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決勝の舞台は古里石巻 秋季東北高校野球 柴田高 遠藤さん、横山さん

 東北6県の頂点を競う「第73回秋季東北地区高校野球大会」(東北地区高野連主催)の決勝が20日、石巻市民球場で行われた。柴田と仙台育英の宮城県勢同士の対戦となり、柴田の主将で遊撃手の遠藤瑠祐玖さん(2年)、三塁手の横山隼翔さん(同)は共に石巻市出身。試合は1―18で仙台育英に敗れたが、最後まで諦めないプレーを見せた。【山口紘史】

育英に敗戦も雄姿見せる

 柴田は1回戦で学法石川(福島)に7―2で勝ち、2回戦は八戸学院光星(青森)、準々決勝で東日大昌平(福島)、準決勝では日大山形(山形)と各県の強豪を次々と破り、優勝に王手をかけた。東北大会で宮城県勢同士の決勝は、20年ぶりとなった。

秋季高校野球東北大会 柴田高の石巻出身2選手

最後まで勝利を目指して諦めないプレーを見せた遠藤さん(左)、横山さん(右)

 柴田の主力で先発出場した遠藤さん、横山さんは共に石巻市で野球を始めた。遠藤さんは小学生でスポ少の牡鹿・鹿妻DEER、中学生では硬式野球の宮城北部リトルシニアに所属。横山さんは小学生で大街道キッズ、中学校では門脇中野球部で活躍し、高校から硬式野球を始めた。

 仙台育英に果敢に挑んだ柴田だったが、強力打線に打ち込まれ敗戦。それでも選手は最後まで「楽しむ」ことを忘れず、堂々と戦った。地元出身の両選手のプレーはスタンド席や外野席の地域住民にも希望を与えた。

note用秋季高校野球東北大会 柴田高の石巻出身2選手 (64)

出塁しチャンスを作った遠藤選手

 遠藤さんは「普段は寮生活で石巻に帰ってくる機会も少ないので、こうした形で古里の皆さんの前で戦えたのは光栄。次こそは仙台育英に勝ち、皆さんの応援に応えたい」と話していた。

 さらに、横山さんも「地元で決勝戦の舞台に立てたことは励み。冬場の練習を乗り越え、さらに強くなりたい」と高みを目指していた。


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