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逃避の散歩 127.武蔵村山市を通過する(立川バス:立12-1路線)

これまでに都内で鉄道駅がある自治体を歩いた。当然だが、それは鉄道駅がない自治体はまだ歩いたことがないことでもある。島部は単純に経済的な問題で無理なため除外すると、歩いたことがない自治体は武蔵村山市、日の出町、桧原村の3市町村だ。

ということで、今回選んだ最初の自治体は武蔵村山市。どう歩くかを考え、まずは以下の条件でルートを検討してみた。

・通過する自治体の隣にある市町村から入る。
・目的の自治体の役所の前を通過する。
・なるべく簡単な道のりにする。

その結果、立川バスの立12-1路線を歩くことが最適だとわかった。そういうわけで始点の最寄り鉄道駅にやってきた。

JR箱根ヶ崎駅東口のロータリー。ここに来たのは、JR東福生駅を起点に経由地として通過したとき以来(86回)、そして電車に乗ってこの駅で下車したのは初めてだ。

ロータリー前を通る都道166号・瑞穂あきる野八王子線に近いバス停留所が起点となる箱根ヶ崎駅東口停留所1番乗り場だ。立12-1路線は武蔵村山市役所を経由してJR立川駅北口が終着となっている。

立12-1線の停留所数はここを含めて32。グーグルマップによると今回の移動距離は12.2キロ予想所要時間は2時間48分だが、おそらくそこまでかからないと思う。なお、今回はやむなきな場合を除き、バスと同じ左側通行を維持して歩く。

都道166号に出たら左折して北へ。箱根ヶ崎交差点を右折し、都道5号・青梅街道へ入る。スタートから5分経過、最初の停留場である箱根ヶ崎停留場を通過。旧日光街道交差点、瑞穂町役場前交差点を過ぎて9分経過したところで瑞穂町役場入口停留所を通過。

それから信号を2つ越えたところで12分経過、残堀川に架かる地蔵橋の上にある瑞穂第一小学校停留所を通過し、続けて16分に石畑駐在所停留所、19分に殿ヶ谷停留所を通過する。

そして天神社前交差点を過ぎて22分経過、武蔵村山市に入る。

その1分後に里山民家入口交差点に差しかかる前で岸停留所を通過。同交差点と岸交差点を過ぎて27分に新道停留所宿しゅく交差点を過ぎて31分に薬師前停留所、34分に三ツ木停留所、都道162号・三ツ木八王子線が合流する峰交差点を過ぎた36分に峰停留所、40分に長円寺停留所を通過。

43分経過、押ボタン式の横断歩道がある信号で気になる緑道が南北に延びている。寄り道するつもりはないが、立ち止まってグーグルマップで確認してみると、野山北公園自転車道というらしい。今回の目的が達成した後で検索してみよう。

45分経過、かたくりの湯入口交差点の手前にある横田停留所を通過。同停留所の手前にあった案内標識によると、同交差点の左側が都道55号・所沢武蔵村山立川線で、右が都道59号・多摩大橋通りとなっている。

都道55号はここから青梅街道と合流する。そういえば都道59号は、八王子市の一部区間を歩いたとき(124回)に通った道だ。

49分経過、14番目の武蔵村山市役所前停留所を過ぎると同時に武蔵村山市役所北側前(トップ画像参照)を通過。先の市立第一小学校前にある次の市役所東交差点を左折して青梅街道とお別れ。同街道と重複していた所沢武蔵村山立川線がこの道になる。

ただ、山市立第一小学校前の左側は路肩が無いため、やむなく次の武蔵村山市民会館入口交差点まで右側の歩道を進む。

56分に都道5号・新青梅街道と交わる三本榎交差点を過ぎ、57分経過したところで三本榎停留場、1時間2分に村山医療センター入口停留所、1時間6分に半分となる17番目の新海道停留所を通過。

1時間8分経過、榎南交差点の右側に緑地が見える。日産自動車村山工場の跡地だ。歩く前にルート確認をしているときに気になって検索してみたら、ここから右側に行ったところにある商業施設など一部を除き、宗教団体が所有しているそうだ。

