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逃避の散歩 111.渋谷区鉄道駅ラリー(その2:笹塚駅~広尾駅)

(その1:国立競技場駅~幡ケ谷駅)より続く。

単線の線路が見える。新宿駅へ向かう京王線の上り線だ。この手前にあるトンネルから地下に入る。

何かで読んだと記憶しているが、いま歩いているこの道路は新宿までの線路跡を整備したもので、さっき横を通過した初台緑道も線路跡だったそうだ。

さらに進んで歩道橋を過ぎ、最初の踏切に差しかかるところで京王線下り線と都営新宿線のトンネルが立ちふさがるように姿を現す。その左横の道を進むと下りとなり、左前に区立幡ヶ谷第一公園が見えてきたらその手前右側にガードがあるのでそれを通り抜けて甲州街道へ。

都道420号・中野通り(鮫洲大山線)と合流する笹塚交差点に出る。横断歩道を渡って京王線の高架へ向かい、右折して線路沿いの狭い歩道を進んでいく。笹塚駅前通りと交わるガードの横断歩道を渡り、高架下の商店街である京王クラウン街笹塚の通路を抜けていくと改札口が現れる。

1時間2分経過、京王線笹塚駅改札口前を通過。左折して南側に出て、笹塚観音通り商店街アーチ前の十字路を左折し、鮫洲大山線の方へ戻る。

笹塚一丁目東交差点の横断歩道を渡って中野通りを越え、信号のない横断歩道がある角を右へ。道なりに進んでいくと、世田谷道と幡ヶ谷緑道を挟んだ向こう側に東京消防庁消防学校の校門が見える。ちなみに、幡ヶ谷緑道はさっき通った初台緑道と同じく玉川上水旧水路の暗渠だ。

そして、南へ進んで常盤橋交差点を左折して常盤橋跡を抜け、西の下り坂に入る。ちなみに、この橋跡より玉川上水旧水路の暗渠は大山緑道に名称が変わり、南下したところで中野通りの五條橋交差点に合流する。

十字路を越え、消防学校の寮を過ぎたところで谷となり、区立代々木大山公園前の坂を上る。坂上には信号があり、横断歩道を越えるとまた下り坂になる。しかも長い。

3分くらいは歩いただろうか。坂を下り切ったところで高架が目に入る。小田急線のものだ。左折して右側に井の頭通りの代々木上原駅南交差点へ抜けるガード前を通過し、左側の線路沿いを少し進んだところで駅の改札口が見えてくる。

1時間18分経過、小田急線と千代田線が停まる代々木上原駅北口前を通過。

そのまま突き当りからクランクを通り商店街へ。線路に沿うように代々木駅前商店街と地蔵通り商店会、2つの商店街がつながって次の駅の前で線路の上を通る山手通りの手前まで左右に蛇行しながら延びている。道の左右の角が上りになっており、商店街は谷に位置していることがわかる。

歩行者用の狭いものを含め3つのガードを過ぎ、小田急線の高架が下がり始めて跨線橋が見え始めるところで代々木駅前商店街から地蔵通り商店会に変わる。

1時間24分経過、元代々木町交差点横にある2つ目の跨線橋を渡る。階段を下りたら区立富谷小学校前を左折して線路沿いに100メートルほど進んだところで山手通りの陸橋下(トップ画像参照)に差し掛かり、通過するところで次の駅舎が見えてきた。

そういえば、陸橋下にある踏切は以前、もっと東寄りにあった。現在の位置になったのは、10両編成の車両に対応するため、ホームを島式の長いものに改築したからだ。

1時間27分経過、小田急線代々木八幡駅南口前を通過。次の駅はここから50メートルほど先のところにある。

同刻、千代田線代々木公園前1番口前を通過。この背後にある横断歩道を渡り、その奥にある路地へ入る。突き当りを右へ進んで劇団青年座が入っているマンションの前を通過し、山手通りの陸橋横にある階段を上る。

山手通りに入り、以前、夜中の原宿を歩いたとき(57回)に通過した井の頭通りと交わる富ヶ谷交差点の歩道橋を渡り南側の上り坂を進む。この周辺は高級住宅街となっていて、その前をしばらく進むこととなる。

