月経前症候群(PMS)
月経前症候群(PMS)で悩む女性は多いと思う。
私もその1人だ。
月経前症候群とは、月経前(月経の3〜10日前くらい)になると頭痛やイライラ、眠気や倦怠感などの症状があらわれることだ。
症状の種類や強さは人によると思うし、中にはまったく症状が出ない人もいるだろう。
でも一つ言えることは、本人にとってはとても辛いと言うことだ。
以前、ホリエモンこと堀江貴文さんのYouTubeチャンネルで、
生理が女性の社会進出を妨げる一要因になっているのではないか?
と言う趣旨の動画を見た。
動画では、生理の回数を減らすために低容量ピルを服用することの利点が紹介されていた。
それから私は、月経と、それに伴う影響についてなんとなく考えるようになった。
話をPMSに戻すと、私の場合は、こんな症状が出る。
眠気
倦怠感
イライラ
食欲不振
頭痛
など。
つい最近知ったことだが、月経前症候群における眠気は、睡眠薬を飲んだときと同じくらいのものらしい。
どうりで抗えないわけだ。
こうした事実を知らないと、単にやる気がないと思われがちだし、自分でさえ、自分は怠け者なのだと思ってしまう。
何より、ある程度の年齢になると、「更年期障害」の一言で片付けられてしまう。
そこには、相手を理解しようとする思いやりの気持ちなど微塵もなく、ただ揶揄しているだけである。
多くの女性は、月に一度、月経がくる。
つまり、ひと月のうち約一週間はPMSの期間があり、さらに一週間月経の期間がある。
月経期間は、PMSとはまた違った大変さがある。
と言うことは、月の半分は不調気味とも言える。
さらに言えば、月経が来ている期間、人生の半分は体が万全ではないということだ。
こうしたことを考えると、生理が女性の社会進出を妨げていると言う堀江さんの意見にも納得がいく。
だけど、こういうデリケートな問題は話題にしづらく、家族や友人にさえ相談しにくいところがある。
経験のない男性には想像しにくい部分もあるだろうし、同じ女性ですら、完全に理解・共感するのは難しい。
それに、こうした"性的"な問題や悩みに関しては、案外女性は女性に厳しいものである。
むしろ、同性だからこそ、
「私も辛いけど頑張っている」
という強みを押し出されてしまう。
どんなに辛くても、どんなに大変でも、仕事や家事、育児をしなければならないし、むしろ辛さを表に出さないように押し込めようとすることさえあるだろう。
だけど、ただでさえナーバスな状態で心身共に辛いのに、その状態を悟られないようにしながら通常どおり振る舞うことは容易ではない。
どこかで爆発するか、1人になったときに涙をこぼして時が過ぎるのを待つかだ。
PMSの治療としては、薬によらない方法と、ピルや漢方を使った方法があるそうだ。
私はまだ、生活に差し支えるほどの辛さではないけれど、低容量ピルの服用も考慮しつつ、かかりつけの産婦人科を持っておいた方がいいかもしれないと考えるようになった。
そして、正しい知識を身につけて正しい対処をしようと思う。
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