田辺聖子「ラーメン煮えたもご存じない」

昔の読書記録ノートの紹介。

田辺聖子「ラーメン煮えたもご存じない」

これは、以前「夕刊フジ」に連載されていた「それいけおせいさん」というコーナーを文庫化したもの。

田辺聖子のエッセイって初めて読んだんだけど、彼女の書く小説からは想像できなかった、新たな面を発見できた。

例えば、講演が嫌いなこと。

それと、意見を求められても即座に自分の考えを伝えることが苦手なこと。

だからかな・・・?

彼女の小説に登場する女性のほとんどが、自分の考えや信条をしっかりと持っているのは。

自分が苦手なことの裏返しっていうか。

他には、人形やぬいぐるみを集めているなんていう可愛い趣味があることもわかった。

(過去の読書記録ノートより)


この本を読んだのは、2012年5月11日〜2012年5月31日。

私はエッセイがとても好きで、エッセイを読んでなんとなくしっくりくる作家さんは、小説を読んでも楽しめることが多い。

小説が先でエッセイが後のパターンでも同じ。

逆もしかりで、エッセイを読んでいまいち惹かれないなと思った作家さんは、小説を読んでもやっぱり惹かれない。

なんだかんだ、作品の相性は作家との相性とも言えるのかなと思う。




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