夏は終われど
ジョッキはひんやり冷えて
触ると指で文字が書ける
水滴が付くジョッキ
上がる気泡は頭の中ではすでに喉を越して
泡は見るからに細かく
ジョッキの取っ手は
繊細さのかけらもない寸胴
にぎるとビールへの期待がさらに高まる
そういうふうに設計されていて
きらめく小麦色
眺めれば眺めるほど
うつくしさに見入り
枝豆
冷奴
モツ煮
さあ
ぜんぶ揃いました
今年の夏はビアガーデンに3回行きました。
ホテルの屋上にあるビアガーデンが気に入っています。
むわんとした湿気のある暑さのなか、
日が沈みかける街を眺めながら飲むビール。
街の明かりもよければビールの色も合っていて、
すべてが夏の夜の色です。
気温もすっかり夏を振り返っていたら、
ビアガーデンっていいなあとしみじみ思いました。
また来年。
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