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「元気があれば復興もできる」 猪木さん東松島で闘魂注入 渥美市長 当時語り悼む

 東松島市の渥美巖市長は4日、定例会見で、1日に心不全で死去した元プロレスラーで参院議員も務めたアントニオ猪木さん(79)に対し「被災者を激励いただき、大変お世話になった」としのんだ。

避難所で渥美県議(当時)から話を聞く猪木さん=平成23年4月5日

 猪木さんは、震災直後の平成23年4月5日に同市を訪れて支援物資を届けた。市役所で被災状況を聞き、災害対応にあたる市職員や自衛隊員らに〝闘魂注入〟の平手打ちをプレゼント。小野地区の避難所では、避難者と握手を交わし、「元気があれば復興もできる。1、2、3、ダー」と勇気づけた。

 当時、県議だった渥美市長は「スポーツ関係で上り詰めた一般の国会議員とは違うスケール感の違う人。23年8月には、プロレスで支援したいと両国国技館に被災3県の子どもたちも招待してくれた。非常に応援してくれた」と死を悼んだ。【横井康彦】





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