見出し画像

逃避の散歩 100.渋谷川・古川

渋谷東口の歩道橋、旧東急東横線渋谷駅の跡地に建てられた渋谷ストリーム(38回)の下に橋跡がある。

その名前は稲荷橋。現在、渋谷川の開渠の起点となっている。

久々に軽く川沿いに歩きたくなったので、今回はこの起点からなるべく渋谷川沿いに歩く。それだけだと短いので、下流で現在完全な暗渠となっているこうがいがわと合流するところが起点となる古川も歩いて東京湾まで行こう。

渋谷ストリームの起点から1分経過で金王橋、2分経過で八幡橋、3分経過で橋を通過し、5分経過した辺りで並木橋の交差点で信号待ちとなる。この辺りは「渋谷リバーストリート」とかいう名前が付いているらしい。半端な英語がダサくて苦笑してしまう。

この区間は、以前東急東横線に沿って自由が丘駅まで歩いた時(38回)と同じだ。あのときは横断歩道を越えたら右側にある渋谷ブリッジの方へ進んだが、今回は明治通りに沿って進んで8分経過ところで、東交番前交差点の右側にある氷川橋前を通過。

同交差点の次の信号に差しかかる10分経過、上智橋前を通過。その向こう側は都交通局の渋谷自動車事業所がある都営渋谷東二丁目第2アパートだ。

12分が経過し、次の東三丁目交差点で右折して比丘橋を渡りすぐに左折。ビルとマンションが立ち並ぶ川沿いの路地を進み、庚申橋の前を通過して駒沢通りに出て左折すると、16分経過のところで渋谷橋の前に着く。

渋谷橋は以前、六本木ヒルズから下北沢まで歩いた時(50回)にこの先の明治通りと交わる渋谷橋交差点から通っている。今回はその逆で、同交差点にある歩道橋を渡る。

歩道橋からは渋谷橋とJR山手線の線路を見渡せる。隠れている線路の左側が恵比寿駅だ。あの駅はいずれ近いうちに。

18分が経過し、階段を下りてすぐの角を入ると名も無い人道橋があり、その先には恵比寿東公園がある。その公園を抜けて一本橋の前を通過し、ビルが並ぶ川沿いの道を進む。

22分経過したところで100メートルもないのに「新橋通り」と名称が付いている通りの十字路を左折し、新橋の手前を右に入り1車線分の道を進む。二つ目の角で左斜めに蛇行する道を進み、車1台分がかろうじて渡れるくらいの幅しかない山下橋の前を通過して右へ蛇行。

そのまま直進して都立広尾病院裏の道に出て左折、新豊沢橋を渡って明治通りに出て広尾五丁目交差点を右折。信号を1つ越えたところで都立広尾病院の駐車場出入口を兼ねた回生橋の前を通過。

30分経過、外苑西通りと交わる天現寺橋交差点に着く。進行方向から見てこの交差点の右側に天現寺橋があり、案内標識に記された古川橋方面へ歩道橋を渡る途中で、さっき述べた通り渋谷川と笄川が合流し、古川となる。始点の一部は横断歩道から見下ろせる。

歩道橋を渡ると、渋谷区から港区に移る。最初の角を右折し、狸橋を渡って首都高速2号・目黒線の高架下をくぐる。そこからしばらくはこの高架と明治通りと同じく川沿いに進んでいく。

亀屋橋前を通過して36分経過、養老橋前を通過。首都高天現寺出口の前に架かっているという独特なこの橋は、やはり六本木ヒルズから下北沢まで歩いたときに通過している。

架け替え工事で通行止めの五之橋前、白金公園内から架かる白金公園橋の前を通り過ぎ、白金商店街に入ると同時に四之橋前を通過する。ここで42分が経過する。

四之橋を渡ると、明治通りの交差点を挟んで薬園坂がある。やはりこの坂も六本木ヒルズから下北沢まで歩いた時に下ってきた。

44分経過、商店がを抜けてすぐ左の新古川橋を渡って明治通りに出る。都バスの停車場のあたりで案内標識が目に入り、その奥には歩道橋が見える。そこにあるのが、実は明治通りの起点である古川橋交差点だ。

