こんな写真撮ってます～山中湖からの夜景（夏）～

今年（２０２０年）は、富士山の夏登山は不可能という、そんなコロナウィルスの影響な結果になってしまいまして。本当に残念というのが、登山愛好家でもない私でも思う感情・・・

富士山の夏登山の醍醐味の一つに「ご来光を拝む」というのがあるらしく、割と夜間に登頂する方も多いという。灯りに照らされた登山道が輝く夜の富士山の１枚をゲットできるというチャンスがあるではないか！と。そんなわけで２０１９年の夏に、夜更かしがてら山中湖付近までお出かけして撮影した何枚かの中からの１枚がこちら。

シャッタースピードは３３０秒！人間の歩くスピードなんかたかが知れているのだけれど、これだけの灯りになる程の人が動いているっていうのが凄いなあ～と。こんなの自分の腕でもないしね。本当に登山してくれている方々が作り出してくれている世界ですから、風景写真を撮る人って本当に無力だからこそ、一期一会の状況に感謝しなきゃいけないんだよな、と改めて思いました。現像とか見栄え良くする術とか、色々考えちゃうけど、やっぱり「自分は撮影していて、事の主体は自分ではない」という事を忘れちゃいけませんね、と。

「自分は凄い」っていう意気込みとか気合って大事なんだけど、相手があってナンボという、そういう趣味とか嗜みがカメラを使って表現できる事の原点という事を絶対に忘れちゃいけないのです。

撮影日：2019年8月9日

カメラ：NIKON D7500

レンズ：AF-S　DX NIKKOR 16-80ｍｍ F2.8-4E

焦点距離：50ｍｍ

ISO感度：320

F値：4.5

SS：330秒

※Lightroom6で現像済み