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逃避の散歩 76.台東区内鉄道駅ラリー(一部の駅は除く)

さて、今朝軽く歩いた(75回)後に映画を観てきたところなのだが、昼飯を食うにはまだ時間がある。そこで、ここに来た。

東京メトロ三ノ輪駅だ。この近くに都電荒川線の三ノ輪橋停留所(7回)があり、その周辺は2度(459回)登場している。

簡潔に言えば、ここでは未登場となる台東区内にある駅でラリーがしたくなったというわけだ。いままでに通過したのは、東京メトロ銀座線・都営大江戸線の上野広小路駅から東京メトロ浅草駅(10回、同駅は東武線も含む)、東京メトロ入谷駅とJR鶯谷駅(21回)、JR上野駅(2533回)の計9駅。

今回のルートを歩くことで台東区内にある残り10駅をすべて埋める。ルートは以下の通り。

東京メトロ三ノ輪駅→つくばエクスプレス浅草駅→都営大江戸線蔵前駅→都営浅草線蔵前駅→都営浅草線浅草橋駅→JR浅草橋駅→都営大江戸線・つくばエクスプレス新御徒町駅→東京メトロ仲御徒町駅→JR御徒町駅→京成上野駅

まず近くに見えるのは三ノ輪交差点。歩道橋のあたりで右は昭和通り、左は国際通りに分かれている。歩道橋の案内標識からわかるが、浅草と蔵前方面へ進みたいのでまずは国際通りを進む。いまいる駅前の背後に横断歩道があるので、それで左側に移動するところから開始だ。

実は、ここから昭和通りを歩いたことは何度かあるが、国際通りを歩くのは初めてだったりする。

9分経過したところで酉の市で有名な鷲神社の前を通過する。過去に何度かこの神社に来たことはあるが、ここからではなく屋台が並ぶ裏側から入っていた記憶しかない。

通りは次の信号を越えたところで少し左へ蛇行し、さらに2つ先の五差路交差点で少し右へ蛇行する。この交差点で合流している左の道を進むと、以前通過した山谷堀公園と隅田公園(4回)の近くに出る。

進む方の信号には、その後ろにまた蔵前への案内標識が現れるので、それに従って直進する。

17分経過、言問通りと合流する西浅草三丁目交差点で信号待ち。以前、この交差点をスタート地点として亀有へと歩いている(30回)。また、言問通りは左へ進むと浅草寺の裏側と言問橋、右へ進むと東京メトロ入谷駅とJR鶯谷駅前を通る。この辺りから土地勘が多少ある地域になる。

そこから次の交差点を越えて右側に浅草ビューホテルの姿が見えてくると、多くの人が知る浅草の姿をあらわす。さらに2つ先の公園六区入口交差点を左折し、六区に入ったところで駅の出入口が見える。

22分経過、つくばエクスプレス浅草駅A1口前を通過。ここから六区を抜けて雷門通りの浅草一丁目交差点へ。

まず、六差路の浅草演芸ホールの角を南側へ右折し、浅草ROX手前を左折。直進してバッティングセンターの横を通過してホッピー通りに突き当たったら右折し、新仲見世のアーケードをそのまま通過。

そして道なりに飲食店街を真っ直ぐ進むと雷門通りに出るので左折。その先の最初の信号が見えたら浅草一丁目交差点だ。そこから右折して雷門中通りを南下する。

浅草通りを渡り、浅草消防署の前を通過し春日通りに出たところで、向こう側に次の駅の出入口が見える。行ったん左折して厩橋交差点の横断歩道を渡ってそこへ向かう。

35分経過、都営大江戸線蔵前駅A6口前を通過。この先の角を左折して道なりに真っ直ぐ進む。蔵前神社の前を通り過ぎ、突き当りまで進むと左前に次の駅の出入口が見える。

38分経過、都営浅草線蔵前駅A0口前を通過。右に折れて再び国際通りへ出る。蔵前二丁目交差点で江戸通りと合流し、そのまま南下する。そして蔵前橋通りと合流する蔵前一丁目交差点の横断歩道を渡る。

言うまでもないことだが、この交差点から蔵前橋通りを左へ行くと通りの由来で以前通った蔵前橋(21回)があり、右へ進むと首都高速1号・上野線を挟んで秋葉原に行ける。今回のルートではこの通りに再び戻る。

須賀橋交番前交差点では、その名の通り左に須賀橋交番が見える。無駄話だが、この交番の真裏に公衆トイレがあるので、この辺りを歩いて具合が悪くなったときのために覚えておいても損はない。そんな自分は何度もお世話になっている。

須賀神社の前を通過し、柳橋二丁目交差点に差しかかると、横断歩道の先には次の駅の出入口が見えてくる。

47分経過、都営浅草線浅草駅A4口前を通過。ちょうどここで半分の駅を通過したことになる。この先の角を右折して突き当りにある此葉稲荷神社の前を左折するとJR浅草橋駅の東口裏側の高架下に出る。まだ出入口を通過していないので、この高架に沿って西側へ進む。

