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4月になってからまともにしゃべってない。話しかけると怒鳴られるから自分から話しかけないようにしている。
受話器の先の母が言った。

え・・・・・。
あ・・・・・。
そうなんだ~。

一瞬驚くけど、冷静を装う。

私だったら耐えられない。
喋らないで一緒に生活することに対して、考えられないからだ。
喋ることが出来ない状態でも、違う形でコミュニケーションをとりに行く。

共感とアドバイス

あちらが反省しないからだめなのよ。といった母。

娘としては、母の気持ちに共感して父の嫌なところを言うと
母は余計に気分が悪くなる。
愚痴ったものの娘に否定されるのは嫌、らしい。

かといって、
想像で父はこう思っているのかもね・・・を伝えると、
あんたにアドバイスされたくない、あんたは黙って聞いてたらいい。と言われたことがある。
だから、いつも共感せず、アドバイスせず、うんうん・・・と
、話を聞くことに徹している。

地雷を踏まないように

平穏な状態で受話器を置きたい。←私の本音。
怒鳴る父と怒らない主人はタイプは、全く違う生き物に見えてくる。
怒らなくていいところも怒鳴る父。怒られないように立ち振る舞っていたけどそれでもなぜか怒られてしまう。怖かったなぁ~。

怒られるかもしれない恐怖と隣りあわせの生活は楽しいのだろうか。

必要最低限はしゃべるけど、それ以外は話しかけてはいない
それでも一緒にいる意味があるのかと不思議に思う。

きっかけはキャリアコンサルタント

ケンカしても仲直りして、いつものように過ごしたい。
キャリアコンサルタントになってから主人は大きく変わった。
どんな内容の話であっても熱心に聞いてくれて、
悩んでいる根本をいち早く見つけて、
的確な問を投げかけてくれる。

仕事のことも・家族のことも・自分自身のこともいつ話してもウェルカム態勢で話を聞いてくれる。

おはようの挨拶から始まって、おやすみなさいでしめくくる。
一緒に居たい。
一緒に暮らしたい。
おしゃべりしたい。
だから一緒に暮らしている。

いろんな夫婦の形がある。
本人たちがそれでいいならいい。

私はしゃべらずに過ごすことができない。
秘密も内緒もできず、すぐにネタばらししてしまう。

家族と一緒に生きる。
パートナーと一緒に生きる。
命ある限り、一緒に居たい。
一緒に居る意味は、みんなそれぞれ違うけど私はこの先も主人と一緒に歩んでいきたい。



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