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逃避の散歩 113.江戸川区鉄道駅ラリー(その2:瑞江駅~小岩駅)

(その1:平井駅~一之江駅)より続く。

今井街道と交差する一之江陸橋下の交差点を2段階右折し、少し左に入って一之江駅北口駐輪場前の角を右折。ここで環状七号線とはお別れ。1車線の住宅街の道を直進し、新中川の土手に突き当たる。正面に階段があり、そこから見上げると橋が見える。

階段を上り、その端に着くと欄干に明和橋と書かれている。橋を渡る途中で進行方向から見て右側の南を見ると、おそらくさっき一之江陸橋のあたりで横切った今井街道、そのさらに奥には水門が見える。事前に調べたことを思い出すと、この水門の先で新中川と旧江戸川が合流するそうだ。

橋を渡り切ると左へ曲がりつつ少し下る。そのまま通りを進むと案内標識が見え、次の駅への道がわかる。標識の通り、先の涼風橋と合流する交差点で2段階右折して日陰ができている北寄りの歩道を進む。

信号のある交差点を二つ越え、49分(合計2時間7分)経過したところで再び案内標識が見える。先の瑞江駅西通りと交わる交差点を越えて少し進むと左側にロータリーがあり、その奥に駅の出入口が見えてくる。

51分(合計2時間9分)経過、都営新宿線瑞江駅南口前を通過。

ロータリーを回り込んで通りに戻り、55分(合計2時間13分)経過したところで交差点を左折して柴又街道を北上する。柴又街道は葛飾区で2度お世話になった道だ(3162回)。

1時間2分(合計2時間20分)経過、首都高速7号小松川線と国道14号・京葉道路と交差する。2段階右折して篠崎公園の前を通過し、京葉道路沿いの歩道を東へ進む。

1時間8分(合計2時間26分)経過したところで案内標識を過ぎると篠崎駅入口交差点に差しかかり、信号前を左折して篠崎駅通りに入る。少し暑さにやられたか、足取りがわずかに重い。深く呼吸をして落ち着かせる。

それにしても「~入口」がつく交差点からその駅まではそこそこ歩くのはもはや鉄板ネタのようなものだと思う。ロータリーが左側に見えてきた。面している店の半分はパチンコ店で埋め尽くされている。ぐるりと半周回り、北側に駅の出入口はあった。

1時間13分(合計2時間35分)経過、2日目最後の駅である都営新宿線篠崎駅南口前に到着。都最東端に位置している駅でもある。これで都内のすべての地下鉄駅、そしてすべての最も端の駅を制したことになる。しかし、炎天下は疲れやすい。

今日はここまで。すぐに電車に乗って退散だ。

さて、最終日である。前の2日よりも更に暑くなりそうな強い日差しだ。

前回のゴールである都営新宿線篠崎駅南口を通り抜けた側にある北口からスタートし、残り3駅を一気に踏破する。篠崎駅通りに出て北上する。2つ目の信号がある交差点で鹿骨街道を越えて住宅街の1車線道へ。進むうちに畑など開けた土地が目立ち、陽が高いこともあって周囲は日陰がなくなる。

スタートから9分(合計2時間44分)経過、傷みまくったアスファルトの道を抜けると江戸川の土手とそれに並行して通る篠崎街道が見えてくる。次の駅はこの土手を進んだところにあるので、階段を上る。

江戸川まで来たのは矢切の渡しに行ったとき(31回)以来だ。しかし、矢切の渡しはいまいる場所から次の通過駅である京成本線江戸川駅の間を往復したのと同じくらい離れた北側にある。

土手の上に出ると広い河川敷が目の前に広がる。人通りがほぼなく、風か吹いていて心地いい。日陰がある場所もなく、直射日光を浴びるので暑いことには変わりないが、これならなんとかなりそうだ。

ゆっくりと右へ曲がりつつ延びる道をひたすら進む。土手を歩き始めて5分経過した14分(合計2時間49分)ごろ、視線の先に鉄道橋が見える。JR総武線のものだろう。だが、そこまで着くには距離はまだある。それでも千葉県側に立つ高層マンションが妙に目立つ。

それにしても、野球場が多い。土手を上った直後に河川敷を見下ろしてすぐに見えたサッカー場が少年用を含めて10面あるのも驚いたが、野球場はそれ以上の数に見えるので、途中で少し足を止めてグーグルマップでざっと数えたら、これから向かう鉄道橋までに少年用を含め17もある。

更に歩いて29分(合計3時間4分)が経過したところでやっと、鉄道橋の下を通過できる河川敷への下り坂を進む。

ヒャッハー! 久々の日影だ!