途中で富ヶ谷二丁目交差点、首都高速中央環状線富ヶ谷料金所、神谷歩道橋があり、坂上で東大裏交差点を通過。ここで1時間37分経過。

この交差点は以前、2023年1月に閉館した東急百貨店本店の裏から下北沢駅まで歩いたとき(3回)に通過している。ここで道は少し左へ曲がり南東へ向かう。そして2分後の1時間39分が経過したところで車両用陸橋が見え、そこから車線が山手通りと旧山手通りに分かれる。

車両用陸橋の左横を通ると、松濤二丁目交差点に差しかかる。この交差点は京王井の頭線全駅踏破のとき(17回)、神泉駅から駒場東大前駅間で今いる位置から見て左右へ横断歩道を渡って通過している。

信号が青に変わり、横断歩道を渡って旧山手通りへ進む。日陰のある西側の歩道へ移動してしばらく進み、淡島通りと合流する交差点で東側の歩道へ移動する。

理由はそのまま進むと目黒区の歩道を歩くことになるからだ。ここからはしばらく日差しが強い中を歩かなければならない。そして首都高速3号渋谷線の下をくぐる神泉町交差点を通過する。いつも信号待ちで人が溜まるので避けたかったが、今回はわかりやすい道にしようと思いやむなく。

マレーシア大使館を越えた先の鉢山町交差点で2段階右折で横断歩道を渡る。ここから次の西郷山公園東交差点までの100メートルほどの間だけ日陰を歩ける。1分程度でもありがたい。

1時間54分経過、西郷山公園東交差点からまた日の下を歩く。野沢通りの上に架かる西郷橋を渡り、都立第一商高交差点を越えて次のデンマーク大使館交差点で再び西側の歩道へ移動。ここからやっと日陰のある道を進めるようになる。

東急東横線の渋谷駅から自由が丘駅まで歩いたとき(38回)、代官山駅から中目黒駅の間で通過した代官山交番前交差点を過ぎると下りになり、2時間2分が経過したところで続けて通過した鎗ヶ崎交差点に出る。

中目黒駅へはここから右へ行ったが、今度は左だ。横断歩道を渡って対向の歩道へ移動してから左折し、ここから緩やかで長い下りを進んでいく。

恵比寿南交差点に差し掛かるところから道が少し左へ曲がりつつ人混み地帯に入る。横断歩道を渡ると片側アーケードの商店街を抜けつつ、日比谷線恵比寿駅5番口と同3番口を通過する。すると広場とその先に次の駅の出入口が見えてくる。

2時間11分経過、JR恵比寿駅西口および日比谷線恵比寿駅1番口前を通過。残るはあと1つとなった。駅の自由通路を使って東側に抜けて右折。最初の角を左折し、都道305号・恵比寿通りの交差点に出て横断歩道を渡る。

そのまま奥の路地へ入り、突き当りまで進んだら左折。六本木ヒルズから下北沢まで歩いたとき(50回)と渋谷川に沿って歩いたとき(100回)に通過した、恵比寿東公園と一本橋を通過し明治通りへ。天現寺橋方面へ進む。

ここから次の恵比寿橋入口交差点までの間、上下線で高低差がある。以前気になって軽く調べたら、2005年に完成した明治通りの拡幅工事をしたときにこうなったそうだ。渋谷橋交差点から続く街路樹の桜が咲く頃は、この並びの桜の木の下から対岸の桜を見上げるというちょっと面白い風景となる。

そうしているうちに恵比寿橋入口交差点に来た。ここで横断歩道を渡って歩道を移る。街路樹があるおかげで直射日光を浴びずに済む。

広尾一丁目交差点を越え、渋谷警察署広尾五丁目交番が見えるところで明治通りを外れ、左の広尾商店街へ入る。最初の十字路を左折し、左に祥雲寺山門がある角を右折すると最後の人混み地帯へ。

幅が広い車道は、天現寺橋を経由せずとも明治通りから外苑西通りへ抜ける一方通行路なのだが、その左右にある歩道は狭くて人混みに拍車をかける。しかし、この商店街を抜けて外苑西通りの広尾橋交差点に出たところを左折すれば今回最後の駅の出入口が見えてくる。

2時間28分、日比谷線広尾駅2番口に到着。

これで、鉄道駅を踏破していない東京23区はあと1つ。