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日ハム6位指名・宮内投手 「来春の開幕1軍目標」 球団が日本製紙石巻訪問

 プロ野球パ・リーグの日本ハムファイターズから6位で指名された社会人チーム日本製紙石巻の宮内春輝投手(26)に28日、球団スカウトが指名のあいさつに訪れた。宮内投手は「プロとして歩み出す自覚がさらに湧いた。来春の開幕1軍スタートを目標に、自分らしさをアピールしていきたい」と意気込んだ。

 宮内投手は、社会人4年目で176センチ、75キロの横投げ右腕。最速152キロの直球を軸にシンカーやスライダーを織り交ぜて打者を圧倒する投球スタイルであり、日本製紙ではリリーフエースとして活躍した。

来春開業の新球場が描かれたペナントを持つ宮内投手(中央)

 日ハムの大渕隆GM補佐兼スカウト部長は「体の質が良く、強さと柔らかさを持っている。ボールにも強さがあり、年齢は気にならない。まだまだ成長する。社会人時代と同様、短いイニングでの仕事になると思うが、長く活躍できると思う」と期待感を語った。

 宮内投手も「中継ぎや抑えを目指し、直球でガンガン押していける投手になりたい」と決意。冬場はウエートトレーニングに励んで体を大きくし、将来的に直球で平均150キロを投げられるように鍛えるという。「結果を残し、ファンに好きになってもらう努力も必要と思う。開幕から1軍で活躍したい」と先を見据えた。

 また「新庄剛志監督がどういう考え方の野球をしている人なのか、直接話してみたい。海鮮丼やジンギスカンなど北海道の食も楽しみ」とも話していた。

 日本製紙石巻からのプロ入りは7年ぶりで7人目。なお、日ハムは平成29年度のドラフトでも、石巻西高出身で当時、東北学院大だった鈴木遼太郎投手(26)=現在は社会人野球で活動=を6位指名している。【山口紘史】





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