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逃避の散歩 74.多摩モノレール(その2:柴崎体育館駅~上北台駅)

(その1:多摩センター駅~甲州街道駅)より続く。

立日橋を渡り終えると立川市内に入る。新奥多摩街道と合流する立日橋北交差点を通過し、柴崎橋を越えた次の信号から上り坂になり、橋の途中から見えていた次の駅の姿がはっきりと現す。

1時間40分経過、柴崎体育館駅前を通過。これで全19駅の半分を越え、残り9駅となった。

坂道は奥多摩街道と合流する立川柴崎町四丁目交差点の手前で終わり、道は平坦になってただ直線を進む。雲がまた少しずつ晴れてきてところどころで青い空がのぞいている。

交差点を二つ越えたところで次の駅舎が見えてきた。その駅舎の前にはペデストリアンデッキがある。

1時間47分経過、立川南駅手前の柴崎町三丁目交差点。少しだけ信号待ちをするが、この左手前にある建物の連絡階段からペデストリアンデッキに上れることを思い出し、その階段を利用して1時間48分に立川南駅前を通過。

次の駅へはこのままデッキの自由通路を通り抜けるだけだ。しかし、ここからしばらくは人通りの多い地帯を抜けていくことになる。

1時間49分経過。立川南駅の北側を抜けてすぐ右側にはJR立川駅の南口が見える。いまいる位置から見えるロータリーは3市横断鉄道駅ラリーの延長戦(72回)で通り抜け、右側のバス停のあたりから通過証明の撮影をした。

南口の左横にあるエキュート立川のさらに左横にある自由通路を抜け、JR立川駅の北改札前を通過してルミネ前の広場に出る。ちなみに自分は普段から北改札を利用するようにしている。南口と北口の自由通路に比べれば人通りも少なく、入りやすいからだ。

今日は平日なので人通りは少なめの広場からほぼ正面に見える伊勢丹の左側に次の駅舎が見えている。

1時間51分経過、立川北駅前を通過。

この駅の下を通り抜けて北口側へ出て、デッキの出口となる下り階段まで進む。この道を進む途中で左奥に昭和記念公園が見えてくる。

1時間53分経過、通路を抜けると出口となる階段に着く。その階段を下りるとサンサンロードと呼ばれる遊歩道に出る。この通り沿いにある映画館のシネマシティはよく利用している。特に音響設備がしっかりしているので、音が重要な要素になっている作品観る時に選ぶ映画館の1つだ。

ちなみに、階段を下りてすぐのところに案内板があり、ここを始点とした散歩コースを7つ紹介している。自分はシネマシティで映画を何本か観る時の空いた時間潰しにそのコースを組み合わせて歩いている。

奥には2020年4月に開業したGREEN SPRINGSがある。立川飛行場跡地の一部を再開発したもので、開発直前は草地になっていてヒツジが飼われていたこともあった。これによって土日祝日はこの辺りは同施設の手前を左折すると昭和記念公園の入り口があることもあって人通りが非常に多くなる。

サンサンロードの北側、たちかわ中央公園交差点の横断歩道を渡り、左斜め前に進んでイケアの横を北上する。この辺りから都道43号・立川東大和線に合流し、人通りは一気におさまり静かになる。次の高松駅南交差点で道は右に曲がり、次の駅舎が見えてくる。

ちなみに、たちかわ中央公園交差点の前の道を左へ真っ直ぐ進むと立川警察署や陸上自衛隊立川駐屯地がある。実は『シン・ゴジラ』を最初に観た映画館がシネマシティで、劇中でこの駐屯地とこの先にあるモノレール基地が出てきて「近所じゃねぇか!」と心の中で突っ込んでしまった。

それがきっかけで、同作の劇中で登場した都内の場所から半径1キロ以内にある映画館でリピート観賞するという、非常に頭の悪いことを初公開当時の2015年夏にやってしまった。

2時間9分経過、高松駅前を通過。

この駅の北側にある高松駅北交差点には左側に延びている軌道があり、それは先に述べた多摩モノレールの車両基地へつながっている。いつもこの辺りを歩いていると、かつて軍事施設だったことの名残が感じられる。

