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逃避の散歩 72.小金井・国分寺・国立、3市横断鉄道駅ラリー(その2:国立市編?)

(その1:小金井市と国分寺市編)より続く。

JR国立駅南口に出ると、環状交差点が特徴的な広いロータリーの先に大学通りが延びている。その名の通り一橋大学がある道だ。幼いころに一度だけ、理由は忘れたが親に連れてこられて歩いた記憶がある。

環状交差点を見てイエスの『Roundabout』を脳内再生しつつ、先を進む。ざっと見通した感じ、かなり長い桜並木の緑道が続いている。さすがに目抜き通りなだけに人通りが多い。なんか落ち着かない雰囲気だ。

1時間47分経過、一橋大学東門前を通過。この対向には当然ながら西門がある。同大学を過ぎると人通りは次第に減り、だいぶ歩きやすくなってきた。それにしてもこの並木は長い。

学園通りと交差する桐朋学園東交差点を越え、歩道橋を渡って対向の歩道へ移動をする。途中で歩道橋の上から見下ろすと緑道の出口が見えてきた。

大学通りの緑道の終端である江戸街道との交差点を過ぎ、さくら通りと交差し左前に国立富士見台団地がある福祉センター前交差点を越えたところで時計を確認すると『Roundabout』2回分の時間が過ぎている。そして飾り気のない商店街に入って気持ちが落ち着いている。

先の交差点から2つ目の富士見台第一団地交差点を越えたところで次の駅に近づいていることを知らせる案内標識が目に入る。国立駅からただ直線を歩てきただけなのにここまで1時間近く歩いたような感覚がある。

2時間4分経過、JR谷保駅北口前を通過。このまま右折をしてJR南武線の線路沿いに進む。本当に人通りがないに等しく、歩いていて心地いい。

JR南武線は意外と利用する。主に終着のJR川崎駅へ行くためだが、たまに立川から川崎(または逆)に映画館をハシゴするときにも使う。だが、この路線も事故で止まることが多いのでそういう時に困る。

2時間9分経過、国立市役所前を通過。

市役所近くの踏切を越え、そこから最初の踏切に差しかかったあたりから下り坂になり、そして横断歩道が見える2つ目の踏切のあたりで谷になってそこから上り坂となり、3つ目の踏切で平坦な道になる。4つ目の踏切の手前で次の駅の駅舎が見えてくる。

もうじき国立市内最後の駅へ到着する。

2時間29分経過、JR矢川駅北口前に到着。

嫌な予感が的中する。本当はここから電車に乗ってJR立川駅へ行く予定だったが、時計を見ると上映開始の時間までかなり時間がある。出る時間を読み違えて早く出てしまった。

やっぱり、もう少し歩いて時間を潰すしかないか。急きょ延長戦決定。あと1時間くらい時間を潰そう。まずは隣の立川市にあるJR西国立駅まで行ければ、そこからはある程度道を覚えているのでそこから時間調整はしやすい。

たぶんJR西国立駅→JR立川駅→JR西立川駅のルートならちょうどいい時間になるはず。その場の通行の邪魔にならない位置へ移動し、歩くルートを検索して道のりを確認する。2時間34分経過したところで再出発。このまま駅前を通る矢川通りを北上する。

再スタートから1分、2時間35分が経過したところで国立二中前交差点でさくら通りを再び通過し、そこから2つ目の信号が見えるところで学園通りとの交差点になる。その左前にあるのが日本郵便の研修施設である中央郵政研修センターだ。

この交差点の横断歩道を渡らずに左折して道なりに進んでいき、2時間43分経過し立川三中北交差点を二段階左折したところで立川市に入る。

ここから立川南通りに呼称が変わり、少し進むと右側に1車線分の幅しかない道が見える。その右側の道に入り2時間46分経過、羽衣いちょう通りと交差する西国立駅前交差点に出る。

少しの信号待ちの後、横断歩道を渡って奥へ進むと再びJR南武線の線路が見えてくる。そこから右折して踏切の前を通り過ぎると追加で通過する最初の駅が見えてくる。

どうでもいい話だが、手前の踏切を渡った先にある「子ども未来センター」という市の施設があり、その中に「立川まんがぱーく」というマンガ図書館がある。有料のロッカーに靴を預けておくだけで営業時間内無制限でマンガ読み放題になるので、一時期はよく使っていた。

2時間48分経過、JR西国立駅改札前を通過。念押ししておくが、名称に「国立」とついているのに所在地は立川市だ。

この辺りからは多少の土地勘がある。というのも、立川へはよく映画を観に行くことがあって、何本かハシゴするときに空いた時間潰しに歩き回っていたからだ。それで「立川まんがぱーく」を偶然知った。

改札の奥、北側に線路沿いの遊歩道があり、それを通り抜けて踏切を渡る。普通の乗用車1台分の幅しかない車両一方通行の道を抜けて2時間56分経過、この道を含めて六差路となっている錦町一丁目交差点に出る。

JR線の立体交差が見える右奥から左手前側に都道16号線・立川通りが通り、右手前から実はJR国立駅南口のロータリーを横切っていた都道154号線が合流している。進むのはここから正面に見えるWINS通りだ。その名の通り中央競馬の場外馬券場であるWINS立川がこの通り沿いにある。

この通りを含めた周辺は飲食店が集中していて、映画を観る前の腹ごしらえをするためによく利用する。

3時間経過、錦町一丁目西交差点を越えてそのWINS立川前を通過。この辺りまで来ると駅は間近になり、人通りも増え始める。

更に歩を進めるとペデストリアンデッキが見えてきた。だが、駅の出入口周辺は常に人であふれかえっているので上らず、タクシーの待機場とバス乗り場の間を通りそこから見上げるように通過証明の一枚を撮る。

3時間3分、JR立川駅前を通過。多摩川モノレールの線路が通るデッキ下にある信号を越えて線路沿いに延びている諏訪通りを西へ進む。信号の近くに多摩モノレールの立川南駅がある。

3時間7分経過、道が左へ曲がるところで地下自転車駐車場につながる地下通路から線路の北側へ抜ける。最初の信号を左折して昭和記念公園通りを進んでさらに5分ほど、JR青梅線および五日市線の線路が見えてきた。

しかし、最初の踏切が見える曙町一丁目交差点で一旦線路と分かれ、道なりに北へ。

3時間16分経過、昭和記念公園立川口前交差点を左折して国営公園南通りを進む。この公園の外周も映画を観る前の時間潰しに歩くことがある。多摩モノレール立川北駅の近くに、この辺りを利用した散歩コースを案内した看板があり、所要時間や距離の参考になって時間潰しには便利だ。

それから6分が過ぎ、信号に差しかかったところで左にJR線の線路と踏切が再び見えてきた。そのまま更に進み、国立昭和記念公園を通り抜けている残堀川を渡す昭栄橋を渡る。

次の信号の横断歩道を渡ったらすぐ左折して踏切を渡る。そして最初の角を右折して進み、コンビニエンスストアが見えてきたら右に最後の駅の出入口が見えてくる。

3時間28分、JR西立川駅南口前に到着。予想通り、これから映画館のある立川駅方面に戻るのにちょうどいい時間となったので、今回はここまでにしておこう。

蛇足だが、この駅は北側にも出入口がある。そっちは歩道橋の上にあり、昭島市との境目に位置しているので、あえて立川市内にこだわり南口にした。昭島市は後日の楽しみに取っておこうと思う。

もちろん立川市内の残り駅も埋めていきたい。なんだか、ただの駅通過ラリーだけでできることがどんどん見つかるな。

今度、この路線を一気にやってみますか。