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逃避の散歩 133.東京23区役所を渡り歩く(その5)

(その4)より続く。


12.足立区役所から葛飾区役所

日を改めて足立区役所に来た。今日は曇天か。ふと思い出したが、いまいる足立区でちょうど12区目、つまり半分を越えたところだ。

ここから葛飾区役所までは、グーグルマップの結果に従わず独自に組んでみた。距離は約6.7キロメートル、予想所要時間は1時間33分(参考)。

まずはこの国道4号・日光街道を南下。この通りを南下し、荒川の千住大橋を越えると北千住駅がある。荒川区の西日暮里駅から気分で歩いた時(59回)の終点であり、足立区駅ラリー(63回)の起点でもある。だが、今回はそこまで行かない。

7分が経過したところで東武伊勢崎線の高架と交差し、そこを左折して線路沿いに進んでいく。高架下は駐車場で、大型車両は通れないくらいの道幅の歩道が続いている。

13分に駅ラリー以来の東武伊勢崎線五反野駅改札前を通過。そのまま続けて高架沿いを進んでいき、16分にはやはり線路に沿った五反野親水緑道の起点と合流する。ここで右にカーブし、18分に都道467号・江北橋通りとの交差点を渡る。次の信号で左へカーブして高架と分かれる。

20分に区立五反野コミュニティ公園の前を通過している最中、前方に別の高架が見えてくる。位置から察するに、東京メトロ千代田線とJR常磐線のものだ。同高架のカードを抜けたところで「下山国鉄総裁追憶碑」と記された碑がふと目に入る。あの下山事件の現場はここだったのか。

22分、五反野親水緑道の終点で見えてきたのは東京拘置場だ。左折してこの前の道を進む。26分に階段を上って綾瀬川に架かる伊藤谷橋を渡り、首都高速6号の下を抜けてさっきの高架に寄ったスロープを下りて出る。そして同高速の高架に沿って南側へ進む。

足立区や葛飾区(62回)の駅ラリーでも感じたことだが、このあたりの高速道路の高架下は人通りが少ないので、心地がいい。時おり通過する車の走る音以外ない静寂さが最高に落ち着く。

35分に勾配のある坂を上りつつ新水戸橋交差点の横を抜ける。案内標識はないが、グーグルマップによるとこのあたりで葛飾区に入ったことになるようだ。ここを頂点に下りとなり、都道308号・平和橋通りに入る。37分、坂下にある小菅中の橋北交差点を左折して小菅東スポーツ公園の前を過ぎる。

42分に首都高速小菅入口の横を過ぎ、45分に都道314号・川の手通りと交わる堀切五丁目交差点に出る。この交差点を右へ行くと京成本線堀切菖蒲園駅がある。信号待ちをして横断歩道を渡り、49分に京成本線のガード下を抜けて51分に妙源寺前交差点を左折。

そして信号を三つ越えると、京成本線お花茶屋駅南出口前を過ぎて曳舟川親水公園通りのお花茶屋駅前交差点に出る。この交差点は浅草から亀有まで(30回)と駅ラリーに次いで3度目だ。右折して自転車駐輪場の横を南下して次の信号を左折。

1時間5分に国道6号・水戸街道と交わる立石5丁目交差点の横断歩道を渡って先を進む。逆側の歩道からは真っ直ぐ進める横断歩道があるのだが、自分のいる側は自転車用車線があるだけで、歩行者は交差点をそのまま横断ができない。そのため横に設置された歩道橋を渡らなければらならない。

同交差点からさらに二つ目の信号があるところ、その左側が目的地だ。

1時間10分、葛飾区役所本館前に到着。グーグルマップの予想所要時間より23分早い。ここは駅ラリーで通過した時以来だ。

続けて江戸川区役所へ。

13.葛飾区役所から江戸川区役所

江戸川区役所へのルートは、グーグルマップの検索通り(参考)だと葛飾区駅ラリー(62回)で歩いた箇所と重複する箇所が多くなるので、独自に組んでみた。距離は約4.9キロメートル、予想所要時間は1時間9分(参考)。

葛飾区役所前の交差点から、駅ラリーでも通った立石さくら通りに入り、京成立石駅方面へ。タカラトミーの本社前を過ぎ、3分に亀有新道との交差点を越えて商店街を一気に抜けていく。ん?

京成立石駅前の区画が以前来た時にはなかった仮囲いに覆われている。

周辺に住んでいる友人や知人らから話を聞いていたが、殺風景さに唖然とし、この辺りは指で数えるほどしか訪れていないが、もっと来ておけば良かったなと今更ながらに思う。外様ではあるが、駅を中心に高層建築物が立ち並ぶ風情のなさを想像するだけで嫌な感情が芽生える。

6分に京成押上線京成立石駅前を通過し、アーケード商店街の立石駅通り商店街を通り抜ける。8分に同商店街の南側を通る都道60号・奥戸街道に出て左折する。一つ信号を越えたところで上りになり、10分に本奥戸橋西詰交差点から本奥戸橋渡って中川を越える。

12分、対岸の同橋東詰交差点に出たところで右折して防潮堤に沿った歩道へ入る。ルートを検索したときに、この辺りはグーグルアースを慎重に見て、目印となるポイントを頭に叩き込んだ。この先、歩道の左側には隣の車道に出られるスロープと階段がある。ここから数えて四つ目がある所まで行く。

15分に細かく蛇行しながら一つ目を通過、17分に森永乳業東京工場跡地の北西側に差しかかるところで二つ目を通過すると大きく右へカーブしはじめ、そのまま20分に跡地の南西側に位置する三つ目を通過する。そして22分、四つ目の階段が見えてきた。

その階段を下りたら、次は目の前に延びる道をただまっすぐ歩くだけだ。もうお察しだとは思うが、この道を選んだ理由はグーグルマップが勧めるルートよりも信号待ちの回数が大幅に減るからだ。

