【MBTI】タイプダイナミクスを知ろう

こんばんは、ひでです。
今回はMBTIの核心、タイプダイナミクスについて説明します!
INTJなどの各文字はそれぞれ、
エネルギーの指向性、認知機能、判断機能、外向機能の傾向
を表していますが、
これらは単独で存在してるわけではなく、
相互作用して人間の精神をダイナミックなものにしています。
これがタイプダイナミクスです。

以前の記事で、それぞれの心理機能には各タイプで順序がある
ということを解説しました。

この順序の違いによりそれぞれのタイプの違いが生まれます。

それでは一つずついってみましょう!

主要機能

主要機能はその人が最も使い慣れた、ストレスなく使える機能です。
特に、初対面での様子を観察すれば、
内向的か外向的かは比較的容易に判断できます。

主要機能は、最も使い慣れた機能ですので、
初めての状況に対処する際にまず働かせる機能です。
EP型であればまずは情報収集。
EJ型であれば場の雰囲気を確認します。
言い換えれば、EP型が直接的な認知機能に頼るのに比べて
EJ型は周囲の反応を基に間接的な認知をとります。
このため、EJ型はやや控えめに見えるかもしれません。

また、ストレスなく使えることから、
この機能を使っている時にはイキイキとしています。
また、ストレスが溜まった時には
主要機能を使える状況に身を置くことでストレスを解消することができます。
内向型の人が一人の時間が必要、とされるのはこのためです。

主要機能はほぼ無意識的に使える機能ですので、
基本的には起きている間ずっと使っているといって良い機能です。
内向的な人は自身だけで完結するので
これが容易なのですが、
外向的な人は外部からの刺激が不可欠ですので、
必然的に外に出て刺激を求めにいきます。
したがって、外から見ると活動的に見えます。

補助機能

補助機能は、主要機能を補佐する機能です。
主要機能と比べて、
内向と外向、認知機能と判断機能が逆になります。

具体的には、主要機能を検証する機能となります。
主要機能が判断機能(IPまたはEJ)の場合、主要機能で得た結論、その確からしさを認知機能によって確認します。
主要機能が認知機能(IJまたはEP)の場合、主要機能で収集した情報をまとめあげ、それが正しいか確認(共感、賛同など)します。

ここで注意したいのは、
前者の場合、人間の持つバイアスにより、出した結論を正しいものとする情報を重要視するため、頑固になりやすいこと。
後者の場合、考えや感情をぶつけた相手によっては正しさが独りよがりなものになってしまうことです。つまり、イエスマンばかりでは誤った判断に気づかない、ということです。

補助機能は主要機能に比べてやや意識的に使われる機能となります。
主要機能が内向的である場合は、
内省的な活動に飽きてしまったり、ネタ切れを起こしてしまった際に
顕在化するでしょう。
一方、主要機能が外向的な場合は、
外的な刺激に疲れてしまった場合や情報過多となった場合に
顕在化すると思われます。

主要機能と補助機能を合わせて
内向・外向、認知機能、判断機能の全てを使いますので、
その人の特性を強く表す機能となります。

第3機能

第3機能は、難しい心理機能です。
というのは、明確にこれと言える説明がなされておらず、
他の機能とは異なり、名前がついていないことからも
単純ではないことが伺えます。

第3機能は、補助機能のもう片方の機能です。
補助機能がNならS、TならFです。
内向・外向機能については、補助機能の逆と言われることもありますが、
明言されているわけではないようです。
俗に、子供の機能と言われたり、補助機能が十分に発達した後に発達する機能とされています。

基本的には第3機能は発達の遅れている心理機能と考えられます。
先天的にその機能を使うのが不得意なのか
後天的に封じ込められてしまったのかはわかりませんが、
主要機能、補助機能ほどうまく使えるわけではないでしょう。

確実に言えることは、第3機能は、主要機能と補助機能で
うまく状況に対応できない時に現れるということです。
また、隣の心理機能のうち、補助機能は同じ機能属性(NならS、TならF)となりますので、
必然的に劣等機能と組み合わせて使うこととなります。
どちらも苦手な心理機能となり、
これらを使った状況への対応は困難なものとなるでしょう。

劣等機能

劣等機能は、最も使うのが困難な心理機能とされます。
主要機能の真逆の機能となります。

劣等機能はあるいは、本人は全然意識できない機能であるかもしれません。

劣等機能は、ストレスが過剰にかかった際に現れます。
これは、主要機能と補助機能で状況に対処できなかったからです。
ストレス状態ですので、
その現れ方は不健全で攻撃的あるいは逃避的であることが多いです。
したがって、状況をうまく解決することができず、
さらに抑制的になってしまいます。

一方で、安心できる空間にいる時にも
劣等機能は現れます。


以上、タイプダイナミクスの基本、
心理機能の順序による特徴について説明しました。
正直書ききれないことあるので、
また別記事にしたいと思います。
長文読んでいただきありがとうございました!


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