そう心で叫ぶ32分(合計3時間7分)経過、やっとJR総武線の鉄道橋の下を通過。この先にある鉄橋が国道14号・千葉街道の市川橋、更にその奥に京成本線のものがある。日陰を通過して少し涼みながら見回すと、この先にも野球場がある。

そういえば野球だけに限らないけど、昔も今も体育会系(および経験者)の連中って、横一列で道を塞いで歩いたり荷物で電車の通行の妨げなどをする習性はいかがなものか。

かくいう自分も中学の頃に1年半くらい体育会系の部活をしたけど、変なしきたりがあったり、年功序列によるいじめは当たり前だったし、その気質に全くなじめず辞めた。今はその頃よりもだいぶ変わってきつつあるとはいうけど、たまに不祥事のニュースを読むと辛いし不快になる。

体育会系の問題について考えているうちに京成本線の鉄道橋の下を通過し、小岩菖蒲園前の階段を上って土手を越えようとしている。土手下に商店街の街灯が見える。その先の道を進み、突き当りを左折して高架下に本日最初の駅の出入口前へ。

39分(合計3時間14分)経過、京成本線江戸川駅前を通過。

背後の高架下にあるスーパーの左横にある抜け道を通り、最初のガード下から南側の沿道を進む。44分(合計3時間19分)経過したところで信号付きの交差点がある2つ目のガードをくぐり北側の歩道へ。わずかにできた日陰の下を通る。

突き当りで右に曲がって線路を離れ、最初の角を左折。進むとすぐにまた突き当たりとなるので左折して線路沿いに戻ると、線路は高架から地上に下りている。最初の踏切を越えると「上小岩親水緑道」と刻まれた岩が置かれた道が右側に見える。

次の踏切を越えたところから少し右へ曲がり、3つ目の踏切に差しかかったところで線路の先に駅のホームが見える。横断歩道を渡り、そのまま商店街に入ると左側に出入口が見えてきた。

55分(合計3時間30分)経過、京成本線京成小岩駅北出口前を通過。このまま駅舎の自由通路を渡り南出口へ。出て左へ進み、2車線の道路に出る。直前に通過した踏切とつながっている道だ。

信号のない交差点を1つ越え、案内標識の先にある京成小岩駅前交差点を左折し、柴又街道に入る。2日目に都営新宿線瑞江駅から同篠崎駅の間に通ったとき以来となる。そして今度は初めて同街道を南下する。

実は、今回のルートを模索していたとき、葛飾区でのスタート地点だった北総線新柴又駅からウォームアップで歩き始めて江戸川区に入り、京成小岩駅からスタートしようかと考えたこともあった。

信号を4つ越え、柴又信号口交差点に差しかかるところで少し上りになる。そして案内標識を見れば「蔵前橋通り」の文字が。蔵前橋通りは新宿から上野へ歩いたとき(33回)や台東区(76回)、墨田区(64回)で何回か横切った道だ。同交差点で右折し、同通りを東へ進む。

そこから3つ目の信号がある交差点を左折する。その交差点の手前に歩道橋と案内標識があるので、それが目印となって間違えることはない。そのあとは最後の直線。JR線の高架が見えてくるので、そこまで行けば最後の駅の出入口が見えてくる。

1時間12分(合計3時間47分)経過、JR小岩駅北口に到着。

これで東京23区すべての鉄道駅前を通過。1つの達成感はあるが、暑さによる疲労感が勝っている。東京都内ですべての駅を通過していない自治体はまだ7市残っているし。以前から残りをどう歩くか考えていて、ルートはある程度固まったのだが、複雑な路線の2市はまだ考えている。

とりあえず、電車に乗って撤退だ。