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土用の丑の日は、『う』のつく食べ物と『黒い食べ物』を食べてましょ

夏バテをしないようにウナギを食べるんだよと幼い頃、こんな風に言い聞かされたことを覚えています。

土用の丑の日は祝日でもないのに生活の中にかなり浸透しています。これは夏土用に限ってのことですがね。

土用は暦の上で【雑節】とされているもので【年に4回】あります。土用の丑の日は夏土用の期間中に訪れる【丑の日】を指したものです。年に4回訪れる土用についてまとめました。毎年土用の丑の日はウナギを食べようで浸透していますがそれ以外にも食べるといいものがいろいろあるんです。


土用は夏だけのものじゃなかった

✤冬土用→1月17日~2月2日→未の日は1月23日で【ひ】が付く食べ物や赤い食べ物をたべましょう。

✤春土用→4月17日~5月4日→戌の日は4月20日と5月2日で【い】のつく食べ物や白い食べものを食べましょう。

✤夏土用→7月19日~8月16日→丑の日は7月28日で【う】のつく食べ物や黒い食べ物を食べましょう。

✤秋土用→10月20日~11月6日→辰の日は10月23日と11月4日で【た】のつく食べ物や青い食べ物を食べましょう。

立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を土用といいます。

年に4回あって、土用の丑の日にウナギを食べる習慣は後付けされたものでした。それまでは土用しじみや土用卵や土用餅などが食べられていました。

土用しじみは腹の薬と言われ【う】のつく食べ物が定着する前から土用の食べ物として親しまれてきました。土用卵とは土用の時期に産卵した卵のことで精が付くということから親しまれてきました。土用餅はあんこがお餅を衣のように包んでいる状態のことを指していて赤福などが思い浮かびますね。小豆は厄除けに通じるため、食べると無病息災で過ごすことができるといわれています。ウナギを食べる習慣がついたのは江戸時代中期(1700年代中頃)からでした。【う】のつく食べ物としてウナギのほかに「うめぼし」・「瓜(きゅうり・スイカ)」・「うどん」などがあり、黒い食べ物としては「黒豆」・「黒ゴマ」・「黒砂糖」・「玄米」・「ゴボウ」などがあります。

昔はあまり売れなかったうなぎを土用の丑の日にウナギを食べようという習慣の影響で売れるようになりましたが、現在はウナギが不足しているから高いんです。そもそもウナギ稚魚が減少しているため価格が高騰しています。


2021年の土用の丑の日は、7月28日です


季節の変わり目=土用期間

年に4回ある土用期間は、じっくり休んで体力や気力を蓄える時期として過ごすことが望ましいとされています。

✤のんびり休む  ✤カラダのメンテナンスをする

✤栄養のあるものを食べる  ✤家の掃除をして厄を落とす

✤今までの仕事や人間関係や生活習慣を振り返る。

✤次の季節の準備(衣替え)

土用の期間中は厄がたまりやすいので掃除をすることで厄払いと同じ効果があります。

7月19日~8月2日が夏土用で、最初の日が土用入りで最後の日が土用明けとよばれています。

土用期間中に避けたいことは、土をいじることです。それらを抜いた日々に新し事をスタートさせることで運気がさらによくなります、。

草取りはもう少し後で。


土用期間中のタブー

◆地鎮祭◆造園・土木・エクステリア工事・土を動かすこと(盛り土・穴掘り)◆井戸堀◆土いじり(ガーデニング)◆新居の購入◆リフォームを始めること◆引っ越しなど。

土を司る土公神(どくしん・どこうしん)という神様が支配しているので土を動かしてはいけないとされています。

どうしてもガーデニングをしたい時は直接土を触らないように軍手をして手短に終わらせましょう。


暑い夏を乗り切るために我が家でもウナギを食べました。

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夏の暑さを乗り切るために、家族みんなで食べました~。うな丼・ゆで卵・ゴーヤチャンプルー・ズッキーニとトマトの焼きマリネ・麦茶。

ふわっふわでしっとりでとろりんちょ。玄米ご飯にドーンとのせてタレをかけていただきました。美味しいくてたのしいひとときがながれて感動したのでした。家族でおうちで味わえて幸せなおひるごはんになりました。







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