こう歩いているのはもちろん意図があって、本当は江戸通り沿いを歩いていればJR浅草駅東口前を通過できたが、その辺りはいつも人通りが多いので混雑を避けるためだ。

50分経過、JR浅草橋駅西口前を通過。すぐ先の角を右折して北上する。

福井町通りに出たら左折し、そこから3つ目の交差点で清洲橋通りに合流する。この交差点の横断歩道は渡らずにそのまま右折してまた北上する。横断歩道を渡ってしまうと千代田区に入ってしまい、その時点でこの駅ラリーは失敗となる。原則として駅ラリーでは隣の自治体に入るのを禁止している。

59分が経過したところで鳥越一丁目交差点で再び蔵前橋通りと合流し、横断歩道を渡ってさらに清洲橋通りを北上する。

1時間2分経過、年季が入ったアーケードが特徴的な佐竹商店街に入る。

この商店街は「日本で2番目に古い商店街」と名乗っている。二十代前半の頃、ふとしたことから深夜にこの近辺を歩いていて、偶然通りかかったのがこの商店街だった記憶がある。

アーケードの途中に蘊蓄的なことが書かれた吊り幕が下がっている。たとえば、さっきの「日本で2番目~」とか「夏目漱石は下谷区(現 台東区)で小学生時代を過ごした」といった感じ。漱石の話なんかは「お、おう……」としか言えない。そこを含めて味に感じる。

ご時世なのかはわからないが、半分の店が開いていないアーケードを進んで最北端まで進む。

1時間5分経過、商店街の最北端に出て左側すぐの都営大江戸線・つくばエクスプレス新御徒町駅A2口前を通過。このように、商店街を抜けたのには理由があったわけだ。

そしてこのまま進み、最初の信号が見えたらそこを左折する。そして竹町公園前交差点に来たら右折。真っ直ぐ進んでいると、首都高速1号・上野線が見えてくる。その下にある台東三丁目交差点で左側を見ると駅の出入口が見える。

1時間12分経過、東京メトロ仲御徒町駅1番口前を通過。

交差点を越え、一旦JR線の高架下を通過してから左側に入る。微妙な遠回りをしているが、個人的になるべく一筆書きのように来た道を戻るような真似をしたくないからだ。そして、次の駅はこちら側から入った方が混雑に巻き込まれないということもある。

左側に広場が見えてきたら、右側にはもう駅の出入口がある。ちなみに広場の自転車置き場の出入口裏にパンダの像がある。だが、そんなことにかまっている暇はない(腹が減ってきた)ので先を急ぐ。

1時間16分、JR御徒町駅南口前を通過。再び高架下をくぐって高架沿いに左折して同駅の北口方面へ。

残りは上野公園にある1駅のみ。だが、この先はアメヤ横丁を含め人混みの中を抜ける必要がある。それはどうしても避けたい。ならばどうやって切り抜けるか。

答えは簡単。地上を歩かなければいい。

JR御徒町駅北口前にその入口はある。都営大江戸線上野御徒町駅A6口だ。

上にある駅名版が示す通り、東京メトロ銀座線および都営大江戸線の上野御徒町駅、そしてさっき通過した仲御徒町駅。この3つの駅は繋がっている。これらをつなぐ地下通路からは上野駅まで一気に歩ける。地上のこの辺りよりもはるかに人通りが少なく便利なので覚えて損はない。

さて、階段を下り切ったら右へ折れると地下通路に出る。左に折れて直進。その途中で都営大江戸線上野御徒町駅の改札口前を通過する。先に述べているが、上野御徒町駅は過去に銀座線全駅踏破の時に別の入り口前を通過しているので今回通過する駅にカウントしない。

さらに進むと突き当り、天井に案内板が見える。左右二つの矢印が示されており、左はA1とA2口そして銀座線上野御徒町駅改札口へ。右はA3からA5口となっている。進むのは右だ。下り階段があり、下りてすぐ右側にA5口、その隣にあるのが上野中央通り地下歩道だ。

このまま真っ直ぐ進み、突き当りで階段を上り左折するだけで京急上野駅の改札口に行ける。その距離440メートル。なぜそれがわかるかというと、入り口の案内板の裏側にあるもう一つの案内板に記されているからだ。

だが、それでは味気ないので、途中で地上に出て出入口を目指すことにする。緩やかな上り坂になっている道を進み、残り250メートルで平面となり地下駐車場のロビーとC5口への案内板が見えてくる。

その近くまで行くと、地下駐車場への入り口となる下り階段とエスカレーターが左側にある。階段を下りると左側にはC5口への階段、右側は地下駐車場ロビーの自動ドアを隔てた先に地上行きエレベーターと階段のC6口がある。ここで選ぶのはC6口だ。エレベーターを使わずに階段を上り、地上へ。

出入口から振り返ると、奥に上野公園の入り口が見える。残りは100メートルほどといったところか。上野公園前交差点に来たところで、横断歩道を渡らずに左の動物園通りに入ると最後の駅の出入口が見えてきた。

1時間27分、京成上野駅池の端口前に到着。これで台東区内にあるすべての鉄道駅前を踏破。

池の端口は中央通り沿いの正面口と比べて人通りが少なくかつ非常に地味な出入口だが、実はこちらの方が改札口に近い。といっても生まれてこの方、ここから京成線に乗ったことはない。

さすがに腹が減った。昼飯を食いに行こう。