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【北鎌倉】円覚寺が良過ぎて漱石作品を読み始めた

先日、北鎌倉にある円覚寺を訪れた。

10代20代の頃は神社やお寺なんてつまらないなんて思っていたのに、30歳を過ぎてから興味を持つようになった。


円覚寺を見るのは今回がはじめて。

広々と開放的な境内は、明るさと静寂さが混在していてとても心地の良い空間だった。

梅雨明けしたばかりなのでまだアジサイもちらほら咲いていてきれいだった。


円覚寺は、夏目漱石や川端康成の小説の舞台にもなっているという。

彼らの時代はネットなんてないから、実際に円覚寺を訪れて着想を得たり、参考にしたりしたに違いない。


境内を歩きながら、同じ場所を文豪たちも歩いたのかと思うと、なんとも言えない感動に包まれた。


何かと感化されやすい私は、さっそく夏目漱石の作品を読むことに。

円覚寺が出てくるのは「門」という作品だけど、「門」は漱石の前期三部作と呼ばれる「三四郎」「それから」につづく三作目。


せっかくなら三部作を最初から読みたいと思い、「三四郎」を読み始めている。

実は「三四郎」は10年ほど前に読んだ事があるのだけれど、読み終えるまでに時間がかかったし理解力が及ばずに記憶があやふやだ。

なので、再読ということになる。

「門」を読み始めるのはまだ先になりそうだけれど、円覚寺に思いを馳せながら久々の漱石作品、久々の純文学を楽しもうと思う。


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