかかってきて、出てみるととても沈んだ声をしている。
さぁ、どうするか?

State managementがうまくできていれば、一旦ハッピーな気持ちや考えは頭の端へ置いておき、落ち着いて対応できます。これがうまくできていないと、「どんまい!」「まぁ元気だせって!」という自分の状態に引っぱられた言葉しかかけられなくなります。(それが必ずしも悪い対応になるとは限りませんが)

State managementがうまくできれば、逆に言えば好きなときに好きな状態にもなれるということなので、結構便利です。疲れた時は、癒された状態を引っ張ってきたらいいし、ムカつく時はおだやかな状態を引っ張ってきたらいい。そのmanagementができるようになるためのワークや手法も沢山学んだので、また後日それもご紹介します。

Rapport(信頼関係を築く)

二つ目は、Rapport。
「ラポールがないと正確な調査にならない」というのは大学時代社会学を学んでいたときによく聞いていたことなので知ってはいたのですが、NLPでもやっぱりそうなんや、とびっくりしました。

信頼関係がなければ、本当に自分が望んでいることや相手が望んでいることが表出されないので、コミュニケーションエラーが起きます。

この人の言ってることは間違ってないんやけど、なんか言われる通りにやりたくないよな。って思ったことありませんか?おそらく、Rapportがうまく築けていない状態です。
逆に、この人にやったら自分のペースで話せるなとか、この人といたら話さなくても安心感あるなって思ったとしたら、おそらくRapportが築けている状態です。

これは決して意識的なものだけでなく無意識的に感じていることも多いものです。
「いやいや、無意識に感じてるんやったらどうにかできるもんじゃないんちゃうん?」と思われるかもしれませんが、NLPでは『ミラーリング』『ペーシング』『リーディング』など様々な手法で「無意識」の領域にアプローチしてRapportを築く方法があります。その方法を実践して、少しずつ、かつ自然に積み重ねるうちにRapportが築けるなぁと感じています。

Calibration(観察)

三つ目は、Calibrationです。
相手の表情、身振り手振りなどの動作、呼吸のリズム、話し方など、相手の言語/非言語についての情報を観察し、相手の状態を素早く理解するスキルです。

必ずしも相手が言葉で発していることが本当にその人が言いたいことや感情を表しているかというとそうではないことも多々あります。
ただ、だからといって「あいつは楽しいって言ってるけど、真顔やから全然楽しんでいないんだ!」と決めつけてはいけない。

あくまで観察者は、「人の変化や状態に気づく」ことが重要なのであって、勝手に意味付けをしてしまわないように注意が必要です。勝手に意味付けをしてしまうと、自分本位の状態にもっていく(つまりState managementができていない)ことになってしまうので。

Flexibility(柔軟性)

四つ目は、Flexibilityです。
人生は選択の連続で悩むことも多いですが、選択肢は自分で選びとることができます。

だからこそ、思考や行動は常に柔軟でいたほうが良い、Flexibilityを大事にしようということです。
めちゃめちゃ準備して何かに取り掛かったけど、うまくいかなくなった。だったら、準備してきたことに執着せず、別の方法を選択しようということです。シンプルやけど意外とこれができてないことは多いかもしれません。

そのためには、選択肢をどんどん広げていこう、という意味合いでのFlexibilityも重要です。世の中、選択肢を増やす手立ても学べることも山ほど転がっています。

自分はこういうやり方だからそれはしない
自分が好きじゃないことには関わらない

それも時には大事ですが、もしかしたら選択肢を狭めてしまっている可能性もあるということに気付いてもらえれば、と思います。

と、いうことで今回はSRCFのご紹介でした!
書きながら、
自己チェックの意味合いでも、常にこの四つのポイントに沿ってフィードフォワード/フィードバックをしないといけないな、と自分自身の気付きにもなりました。

では、また!

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