MEOは信じるな。

弊社は、グーグルマイビジネスの運用サポートを行っています。しかし、それでもあえて言いたい「MEOは信じるな」と。

まずこの事を説明するにあたり、グーグルマイビジネとMEOが何なのかを説明する必要があるのですが、ここではまずMEOについてだけ書かせて頂きます。

MEOとはマップエンジン最適化の略語で、SEOから派生した造語です。

グーグル系のサービス（主に検索アプリと地図アプリ）でキーワード検索を行った際、ローカルパックという店舗情報を表示する枠が上部に表示されるのですが、その枠に店舗情報を表示させる為の対策がMEOと言われています。

ではなぜ、そのローカルパックに店舗情報を表示させる事に価値があるのか？ですが、ローカルパックが最も目立つ場所に配置されているからで、他のメディアよりも圧倒的な確率で、消費者に店舗情報を見て頂けるからです。

しかしこのローカルパック、検索結果を表示した段階では３店舗分の枠しか用意されていません。その為、その３店舗に入らなければ消費者に見て頂ける可能性は著しく低下します。

実際には、下にスクロールする事で他の店舗情報も見る事が出来るのですが、３店舗に入る事が出来れば必ず店舗名が表示される為、そこに価値があるのです。

その為、多くのMEO業者は上位表示（３店舗以内に入る事）出来た日だけ料金が発生する、成果報酬型のプランを提供しており、パッと見は凄くお得そうな感じでプロモーションをかけて来ます。

コレだけ見たら、MEOはやるべきだと思う方も多いと思います。しかし、まずそのMEOという言葉やその内容を、グーグルが認めていないという現実を知っておく必要があります。

グーグルは、ローカルパックに店舗情報が掲載されやすくする為の対策を「ローカルSEO」と名付けています。

ローカルな、SEOです。

ではなぜ、MEOという言葉の方が先行してしまっているのかですが、それは単に「見た目や響きがいい」という理由で、多くの詐欺まがいなサービスを提供する企業が、広告をどんどん出稿してきたからに他なりません。

今でこそ、その詐欺まがいなサービスは減っているようですが、それでもMEOという言葉だけは残り続けているという事です。

詐欺まがいなサービスが減っているならいいのではないか？と思う方もいるかもしれませんが、詐欺ではないというだけで、結果としてどうなのか？は別物です。

まず大前提として、検索順位は操作出来ません。消費者の特製や検索場所、検索時間など様々な要因を元にグーグルが表示する店舗を決めているので、コレをやれば上位表示出来るという答えはないと言う事です。

それでも、成果報酬型なら無駄な費用を払う事がないからいいのではないか？と思われるかもしれません。

しかし相手もビジネスです。ほぼ確実に上位表示させる裏技を使ってくるので、ほぼ毎日課金されると思っておいて間違いありません。

この裏技、検索すれば沢山情報が出てくるので知っている方も多いと思いますが、この裏技が詐欺行為なのです。

グーグルが定める規約に違反しているにも関わらず、その事を隠して店舗へ売り込んで来ます。そして、店舗は規約違反である事を知らずにMEOに手を出し、高額な成果報酬を支払うのです。

もし今、MEOを掲げている企業との取引を検討している店舗があるなら、まずその辺を頭の中に入れた状態で、改めて検討して下さい。

少し長くなったので、その裏技の説明と料金の相場については次回のnoteで書いていこうと思います。

でわまた。