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元デスクワーカーのカップルが全国のエコビレッジを巡る1年の旅

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2021年8月、人と自然が共存する社会をつくるためのデザイン手法「パーマカルチャー」を学び、実践するため2ヶ月間千葉県いすみ市にて築150年の古民家で農的暮らしをする。そこでの暮…
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#エッセイ

暮らしの革命は田舎から始まるのかもしれない|鳥取で感じたことの記録

暮らしの革命は田舎から始まるのかもしれない|鳥取で感じたことの記録

プロローグ昨年の秋頃、僕はパートナーと日本の暮らしをめぐる旅を始めた。

僕たち二人が旅をしようと決めたきっかけは「自然と切り離されたように感じる暮らし方」への強い違和感だった。

そんな直感に従い、千葉県いすみ市で古民家暮らしをするプロジェクトで僕らは出会い、旅に出たんだ(詳しい経緯はこちらから!)。

小さくて優しい、暮らしの革命僕らは、この8ヶ月間で15ヶ所を超える、様々な農家さんやご家族、

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暮らしはもっと、多様でいい。人々の暮らしをめぐる8ヶ月間の旅を通して知ったこと (後編)

暮らしはもっと、多様でいい。人々の暮らしをめぐる8ヶ月間の旅を通して知ったこと (後編)

そんなこんな*で、突然千葉県いすみ市の古民家で暮らすことになった僕(※そんなこんなはこちらの記事から!)

これは、後に僕や周りの人たちの人生に影響を与える、めちゃめちゃ大きな選択だったと思う。

そこで共に旅をすることになるパートナーのWakanaと出会えたし、今まで思い描いたこともなかった将来の暮らしのビジョンが見えたからだ。

パートナーとの出会いと旅の始まりボランティアスタッフを招き入れて

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暮らしはもっと、多様でいい。人々の暮らしをめぐる8ヶ月間の旅を通して知ったこと (前編)

暮らしはもっと、多様でいい。人々の暮らしをめぐる8ヶ月間の旅を通して知ったこと (前編)

「やりたくないことをやっているわけではないけど、これがベストな毎日とも思えない。何かを変えないといけない⋯⋯。」

生活はできていても、ゆるやかに心が縮んでゆく感覚を僕はたしかに感じていた。

服のサイズやデザインが自分の身体や感覚に合わないと心地悪さを感じるのと同じで、僕は暮らしと自分が合っていないと直感した。

それまでの暮らし方に期限がやってきたのだと思う。

心から豊かだと感じられる暮らし

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