見出し画像

それでも「鬱だ死のう」とはならない [ニゼロ♯18]

『おがくず-sawdust-』


「失くしたはずさ」誰かが私に言った
それでも求めずには居られない
死に損ねて 無意味に生き永らえて
目的も、帰る場所もここじゃない

過去には戻れないし 未来へ踏み出す勇気も無い
今日という日々を繰り返す
地の果てへ落ちることも 空へと羽ばたくことも
今は叶わない 羽は貼り付けのまま

「心の隙間埋める掛替えなんて無い」
そのくせ愚かにも温もりを求めている
貴方と過ごした日々はあまりにも長すぎて
誰にも空っぽの胸 満たせない


その夜違う人と身体を寄せ合った
惹かれないほどの距離を保って
確かなものは腕の中の小さな息
自分の罰を忘れかけた

きつく強く抱きしめた 貴方の影を描いて
…微睡みで濁った世界で
「このまま壊してしまおう そうすれば永久になる」と
大きな破壊衝動に駆られていた

「心の隙間埋める掛替えなんて無い」
そのくせ愚かにも温もりを求めている
貴方と過ごした日々をこの胸に閉じ込めて
活きているフリをしているんだ


溶けてなくなりたかった でも季節は形ある
この身を明日へ運んでしまう
“ただ生きている”だけの日々 置き去りのままの記憶
乖離していく悲しみを許したくない

「心の隙間埋める掛替えなんて無い」
そのくせ愚かにも温もりを求めている
貴方と過ごした日々だけを詠っていたい?
それならこんな日々も愛せるから

誰かが新しく詰め込んだ優しさに
私のこの胸が満たされてしまうまで
例え夢幻に痛めつけられていく毎日でも
貴方がいるなら それでいい

貴方がいるなら それでいい

-------------------------------------------------------

詩の解説

上記の散文詩は20年くらい前に書いたもので
架空の創作小説の主人公が
"最も精神状態のヤバい状態のときに作った楽曲の歌詞"
という設定
で書き上げたものです。
(一応メロディもありますが形にはしていません)

「おがくず」というのは「大鋸屑」と書き、
一般的な使用方法としては
・ぬいぐるみやきぐるみの綿の代わりに詰め込まれてたり
・嘔吐物や排泄物の処理に使われたり
・動物の敷物として撒かれたり
・緩衝材として物と物との間に挟まれたり
――する物ですが、発火する恐れがあるため使用には注意してください
というもの。

ここでは
・生きる意味を失って抜け殻に成った体の
魂の代わりに詰め込まれた何か(空虚)と見立てていたり
・愛のない交渉相手との体と感情の間に挟まる違和感としてみたり
・そんな醜い感情を吸着処理してくれるものとしてみたり
・でもそれはいつか生きる情熱として燃え上がる可能性のあるもの

として描いております。

sawdustは、「おがくず」を英語に直訳しただけですが
sawはseeの過去形としての意味を込め
「出会ったものの欠片」、としていたり。

我ながら「クッサイ詩が書けたぜ」と
自画自賛しているお気に入りだったりします。


まぁなんでそんな過去作を引っ張ってきたかと申しますと――


ただいま絶賛鬱発症中!

どうも、ご無沙汰しております。
約一ヶ月ほどnoteから遠ざかっていましたが
皆さんは元気にお過ごしでしょうか。

私は芳しくないです。笑

去年も5月6月は塞ぎ込んでてほぼ記憶がないのですが
なんとか支援金とやらの申請で得られたわずかな生活費で
引きこもっていた気がします。

今年は4月より幸い働き口が見つかり、
細々と続けているweb系のデザイン等を継続しながら
イベントスタッフとして月15日くらいは
どこかしらで就労させていただきまして
借金完済まであと60万くらいとなりました。

おめでたい!
鬱で寝込みがちな状態異常でよくここまで来た!


