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石巻工 接戦も延長で涙 高校野球代替大会 主戦佐藤 力投148球

 全国高校野球選手権大会宮城大会の代替となる東北地区高校野球宮城大会は23日、石巻市民球場で石巻工業対仙台南の3回戦が行われた。試合は両者譲らず、同点のまま延長戦に突入。十回は互いに無死一、二塁から始まるタイブレークで競い、石巻工は無死満塁の好機も作ったが攻め切れず4―6で敗れた。【山口紘史】

 後攻の石巻工は、三回、三塁走者の伏見が相手投手の暴投を見逃さず、本塁に生還して1点を先制。六回に2点を奪われたが、その裏、二死二塁の好機で8番高橋が右前適時打を放ち2―2の同点とした。

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 主戦の佐藤は得点圏に走者を置くも要所を締める投球で九回まで2失点に抑えた。しかしタイブレークでは相手の猛攻を受け、4失点を喫した。石巻工はその裏、無死一、二塁から4番和田、5番青山の連続適時打で2点差とした。続く6番阿部も死球で出て無死満塁の好機を作ったが、後続が断たれた。

高校野球 石巻工業タイブレークで敗戦 (2)

 1人で148球を投げた佐藤朋輝投手(3年)は「自分たち本来の野球ができず、延長で負けたのは悔しい」と唇をかみつつも「苦しい場面でも仲間が励ましてくれたので、最後まで投げることができた」と感謝を込めた。

 これで石巻勢は24日午後に角田と戦う石巻のみとなった。

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