47分経過、首都高の高架下にある同交差点の横断歩道を渡ると、橋から川が北へ曲がって麻布通りと並行するように流れる様子が見える。

49分経過したところで歩道橋がある三之橋交差点右側にある三之橋前を通過しつつ、日差しを避けるために川沿いの横道を進む。越えたところにある南麻布一丁目児童遊園に少し立ち寄る。

53分経過、人道橋の南麻布一丁目児童遊園橋を確認して麻布通りに戻る。

56分経過、二之橋交差点の横断歩道を渡りつつ二之橋の前を通過する。この橋は日向ひゅうがざかの一部になっている。“ひなたざか”ではない。横断歩道を越えてすぐの公衆トイレがあるところから川沿いに横道が延びているのでそこへ進む。この道は人通りも少なく歩きやすい。

1分ほど進んでところで新広尾公園の前を通り過ぎる途中で小山橋の前も過ぎる。ここも仮囲いがされはじめているので、架け替え工事の準備をしているのだろう。

1時間経過、一之橋前を通過。この奥側に一の橋公園橋があるので、一之橋交差点から回り込んで通過して環状三号線を進む。右側には首都高速都心環状線の高架が並行している。

新堀橋、中之橋、そして首都高速芝公園料金所の前を通過して1時間9分、都営大江戸線赤羽橋駅赤羽橋口前を通過。

やった、いずれ行うだろう港区内駅ラリーで通過する駅が一つ減った!

……と思ったのも束の間、ひとつの後悔が頭をよぎる。一の橋公園を通過したときに麻布十番の出入口があったのに撮影するのを忘れてしまったのだ。別の機会でのお楽しみになったと思うことにしよう。

同出入口の目と鼻の先に国道1号・桜田通りと交わる赤羽橋交差点があり、その右側の赤羽橋を渡って赤羽橋南交差点を左折、川の南側にまわる。その方が川の流れに沿って歩けるからだ。1時間14分が経過したところで次は都道409号・日比谷通りと交わる芝園橋交差点を渡り、芝園橋前を通過。

次の将監橋前を通過したところでまたひとつ、後悔が頭をよぎった。さっきの芝園橋交差点の南側に都営三田線芝公園駅のA1またはA2口があったことを完全に忘れて通過していた。これも今度のお楽しみだ。

1時間19分経過、国道15号・第一京浜と交わる金杉橋南交差点の横断歩道をいったん渡ってから金杉橋へ。釣り船と屋形船の乗り場、そして奥にはJR線の橋梁が見える。ここまで来れば、河口は近いということがわかる。

橋の北側に出てすぐ浜松町四丁目児童遊園の角を右折する。マンションやビルが立ち並び、通っている今は人通りが少なく静かだが、JR浜松町駅から近い通りなので、朝の通勤と夕方の帰宅時間帯は会社員が多く行き交う。

その道の突き当りにあるJR線のガード下に通り抜け用の歩道がある。この先が河口方面に通じている。

鉄骨で補強され、明らかに年季の入ったところがJRの線路となり、その奥の赤みのある明かりのところからが東京モノレールの高架下で、道幅も高さも余裕がある。

歩道の出口の真上にある自由通路の一部が古川最後の橋である新浜橋だ。この橋を越えたところで芝浦運河と合流して東京湾へと流れる。自由通路の下を抜けると左前方に東京ガス本社の社屋が見える。川は右側にあるので、そっちの歩道へ移動する。

もう少しだけ進むと竹芝と日の出、2つ桟橋があるので、見晴らしがいい竹芝客船ターミナルの展望デッキをゴールにしよう。

1時間25分経過、東京ガス交差点から湾岸通りに出る。右折して浜崎橋を渡り、浜崎橋交差点を渡って日の出桟橋の東京港湾管理事務所前へ。この真上をゆりかもめの架線(3回)が通っている。

同事務所前を左折。隣にある遊覧船用の桟橋から連絡橋を渡り、川崎重工業東京本社とホテルインターコンチネンタル東京ベイの前を右折し坂を上り、竹芝客船ターミナルの展望デッキに出る。

1時間32分、展望デッキの南端に到着。ついでに古川河口方面も一枚。

ここからは、竹芝駅からゆりかもめを乗るほどでもない。近くにJR浜松町駅と都営大江戸線大門駅があるけど、なんとなく新橋まで歩きたくなったのでそうする。