かつての正門跡と思われる交差点を越え、1時間11分に大南一丁目停留所、1時間15分に大南停留所を通過する。

1時間16分経過、日産村山工場跡地前を完全に抜け切る手前で水道工事の歩行者用歩道を通り立川市に入る。1時間18分に砂川町八丁目停留所を過ぎ、その3分後に鉄道の踏切に差しかかる。西武拝島線のものだ。

この線路に来たのは、同線の東大和駅から西武立川駅まで線路沿いに歩いたとき(78回)以来だ。玉川上水駅から武蔵砂川駅間の間、玉川上水駅から西約1.7キロ、武蔵砂川駅から東約650メートルのところにある。『ドラえもん』のラッピング車両が通過している間に検索した。ドアがちょっと怖い。

信号が変わり、遮断機も上がった。1時間23分に金比羅橋停留所を過ぎ、続けて玉川上水に架かる金比羅橋を渡る。玉川上水も先の西武拝島線沿線や三鷹市(77回)、小平市(95回)など、事あるごとにお世話になっている。

1時間27分経過、都道55号の終点と都道7号・五日市街道が合流する砂川三番交差点を左折し、その1分後に砂川三番停留所を通過する。

砂川四番交番前交差点を越えて1時間32分に砂川四番停留所を通過すると、立川駅北口と昭和記念公園への案内標識を確認。都道153号・立川昭島線と交わる中央南北道路北詰交差点を右折したところで1時間36分、中央南北道北停留所を通過。ここからしばらくは長い直線となる。

砂川五差路交差点から右側は陸上自衛隊立川駐屯地が続くようになる。同交差点の横断歩道を渡り、1時間39分に泉町停留所を過ぎると左へ大きなS字カーブを抜けて次の名称がない交差点で左右に大きな建築物が見えてくる。

横断歩道を渡り1時間45分経過、立川消防署停留所を通過する。だが、この停留所がある背後にあるのは立川留置所だ。向かい側の並びに立川消防署ならび東京消防庁の関連施設がある。

1時間47分に立川市役所停留所を通過して立川市役所交差点を過ぎる。ちなみに、この先に国の研究施設の業務車両出入口があり、その横にある歩道を通ると国立極地研究所の南極・北極科学館がある。南極基地の内部再現や雪上車などの展示があり、映画をハシゴするときの時間調整に重宝している。

そして自治大学の西側を通り、また交差点を1つ過ぎて1時間54分経過、緑町西停留場を通過する。次の日赤血液センター前交差点に向かうあたりから、向かい側の並びに航空隊や第四機動隊など警視庁の施設が見える。

立川警察署の前を過ぎ、続けて立川駐屯地の門がある立川警察署前交差点を左折。ここから立川駐屯地の西側から南側にかけてL字状の広大な敷地を有する国立昭和記念公園が見えてくる。1時間58分に立川警察署停留場を通過。続けて2時間1分経過したところで災害医療センター停留場を通過。

同公園の高松口が見える災害医療センター交差点を右折し、商業施設と昭和記念公園の間を通る西大通りを南下。昭和記念公園あけぼの口交差点前を過ぎるとこの辺りから本格的に人混みが多くなり、2時間5分に曙町停留所を通過すると、立川駅のペデストリアンデッキが見えてくる。

長い信号待ちを経て立川北交差点の横断歩道を渡り、デッキの下へ。映画を観に立川へはよく来るが、普段はデッキを利用するのでこの辺りはまず通らない。ちなみに、ちょうどこの真上に多摩モノレール(74回)の立川北駅がある。

次の横断歩道のあたりでバスターミナルが見える。だが、そのまま目的の乗り場まで歩いて行けないので、横断歩道を渡って回り込むようにルミネ立川の手前にある階段を上ってデッキに出る。そしてJR立川駅に向かう屋根の付いた歩道の途中にあるバス乗り口への下り階段の中からN15階段を下る。

地上に下りて島の奥まで進み2時間10分立川駅北口停留所1番乗り場に到着。予想通り、グーグルマップの予想時間よりも早い。この乗り場が終点にして、箱根ヶ崎駅方面への始点になる。

今回やってみて思ったが、バスの運行路線を歩いて辿るのも、たまにやるには楽しいかもしれないと思った。鉄道駅よりも数が莫大なので、さすがに都内にある全ての路線をやるつもりはないが。

残り2町村、どう行こうか。