魔法の挨拶「よいま」/隣の芝生は青二才
”今”しか勝たん!
命はいつだって最高だ!
子孫が、兄弟が、同族がいくらいようが、
次の瞬間、彼らはわたしを一人残してみな死にうる。
命ある限り、わたしたちはみな”命の末裔”なのだ
だから、一秒たりとも気を抜いて過ごしてはいけない。
懐古・妄想・放蕩に伴う一瞬の気の緩みが今にも、
わたしから”恵みの今”を奪い去ろうとする。
瞑想にくれてやる時間なんてない
逡巡にくれてやる時間も
生産にも、消費にも、投資にも、放蕩にも
そんな部分的で安っぽいものになんて
わたしの”今”を微塵だってくれてやるものか
わたしの”今”こそ、常にこの世界の最先端だ
わたし以外のものは常にわたしから一歩以上遅れている
他人の(過去の)言動に喜ぶのも悲しむのもお門違いだ
その感情は、相手の行動に対してではなく、その情報に触れた”今”に対して、あなたがあなた自身に対して抱いたものなのだから。
感情とはすべてマッチポンプだ
自らの感情に憑りつかれてはいけない。
あらゆる感情は先の情動の停滞であり、
”今”を愉しむ妨げになるものだ。
わたしは止めどない”今”を堪能するためだけに今を過ごす。
ただそのことのためだけに書く。
思索のすべてを情報の奔流に晒し、
滔々と湧き上る”今”の妨げになるものをすべて洗い流すために
わたしはここにいる
今、あなたの目の前に
今、あなたの心の中に
わたしはあなたと”最高の今”でつながっている
そしてその時、本当のわたしはこのわたしから”遙か遠い今”にいる
わたしの”今”になりたくば、
あなたの”今”を愉しんで。
わたしはそれとつながりたい
よい”いま”を
「よいま~」
――――
画像は「裏こおろぎ」さまから拝借させていただきました。
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