少し進むと、右側にTOHOシネマズ立川立飛の建物が見えてくる。ということは、ららぽーと立川立飛と次の駅に近づいている。

2時間15分経過、信号待ちから立飛駅南交差点を渡り立飛駅前を通過。

バスケットやフットサルなどの試合会場になっている、アリーナ立川立飛およびドーム立川立飛の前を過ぎつつ、立飛駅北交差点を越える。ただ広い空き地と駐車場の横を抜けて泉町庭球場が見えてきたところで道は左に曲がり、市民体育館交差点で次の駅が見えてくる。

2時間10分経過、泉体育館駅前を通過。

ここからは住宅が密集する地域に入る。駅から2つ目のすずかけ通りと合流する幸町一丁目交差点で少しだけ右に曲がりぬけたところで、次の駅舎が見えてくる。

2時間17分経過、五日市街道と合流する砂川七番交差点の横断歩道を渡り、砂川七番駅前を通過。

柏町団地東交差点を越え、次の信号の手前で次の駅の案内標識が見えてきた。現在通っている道から分岐している。それに従ってさらに進むと理由はわかる。

高幡不動駅と同じく駅の手前で立体交差になっている。

ただ、街灯で絶妙に遮られてうまく駅舎を撮れないため、「玉川上水立体」という名称板のある立体交差入口と地下歩道入口の横を抜けて出入口前の広場まで進む。

2時間27分、西武拝島線と交差している玉川上水駅前で一枚。ここまで近づいても木々で遮られてきれいに撮れない。この広場の下は玉川上水が通っている。

少し戻って地下歩道を通過する。案内の看板によると、入り口側からみて手前の通路が自転車用、奥の通路が歩行者用となる。2時間31分経過したところで駅の北側に出る。ここから東大和市となり、残り2駅。

最初の交差点で車道を変更。そこから二つ目の信号に差しかかると次の駅が見えてくる。

2時間38分経過、桜街道駅前を通過。ちなみに、駅手前の交差点の名称および交差している通りが桜街道だ。これで残るはあと1駅。

グーグルマップによると、今回のルートは全長16.8キロメートル。だいたい3時間くらいで歩ければいいかと思っていたが、その予想より早く終点まで着くのは確定した。次の終着駅までおよそ0.8キロメートル。信号待ちをしても10分はかからない。

3つ目の交差点を越えて2時間47分、上北台駅に到着。

終端部側へ移動しつつ、小休止を兼ねて水分補給。いつものようにほぼ休みなしで歩いてきたが、まだ体力の余裕はありそうだ。そんなことがあろうと、延長のルートを考えていた。

この東大和市は、あと1駅踏破すれば市内すべての駅を歩いたことになる。その駅は西武拝島線の東大和市駅。そのまんまの名称だ。距離はここからおよそ3キロメートルなので歩けない距離ではない。

実のところ、体力はあっても頭は疲れている。それも考慮して迷子にならず歩ける単純なルートをあらかじめ調べておいた。土地勘のない所では、少し遠回りでもいいのでなるべくわかりやすい道がいいので。

ということで、軌道の終端から先に目を向ければ、新青梅街道と合流する上立野東交差点がある。小休止を済ませて2時間49分、ここからスタートしてその交差点を右折。ひたすら東へ進む。

3時間1分経過、青梅街道と合流する奈良橋庚申塚交差点を右折。この交差点は手前で大きな案内表示があるので、それが目印となる。そしてここからは青梅街道をひたすら南下する。

3時間17分経過、東大和市駅前交差点で信号待ちに。この交差点で桜街道駅の前を通る桜街道と合流する。右前方を見ると、ボウリング場とアイススケート場があるロータリーが見え、右奥に目的の駅が見える。

横断歩道を渡り、ロータリーをぐるりと回って3時間20分、西武拝島線東大和市駅前に到着。同時に東大和市内の鉄道駅を踏破。

久々に3時間超えで歩いたので、やっと体に疲労感がきた。小腹も空いているのでまずは通行の邪魔にならない所に移動し、用意していた一口羊羹を食べたら帰ろう。