26分に最初の信号を越え、28分に区立二上小学校の正門前を通り過ぎたら29分に二つ目の信号、そして30分に三つ目の信号を過ぎる。そして信号のない交差点を一つ越えて32分に平和橋通りと蔵前橋通りが交差するたつみ橋交差点の近くに出る。

35分、同交差点の横断歩道を渡ってこのまま平和橋通りを進み、36分に新小岩駅北口交差点からJR線の線路ガード下を通過する。このガードの右側に足立区駅ラリーの終点であるJR新小岩駅がある。そういえば、この通りは同駅より先のところは初めて歩く。なので新鮮な気分だ。

新小岩駅南口近くの新小岩二丁目交差点から数えて四つ目の信号を越えたところで江戸川区に入る。ここで43分が経過。そこから信号を二つ越えて47分経過したところで歩道橋に差しかかる。

「松島歩道橋」と字が入っているその歩道橋には案内標識があり、200メートル先で国道14号・千葉街道と合流することが記されている。そしてすぐ先の江戸高前交差点を過ぎて次の交差点に差しかかるところで、小松川境川親水公園び前にある江戸川区役所への大きな道しるべの横を通過する。

50分、八蔵橋交差点で信号待ち。少し複雑な流れの五差路交差点になっているため、ここで時間を食ってしまう。目的地まで本当にあと少しの所まで来ているのでもどかしく感じる。結局、交通島を経由して2度信号待ちをすることになる。

横断歩道を渡り切ると、やっと左側に目的地が見えてくる。

54分、江戸川区役所前に到着。グーグルマップの予想所要時間より15分早い

続けて江東区役所に向かう。この先も初めて歩くところがあるけど、事前にシミュレートした通りスムーズに行けますように。

14.江戸川区役所から江東区役所

江東区役所までのルートも独自に組んだ。距離は約8.0キロメートル、予想所要時間は1時間50分(参考)。おそらく、今回の渡り歩きで一番距離が長い区間になると思う。

江戸川区役所交差点で進む歩道を逆側に変更し、4分に小松川境川親水公園の看板が見えてきたら、そこから同公園に沿うように進んでいく。そして架け替え工事をしている、仮囲いで狭まっている境川橋の下の道を抜ける。

同橋を通り過ぎ、最初の丁字路の路面標示が見えてきたら公園を横切って正面に見える道へ入り、突き当りを右に行くと、京葉道路に名称が変わった国道14号の小松川警察署前歩道橋の横に出る。そしてすぐに見えてくる橋が小松川橋だ。

手前から中川、首都高速中央環状線の高架下、荒川を渡り、19分に対岸の堤防にある歩道の通行口へ入る。21分に首都高速7号小松川線の高架下を抜けて長い桜並木の小松川千本桜を進む。

26分、江戸川区駅ラリー(112回)で通過した大島小松川公園の自由の広場前に来た。ここから見て左前にあるバーベキュー広場前の道からスロープで堤防を下り、車道に出る。

そして29分に駅ラリーで渡った都道50号・新大橋通りの船堀橋の下、さらに31分には都営新宿線東大島駅東側のガード下を通過。36分に小松川千本桜の南端に来たところで右への大きなカーブを過ぎると、旧中川に架かる平成橋へ差しかかる。

特に案内標識はないが、グーグルマップによるとこの橋を越えると江東区に入るということだ。越えたらすぐ緩やかな下り坂になり、坂下で以前江東区駅ラリー(94回)で通過した都道477号・番所橋通りとの交差点を通過。このまましばらく直進する。

44分、仙台堀川公園東交差点を通過する。この仙台堀川公園も同駅ラリーで通った時以来だ。実はこの公園を歩いていけは江東区役所の近くまで出られるのが、途中までは以前歩いた道を通ることにもなるので、今回は外した。

48分、丸八橋南詰交差点の横断歩道を渡ってから左折して都道476号・丸八通りを南下する。この通りは、同区駅ラリーで通った都営新宿線大島駅、墨田区駅ラリー(64回)で通った東武亀戸線亀戸水神駅と同紅あずま駅の前を通っている。

57分に都道10号・清洲橋通りと交わる亀高橋交差点を通過。そして仙台堀川緑道公園の間を通る砂町橋を渡り、1時間1分に南砂六丁目交差点を右折して都道10号・葛西橋通りに入る。そして1時間3分に福島橋南詰交差点、1時間7分に都道306号・明治通りと交わる南砂四丁目交差点を通過。

そして1時間8分にJR越中島支線の単線踏切を通過。名称板によるとこの踏切は「幹線27号踏切」といい、以前この区の駅ラリーで東京メトロ南砂町駅から同東陽町駅に向かう際に通過した踏切の北側に位置する。

少し緩やかな下りになり、1時間11分に歩道橋を越えたところで上り坂となり、坂上の信号で横断歩道を渡って左折し、横十間川親水公園の沿道を進んでいく。1時間15分に右へ大きくカーブし、東陽町住宅北交差点で信号待ちとなる。

なかなか信号が変わらないようなので、ここで急遽道を変更。交差点を左折し、南下して最初の江東区文化センター東交差点を右折。江東区文化センターと江東区防災センターの前を通過し、交差点に差しかかる角を右折。

1時間23分、江東区役所に到着。グーグルマップの予想所要時間より28分早い。当初の予定よりほんの少し遠回りしたので実際の移動距離は8.1キロメートルとなった(参考)。

蛇足だが、同区役所前を通っているのは都道465号・四ツ目通りだ。ここから400メートル南に同通りの起点となる東陽町駅前交差点がある。

いい時間になったので、今日の所は終わり。続きは後日。

(その6)へ続く。