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逃避の散歩 86.東福生発、瑞穂町と羽村市駅ラリー

いまJR東福生駅を降りて出入口の前にいる。

今回はウォームアップとして東福生から横田基地の外周を進んで瑞穂町に入り、同町から羽村市の駅を一気に歩いて行こうと思う。すべてJRの駅で、駅の順番は以下の通り。

箱根ヶ崎駅→羽村駅→ざく

たった3駅で2つの自治体を通過できる。距離も短めなので、この先のことも考えて小作駅の隣にある青梅市の駅まで歩こうと思う。青梅市から西、つまり奥多摩町まではどう歩くか考えあぐねているところで、青梅市は意外と駅数があるので、足がかりとして河辺駅だけ抑えておこうと考えた。

というわけで、早速スタート。北側から出て、横田基地の前を沿って通る国道16号・東京環状へ。

7分経過、自動速度違反取締装置のすぐ後ろに羽村市の案内標識が目に入る。福生、武蔵村山、羽村、立川、昭島の5市と瑞穂町にまたがる横田基地の面倒な立地を物語っているように感じる。途中で12番ゲートの前を通過し、4分後の11分過ぎで瑞穂町に入る。

むさし野南交差点を越えたところで右に見える柵がコンクリートから金網のものに変わる。

次のむさし野三丁目交差点から左側にJR八高線の踏切が見え、さらに少し進んだところで東京環状がアンダーパスに入る案内標識が目に入る。ここから都道166号線に入り、基地に沿って右へ曲がるのと同じく線路沿いになるものの、むさし野北交差点を越えたあたりから再び離れていく。

33分経過したところで新青梅街道と合流する六差路の交差点に出る。分岐は奥が1つ、左右が新青梅街道で2つ、手前の現在いる場所と左右3つだ。いったん左側に出て向こう側に渡る2段階横断をしたらそのまま広い奥に進み、箱根ヶ崎駅東口交差点を左折する。

41分経過したところで瑞穂町唯一の鉄道駅、箱根ヶ崎駅東口に到着。ウォームアップができたのでここからが本番。橋上駅舎の自由通路を抜けて西口へ移動し羽村市に向かう。

箱根ヶ崎駅西口のロータリー正面から延びている道を進む。途中で左へ蛇行し、左前にみずほエコパークが見える箱根ヶ崎駅西口交差点に出る。そのまま正面の横断歩道を渡って新青梅街道を横切り、都道163号・羽村街道へ。51分が経過したところで新羽村街道交差点で東京環状を横切る。

町立瑞穂第四小学校と町営第2グランドの前を通過した55分経過、羽村市に戻る。都立羽村高等学校の前を通過し、羽村動物公園東交差点を右折。動物公園通りに入る。

1時間4分経過、羽村市動物公園前を通過。この公営動物園は2022年4月1日から2026年3月31日までネーミングライツで「ヒノトントンZOO」という名称になっている。その名称通り、このまま動物公園通りを進んだ先に工場がある日野自動車の社内公募で決めたものだそうだ。(参考:羽村市のサイト

動物公園前交差点を渡り、羽村駅前中央通りを直進する。今更ながら気づいたが、今日は雲一つない気持ちいい晴天だ。昭島市と福生市の駅ラリー(79回)をしたときもそうだったなと思い出す。

羽村団地と市立羽村第二中学校の前を通過し、羽村団地入口交差点で都道249号・西多摩産業道路を横切り、羽村駅東口交差点を越えると駅舎がはっきりと見えてきた。

1時間19分経過、羽村駅東口前を通過。このまま奥を右折し、車通りの少ない線路沿いの道を進む。あまりに静かで、自分好みの道だ。

1時間30分を超えたところで公園の前を通過する。園内は無人だ。この間にあったのは、踏切を2つ越えたことと、電車が上り下り1本ずつ通過して行っただけだ。あ、また上り電車が1本通過した。この前、福生駅から乗ったときは気にしていなかったが、青梅線はだいたい10分に1本くらいか。

1時間37分経過したところで立体交差を通過。勝手な思い込みだが、市を通る鉄道は立体交差で下をくぐる道が多いような気がする。

1時間43分経過したところで、いま歩いているこの沿道の名称が「青梅線通り」であることを案内標識で知る。思えば、青梅線はこの前初めて昭島市と福生市を歩こうとしなければ、一生乗ることがなかったかもしれない。

自転車駐車場がある立体交差を通過すると、次の駅のホームが視線の先に見えている。もうすぐ着くじゃないか。

1時間45分経過、小作駅東口前を通過。

東福生駅からたった3駅を歩いただけなのに、各駅間の平均移動時間が35分かかっている。そんなに歩いているか気になり、他の方の交通の邪魔にならない路肩へ移動して東福生駅からここまでの距離を算出すると9.9キロメートルなのでおよそ10キロメートル弱。そんなものか。

気を取り直してこのまま線路沿いを進む。あ、また電車が通り過ぎた。

途中で踏切を1つ越えて1時間55分経過、この立体交差に差しかかるところで青梅市に入る。それは近くの電柱にある地名案内で気づいた。それと同時に頭の中で『特別狙撃隊S.W.A.T.』のテーマ曲であるリズム・ヘリテイジの『反逆のテーマ(Theme From S.W.A.T.)』が流れる。

今回のルートを含め、初めての場所を歩く自分の心境は、まるで秘境を進む探検隊のようになっている。先の曲も幼いころ『川口博探検隊』シリーズを見ていた世代なので、これはしょうがない。だが、この先は本当に山奥なので、実際に歩いたらエンドレスでリピートするんじゃないだろうか。

2時間2分経過、また立体交差を通過する。道が線路から右へ少しだけそれるがすぐに直線になり、その先には駅のホームがはっきりと見える。ロータリーに入り、ペデストリアンデッキを上ると今回最後の駅が見えてくる。

2時間9分、河辺駅東口前に到着。

この先の奥多摩駅がある奥多摩町までいずれ歩くことになるのだが、どのようにして歩くかは冒頭で述べた通り考えているところだ。ただ、青梅線は事故でよく停まるのと、運行ダイヤ等を事前に調べると本数が少ないため、なるべく早い時間帯に23区内に戻れるよう設定しようと思う。

なにはともあれ、今回はここまで。