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逃避の散歩 62.葛飾区内で踏破していない鉄道駅ラリー

さて、今回は葛飾区だ。

過去に、浅草からJR亀有駅→京成柴又駅→京成金町駅→JR金町駅と歩いている(3031回)ので、今回はその時に通過していない駅をすべて巡る。ルートは以下の通り。

北総線新柴又駅→京成線京成高砂駅→京成線青砥駅→京成線京成立石駅→京成線お花茶屋駅→京成線堀切菖蒲園駅→京成線四ツ木駅→JR新小岩駅

ほとんど京成線の駅だが、一応の言い訳として新柴又駅は京成成田空港線、京成立石駅と四ツ木駅は京成押上線、複数合流駅する青砥駅と京成高砂駅以外の残りは京成本線といった具合にいくつかの路線がある。

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というわけで、いま北総線新柴又駅出入口前にいる。北総線は京成成田空港線も通っている路線だ。出入口の背後を通っているのは柴又街道。以前、京成金町線の柴又駅から京成金町駅間で通った道だ。

まず、柴又駅方面にある駅前の柴又消防出張所前交差点を左に入り、最初の十字路を左折し、次の十字路を右に入る。角の近くにある案内板によると、次の駅まで900メートルとなっている。

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スタートから10分経過、京成金町線の踏切に差しかかったところで遮断棒が降り始める。

電車の通過待ちの間にふと気づく。次の京成高砂駅に着くと、京成金町線は全駅踏破となる。

踏切を渡り、Y字の分岐は左に行き最初の左側の角に「高砂エビス通り」と書かれた看板の付いた街灯が見えるのでそこに入って直進する。突き当たったところで京成線の線路に合流し、次の駅の出入口が見えてくる。

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15分経過、京成線京成高砂駅北口前を通過。

京成高砂駅は京成本線、京成成田空港線および北総線、そしてさっき踏切を通過した京成金町線が停車する。エレベーター近くの踏切を渡って南側へ抜けて西へ進む。

22分経過したところで中川に架かる高砂橋を渡ったら左折して川沿いを進み、28分経過したところで青砥橋の下を通過する。

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この橋を通るのは、過去の回で散々登場している環状七号線。この進行方向から見て右側、北を水戸街道が通り、さらに亀有がある。

青砥橋の下をくぐり、二つ目の横断歩道で右に折れて直進すると京成線の高架に合流。左すぐのところに次の駅の出入口が見える。

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31分経過、京成線青砥駅前(東側)を通過。

少し進んだところで京成本線が右へ、京成押上線が左へと高架が分岐する。次の向かう駅は京成押上線の駅なので、左の高架へ進んで行く。長い直線が続いたのち、道が少し右側へ曲がるところで高架が下がり、線路が地上に下りてくる。その突き当りを右折し、道なりに進む。

商店街に入り、2車線の道路の交差点に出る。左側には踏切が見えるので横断歩道を渡って踏切に向かい、その手前を右折して狭い路地を入り、渋い飲み屋が並ぶ短い横丁を抜ける。トタン板の壁に哀愁を感じる。

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44分経過、京成線京成立石駅前の北側を通過。

何年か前に1度だけこの駅を降りたことがあるが、周囲が工事中でどんな街並みだったか思い出せる手がかりは何も感じられない。そのまま北側の商店街を抜けて最初の信号を渡り、奥へと進んで行く。

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50分経過、タカラトミー本社前を抜ける。こんなところにあったのか。

この辺りから桜並木になり、また少し進んで最初の交差点で左前に葛飾区総合庁舎が見える。横断歩道を渡ってその横を通り抜けていくいき、さらに信号のない横断歩道を一つ越えて右側に見える東京都立南葛飾高校の校門前で一瞬足を止めて目を見開く。

お、おう……

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先に進もう。

どうでもいいことだが、『キャプテン翼』はジュニアユース編のはじめあたりで原作読むのをやめたので、実はそれほど思い入れはない。ただ、自分の近い年代でプロを志すきっかけの作品になったという意味では、上の世代でいうところの『空手バカ一代』などに匹敵するだろう。

奥にさっき通過した京成線青砥駅から分岐した京成本線の高架が見える立石六丁目交差点を左折し、58分経過したところで水戸街道に出る。左側にある白鳥1丁目歩道橋を渡り、その先の角を右折して直進。

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1時間4分経過、曳舟川親水公園通りに出ると右側に京成線お花茶屋駅前の踏切が見える。以前、この踏切を渡ってJR亀有駅に行ったが、今回は前を横切って駅前まで行く。

横断歩道を渡り、最初の角を右へ入ってすぐ、次の駅が見えてくる。

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1時間6分経過、京成線お花茶屋駅南口前を通過。そのまま、横の踏切を越えて左折。

ここから次の駅までは道のりは単純だ。まずはただ線路沿いにまっすぐ歩く。最初の踏切を越えたところから右側へ離れていくが、気にせずに前方へ進める住宅街の道をただ歩く。方向があっているかは、角を通るたびに左側を見て線路や踏切が見えていれば大丈夫。

