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生まれてくる子供への最初のプレゼント

「腸活」「脳-腸相関」「プロバイオティクス」「乳酸菌」
など、色々と『腸』に関連するだろう言葉がたくさん周りにあるけれど、自分の中で全然整理されていなかったので少しずつ整理していこうと思います。

自分の健康が生まれてくる子供の健康に直接関与するとなると・・・
しっかりしなきゃと思ったり。親になったんだな・・・笑

前回のnoteで書いた通り、

「生まれてくる子供への最初のプレゼントは、母親の細菌」
という事がわかった。

細菌と言ってしまうと範囲がとても広くなってしまうので、
今回は「腸内細菌叢を良好な状態に」というテーマで書き進めます。

腸内細菌叢(腸内フローラ)が良好な状態とは

腸内細菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」との3つのグループに分かれます。

善玉菌、悪玉菌、日和見菌の菌種と働き

理想的な腸内細菌は善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%と言われています。
日和見菌は善玉菌か悪玉菌か、優勢な方へなびくため、善玉菌が悪玉菌よりも多い状態でないとバランスが崩れてしまいます。

善玉菌優位な状態を作るには

腸内細菌と食事は、相互に密接な関係を持っています。
善玉菌と聞くとヤクルトの乳酸菌飲料を思い出すかもしれません。

という事でヤクルトのサイトを見に行ってみました。

ヤクルトでは「生きたまま腸にとどく」
というフレーズを多用してました。じゃあ死ぬやつは・・・
と謎が深くなってきてしまうのでヤクルトの話は終わって元に戻します。笑

善玉菌は先ほど出てきた様に「乳酸菌」「ビフィズス菌」が主になります。
「乳酸菌だけを摂っていればいい」「ビフィズス菌だけを摂っていればいい」
というわけではなく、乳酸菌は小腸で働き、ビフィズス菌は大腸で働く、という住みわけがある様なので両方摂取が必要なようです。

プロバイオティクスは、「適正な量を摂取したときに宿主に有用な作用を示す生菌」、プレバイオティクスは、「大腸の 有用菌の増殖を選択的に促進し、宿主の健康を増進する難消化性食品」のこと

日本静脈経腸栄養学会雑誌 31(3):797-802:2016

プロバイオティクス
乳酸菌は発酵食品によく含まれます。
しかしこの発酵食品で摂取した善玉菌達は腸内で活動しているのは3~4日で体外へ排出されてしまうので、継続して摂取していく必要があります。

プレバイオティクス
それに比べ、善玉菌達のエサになる水溶性食物繊維やオリゴ糖を摂取していく事はすでに住み着いている善玉菌達のエサになるので、こちらも大切になってきます。

このプロバイオティクス+プレバイオティクスの両方の摂取が善玉菌を優位な状態を作り出していく事ができるようです。

死んだ乳酸菌でも効果はある

先ほどヤクルトの「生きたままとどく」
のフレーズに死んだ奴はどうなるのか、とツッコミを入れたくなったので、調べてみたところ、プロバイオティクスとしての働きではなくプレバイオティクス的な、つまり善玉菌達のエサとなって結果的に腸内環境の改善に一役かってくれているよううです。

なので死んだ奴は使い物にならない!なんて言わないでね。



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