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blender学習 -リトポロジー-

こんにちは、hibikiです。

8月の終わりにblender学習を始めてから、早くも2か月が経ちました💦


一通りUIや操作、モデリング機能・UV・マテリアルなどの機能を覚えた後、今は何をしているのかというと、リトポロジーという作業をしています。

最初はモデリングからセットアップへ進む予定だったのですが、

どうやらblenderのリトポの機能が割とよいらしい、という噂を聞きつけて使ってみたくなったので、先にこちらをやってみている次第です。


ちなみに3Dモデルはメッシュと呼ばれる面で構成されて出来ているのですが、その面は頂点と頂点を繋ぐエッジ、それらで囲まれた面で出来ています。

ポリゴン

そしてその頂点・エッジ・面から出来るメッシュの流れのことを、『トポロジー』と言います。

リトポロジーはトポロジーを再構成することで、この技術をよく使うのが、かなり細かい面(ポリゴン)から成るハイポリ(ハイポリゴンのモデル)から少ない面で構成されるローポリ(ローポリゴンのモデル)を生成する作業です。

今回それをやっています。

下の画像で言うと、ピンクがハイポリ、グレーがローポリです。

ハイポリローポリ

(※追記。訂正です。上の画像の減らし方ですと、もともとメッシュの流れがある程度整っているモデルのポリゴン数を減らしただけのようなものなので、リトポロジーというよりはリダクションと言うことが多いです。例がちょっと良くなかったですね💦遊月さんツッコミありがとうございます🙏✨ 追記終わり。)


なぜローポリゴンモデルを生成するかというと、メッシュ数が多ければ多いほどデータ容量が高くなり、例えばゲームモデルなどに使う場合に遊ぶのに支障のないスムーズな動きだったりを実現する為に、ある程度一定の容量制限があったりするので、通常例えばソーシャルゲームであれば3Dキャラクター1体1万ポリゴンまで(どんなゲームかにもよりますが)、とか仕様で決められている訳ですね。

そしてポリゴン数を例えば1万など一定まで減らしつつ、メッシュの流れを整えます。これをしないと、ローポリになればなる程静止していても形状が説得力な欠け、さらに自然な動かすことが難しくなります。

顔であれば例えば以下のリンク先の画像のようにメッシュの流れを整えます。

こうすることで、このベースの顔からどんな表情に変化させても極力自然な顔の動きに見せることが出来るようになります。


スマホやゲーム機の進化に伴い徐々に使えるポリゴン数はこれからも増えていくとは思われますが、それでもまだまだ必要な技術ではあります。

最近はその作業を自動で行ってくれるソフトや、blenderにも自動リトポロジーの機能がついており、物によってだったりゲームの内容によって(例えば人体のような複雑な動きが必要ないゲームなど)はそういうもので手軽に済ませることも可能になってきていますが、

恐らく普通に動かしたい人だったりはまだ人の手も必要そうといった感触です。


という訳で、今回は何年か前にzbrushで作成したモデルを使ってblenderでのリトポ作業をしてみました。

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一番右がzbrushで作成したハイモデルです。

正確に言うと写真はzbrushのハイポリですが、zbrushでのハイモデルはすぐ何十万、何百万ポリゴンと行ってしまうので、これをリトポ作業用に7万ポリゴンくらいにあらかじめリメッシュして、blenderに持ってきたものを使っています。

中央と左の画像のワイヤーのようなものの下地に見えるグレーの像が、それです。形をとるにはこれで十分で、実際のハイポリはテクスチャで更に細かいシワなどのディテールを取るのに使ったりします。


そしてblenderのリトポは実際なかなか便利でした✨

詳しい機能についてはブログに書きました。

リトポ作業でモデリングの操作も慣れてくるので一石二鳥です。


スカルプトもそこそこいいとの話なので、実写に近いものを作る時はどうか分かりませんが、ある程度スカルプトも使えるようだと、キャラクターモデリングの工程はもしかしたらこちらで済む可能性は高くなってきますね。

リガー&モーションさんとのやりとりがどうなるかというのが相変わらず一番の懸念点ではありますが。


という訳で、最初は何年も前に触ってみた時の操作感の違和感や使いずらさが記憶に残っていたせいもあってか、なかなか馴染む気がしなかったblenderですが、

いよいよ本腰入れてやり始めたら意外と慣れるもので、だいぶ手に馴染んできたということで、この先はセットアップやUVなど更に学習を進めつつ、クロスシミュレーションなどの楽しみもありで引き続きボチボチやっていきたいと思います(*^^*)♪



それから、学習を進めるにあたり本を購入しました✨

先日こちらの記事で、blenderの入門としてご紹介させて頂きまし『Blender 2.8 3DCG スーパーテクニック』です(*^^*)

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ネットでもかなりの量の情報が上がっているので恐らくネットだけでも済むと言えば済むのですが、手早く学習を進めたく、ネットと併用して使おうと思い買ってみました♪


こちら、モデリング・UV展開・セットアップ・マテリアル・レンダリングなど一通り学べるようになっており、解説も分かりやすいです✨

これからblenderで3DCGを始めてみたい方に、オススメです!


ここまで目を通して頂ましてありがとうございました。

今日はここまでになります。

天気もいいことですし、皆様よい週末をお過ごしください(*´ω`)

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