3つ目の踏切が見えた先から、少しずつ飲食店などが立ち並ぶ風景になる。

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1時間19分経過したところで、堀切五丁目交差点に出る。角の案内標識によると前後を平和橋通り、左右を川の手通りが通っている。

平和橋通りは今回のゴールである新小岩駅に向かうために再び使う。川の手通りといえば、少し前に足立区の京成線千住大橋駅から北千住駅まで歩いた際(59回)に東武線堀切駅周辺で堀切橋の前を通ったときの道だ。

横断歩道を渡って左折し、川の手通りを進んで商店街を進むと、次の駅が見えてくる。

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1時間22分経過、京成線堀切菖蒲園駅前を通過。

堀切菖蒲園駅前交差点で川の手通りは右へ曲がる。先に首都高速の高架が見えるので、おそらく堀切橋方面に向かっているはずだ。しかし、進むのはその方向ではなく、横断歩道を渡ったら真っ直ぐ進む。

最初の交差点で「堀切菖蒲園通り」と書かれた名称版が付いた街灯がある道が見えたので、そこを進む。どうせ通り道の途中なので、堀切菖蒲園の入り口前を通過していこう。たぶん、これを目印にしていけば着くだろう。

1時間34分経過、街灯がなくなり周囲を見回すが、菖蒲園らしきところが見当たらない。さすがに困ったのでここでグーグルマップで位置確認。曲がるべき道を見過ごし、通過していたことがわかる。幸いにも、すぐリカバリーできる距離で助かった。

引き返して2分ほどのところで案内板のある道に戻る。

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案内板を見落とすなんて何をやってんだか。その案内通りにタイルで舗装された道を進んで行くと、首都高速中央環状線の高架がはっきりと見え、通過しようとしている場所へ近づく。

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1時間38分経過、堀切菖蒲園の出入口前を通過。この右脇の道を抜けて首都高速中央環状線の高架下へ出る。

高架の右側にある土手で見えないが、綾瀬川と荒川が並行して流れている。このまま行けば、以前通った四ツ木橋の下を抜けることになるはずだ。それにしても、この辺りは人通りが少なくて心地よく歩けるのがいい。

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1時間49分経過、その四ツ木橋に差しかかる。経路案内標識に新小岩の表記があり、このまま進めばゴールへ近づいているのを実感する。

四ツ木橋と新四ツ木橋の下をくぐると、やはり以前通った「四つ木めだかの小道」の近くに出る。さらに先を進むと、京成押上線の高架が見えてくる。高架の下をくぐり、左折して線路沿いに進むと次の駅は『キャプテン翼』のキャラクターの絵が描かれた看板で出迎えていた。

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1時間55分経過、京成線四ツ木駅出入口前を通過。これで残るはJR新小岩駅ただ一つ。

背後にある渋江商店街に入り、そのまま道なりに進んで平和橋通りに出て直進することをグーグルマップが勧めているが、意外と信号待ちをする箇所があることに引っかかる。

スマートフォンの画面を見ながらふと思い立つ。やや遠回りになるが、信号待ちをせずにこの先の平和橋通りに入って平和橋を渡れるかもしれない。ルートを確認したら、商店街を道なりに進む。

最初の信号で左右分かれるY字路が見える、そこを右側を進んで抜けた先の十字路を右に入り、コンビニエンスストアが見える次の角を左。そして十字路が見えたらそこを右に入り、次の十字路を左に。そこからはずっと直進。

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思い付きも意外とうまく行くものだ。信号待ちすることなくに平和橋通りに出る。このまま坂を上ると平和橋だ。

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2時間14分経過、平和橋を渡って再び中川を越える。

もうこの道を直進するだけで最後の駅の近くまで行ける。橋を越えたところで下り坂になり、下り切ると平坦な道となる。ただ直線になっているこの道は車が良く通る以外の大きな特徴はない、だが交差する道が斜めに通っていて土地勘がなく横道に入ったら迷いそうな感じはする。

事前に調べていて感じたが、迷いそうな複雑な道のところが葛飾区には多いという印象がある。

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2時間28分経過。蔵前橋通りと交差するたつみ橋交差点で信号待ちをする。

その先にJRの高架が見える。もうゴールが見えたも同然だ。横断歩道を渡ると右側にかつて橋があったことを証明する欄干の跡がある。その先の角を左に入ると、駅の出入口が見えてくる。

最後の直線、さすがに人通りが多くなってきた。

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2時間33分、JR新小岩駅に到着。今回のルートで唯一のJR線駅だ。

これで葛飾区内の鉄道駅をすべて踏破。そういえば、ふと疑問に思ったのだが、なぜこの駅前広場に『モンチッチ』の銅像があるのか。

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……帰りの電車に乗ったら調べよう。

それにしても葛飾区って『男はつらいよ』、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、『キャプテン翼』、そして『モンチッチ』と町おこしに銅像が作られているキャラが意外と多いな。