ただ、去年の上半期に払い忘れていた電気代の請求が
GW直前に半年分まとめてきてしまい
通電ストップの危機に瀕しました。

まぁなんとかそれは免れたものの、ちょーっと無理がたたって消沈気味。
5月6月、そして7月入ってからも
勤労のある日以外はただただ寝ているだけの生活をしておりました。
面目ない。

Twitterで絡みのある方は、
低浮上だったこともあり気づいてたかもですね。
心配をおかけしました。


私の症状について

私の睡眠障害はどちらかといえば
「寝れない」ではなく「寝すぎてしまう」
これまで綴ってきましたが
最近これがちょっと違うなということに気づきました。

「起きる気がしない」
これが正しいかもです。
もう、とにかく外出する理由がないと
ベッドから起き上がる気力が沸かない、これに尽きます。

もともとトイレも訓練の賜物か
一日1回でも大丈夫なくらい我慢できてしまうので
ほんとにずっとベッドの上に居られてしまうのですよ。

例えば次の出勤まで3日間休みがあるとするじゃないですか。
(※イベントスタッフなので基本土日祝が稼働日で
平日はCDの発売日である水曜、フラゲ日である火曜とか不定期に)

そうすれば3日後の出勤日まで
ほとんどベッドの上で過ごすことになってしまいます。

一応起きてPC前に鎮座していろいろやろうとするんですが
3時間もすれば横になりたくて座椅子にもたれかかり
それで寝落ちすることが続いたのでまたベッドへ戻る……と。

マネージャー時代は、起きる=激務で
コロナ化以降は起きる=無給なのに激務、で鬱に陥ったせいかな
となんとなく要因を想像しています。

日付変わるのが怖い……日が昇るのがイヤ……
外に出るのが億劫……というコンボ、じゃないかなぁ。

そりゃSNSを見るのも消極的ですよ。


最近の趣味

結果寝過ぎに繋がって先述の表現になるんですが
それでもさすがに24時間もあれば眠くない時間も
7、8時間くらいはあるわけです。

去年の下半期、オリンピック関連の手伝いをして音楽を聴ける気力が復活し
さらにこのnoteを書くという行為のおかげで読み物が少しずつ大丈夫になり
今年の初めからラジオなら聴けると気付き
しばらく聞けてなかった「思春期が終わりません」というラジオを
空白の2年分をすべてアーカイブで聴き直し

※「思春期が終わりません」とは
浅沼晋太郎×鷲崎健のフリートークラジオ

すべて聴き終え最新に追いついた今月から
ついに「アニメを見るか……!」とようやくなりました

そんなわけで今月からやたらとアニメを見直しています。
マネージャー時代から見れなくなってた時期のものだったり、
今季から新シリーズが始まるものの過去シリーズを履修したり。

すでに11作品を完走し、今期アニメをとりあえず第一話から
ほぼ全てを眺めようとしています。

前前職で似たようなことをしていたので
それ自体は苦ではないのです。

本日以降それについての記事が増えていくかもなので
そのときはよしなに。


最近『Love gone』じゃなく『I~誰か…』が一番な理由

余談ですが、
今度小松未歩の楽曲を一曲一時間語ろうシリーズのテーマが
『I~誰か…』なのです。

奇しくも、今一番感情移入できる楽曲
だいぶ気分が落ち込んでいるので、
次回のnote記事はこれについて語るつもりですが
結構な文量、もしくは濃い内容になりそうな予感がしています。

まだ一文字も書き始めていませんが、先に説明すると。
冒頭の自作の詩、
これに非常によく似ている世界観だと思っています。

mixi全盛期時代ぶりに「フリータイムで8時間V系カラオケ」とか
8時間ぶっ通しでアニメを見る
(※見ながらソシャゲとか音源整理をする)等の行動で
ちょっとだけこうしてまたnoteに戻ってきました。

興味を抱くということに前向きにはなっているのに
まだその行動力に気力がついていってないな………
とは感じるものの

まぁでもやっぱり無理するのも良くないので
なだらかに緩やかに生きる情熱と向き合ってみます。


Afterword

というわけで、よかった、とりあえずまたnoteに書けた……

まだあんまり元気ではありませんが
(そのせいで最近のツイートがちょっと毒っぽかったりしますが)
また一から立て直してみます。

幸いこんな状態でも死にたいとは思わない
死にそうな雰囲気も感じないので。

体はすこぶる健康なのですよ。
職場が炎天下だったり力仕事だったりするのも手伝ってか
むしろ前より食欲は多いくらい。

心だけがちょっと萎えてるだけ。
よく会話中にぼーっとしてます。
同僚にどう思われてるかなぁ。
まぁ、そういうキャラってことで通します。


では次回、小松未歩最大の問題作『I~誰か…』について。
よしなに。


最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!