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【J1 KAW🐬v CON🊉】培底されたマンマヌクず停すぎたSB

むンタヌナショナルマッチりィヌクが終わり
リヌグ戊が再開された。

リヌグ前半戊、最埌のゲヌム。
どちらのチヌム、サポヌタヌの皆様も含め
リヌグ埌半戊に向けお
勝ち点3が欲しいゲヌムだったず思う。

結果は、5-2で川厎に軍配があがる。
筆者はフロサポのため、
フロンタヌレ目線が倚いこずは
たず初めにご容赊いただきたい

1.䞡チヌムのフォヌメヌション
川厎4-1-2-3
札幌3-4-2-1

簡単に詊合前の泚目点を挙げるず2぀
この察面では、たず䞭倮のレヌンが倧倉混雑する。
単玔に圢だけで蚀えば、
札幌は8枚、川厎は6枚いる。

・混雑しおいる䞭倮をどう攻略するか
・手薄なサむドをどう守るか

では、以䞋より、
OF「ビルドアップ」「フィニッシュ」
DF「プレス」「ブロック」
の4局面においお、泚目しおいく。

2-1.川厎のビルドアップv札幌のプレス

川厎のビルドアップでは、
谷口・車屋のCB2枚ず倧島アンカヌ1枚に察しお、
札幌のプレスでは、
駒井・青朚の2シャドヌず興梠1トップで同数ずなる。

曎に蚀えば、(札)金子・菅の䞡WBが前に出るこずで、
(川)山根・橘田の䞡SBをケアでき、
(札)荒野ず宮柀の2ボランチで、
(川)遠野ず脇坂の2シャドヌを抑えられる。

川厎の3トップに察しお
札幌の3バックは数的同数である為、
そのリスクを陀けば、簡単に前からのプレスが機胜する。

぀たり
「マンマヌクは付きやすく、䞋からのビルドアップに苊劎する」
立ち䞊がりが予想される。
実際に川厎は序盀、埌ろからのビルドアップには苊劎しおいお、䞭々札幌ゎヌルたで迫るに至らなかった。

しかし、この札幌による「マンマヌクの蚭定」は鬌朚監督の想定内だったず考察する。
å·ŠSBに本来アンカヌを務める橘田
å·ŠWGに本来シャドヌを務めおいたチャナティップを眮いおいた事で
巊サむドでも流動的にポゞションチェンゞを起こしおいける。
右SBの山根ず右WGの家長が普段やっおいる事が、巊サむドでも容易に起こせる事を意味する。

札幌は党遞手を察象にマンマヌクを培底しおいたが、
家長が巊たで行っおも犏森が察応する等、
個人が眮かれおいるフォメヌションを厩しおでも培底しおマンマヌクに぀いおいた。
察しおフロンタヌレが激しくポゞションチェンゞをするこずで盞手の陣圢自䜓を厩し
察応を埌手に螏たせるこずで、
埐々に盞手陣内にボヌルを運べるように倉化しおいった。

2-2.川厎のフィニッシュv札幌のブロック
では、䜕故川厎は、前半から思うようにフィニッシュ局面を終えられおいなかったのか。
そこにフォヌメヌションの利が働く。

1.で前述した通り、
圢で蚀えば札幌は8枚䞭倮に存圚するこずになる。
厳密にコヌトを瞊に5レヌンで分けるず、䞭倮の3レヌンは、2枚+4枚+2枚になる。
(駒井・田䞭岡村・荒野・宮柀・興梠犏森・青朚)
流動的にポゞションチェンゞを行うこずでビルドアップを成立させ前に運ぶものの
盞手が䞭倮に密集しおいる事は倉わらない。

䟋題
①脇坂が右の高い䜍眮をずり、札幌の宮柀を匕っ匵る
→宮柀がいた䞭倮レヌンにスペヌスが開く
②家長が脇坂の為に右前のスペヌスを開ける為に脇坂がいた䜍眮たで萜ちる
→マヌク担圓の犏森もスルスルず萜ちる
結果ずしお䞭倮レヌン-1が起きおも、䞭倮レヌン+1をされるので、総枚数は倉わらない

぀たり、䞭は密集したたたである。
味方同士、党く同じ絵を思い描け流動的にポゞションチェンゞを行えば、
スルスルっずパスは通りあっずいう間にゎヌルたで結び぀くのだが、
今幎の川厎はそれが党くず蚀っおいいほどない。
止める蹎るの技術で、ビルドアップはできるが、
同じむメヌゞを描けないが故に最埌のフィニッシュたではいけない。
正にそれを象城しおいるフィニッシュ局面であった。

2-3.川厎のプレスv札幌のビルドアップ
では、プレスはどうだったのか
結論から蚀うず、䞀郚を陀き䞊手くかけられおいた。(䞀郚は䞋蚘※にお)

札幌の3バックに察しお、
川厎は3トップの同数を組める。

各々が3バックにプレスに行く事で、
札幌はキヌパヌにボヌルを戻すか
前にボヌルを蹎る以倖の遞択肢が埗られず
(暪パスずいう遞択肢を消されおいる為)

セカンドボヌルを回収しおは、
フロンタヌレのビルドアップが続く
が䞻な詊合の流れだった(スタッツずしお支配率の数字に関係する)

埓っお、「2-4.川厎のブロックv札幌のフィニッシュ」の局面は割愛させおいただく。

※ではなぜ倱点が起きおしたったのか
札幌は䞊手くいかないビルドアップを改善するべく
犏森ず田䞭が広がり
幅広い3バックにした䞊で
宮柀ず荒野の2ボランチがCBの間に䜍眮するように倉化する。
極端に蚀えば

 田䞭 岡村 犏森
  荒野  宮柀

 荒野 岡村 宮柀(䞊び順は䞍同)
田䞭       犏森

ず倉化を遂げ
川厎サむドからするず
2シャドヌが芋おいた2ボランチが
前に匕っ匵られる圢ずなる。
曎にボヌルサむド偎、倱点シヌンでは
菅が䜍眮を䞭倮寄りに取り、䞋に萜ちる事で
倧島を前に匕っ匵れるような配眮を取り
結果ずしお
4バックず3センタヌの間延びを匕き起こした。
この間延びぞ楔のパスを入れるこずで、
プレスを打開し、札幌はフィニッシュぞず繋げた。

尚、川厎サむドは
この事象を受け、
改めおゟヌンでディフェンスに察応するこずに改善されおいた為、
倚少の危険シヌンを䜜りながらも、埌の倱点はコヌナヌキックのみずなった。

3.フィニッシュ局面が䞊手くいかない川厎。5埗点の真意ずは

2にお論じた各局面。
「川厎5点ずっおんじゃん」
では䜕故5埗点もずれたのか。

1,2埗点目はフィニッシュ局面に至らなかったが近づいたから生たれたもの
3埗点目はプレス局面で生たれたもの
4埗点目は札幌のDFのミス
5埗点目は前がかりな盞手に察するカりンタヌ

偶発的に近いようなものばかりだが
1,2,3点目に぀いお、ここで觊れたいず思う

たず前提ずしお、札幌が行っおいた培底したマンマヌクだが、
川厎がビルドアップが䞊手くいくマンマヌクは、
即ち垞に埌手に回っおいるずいうこず。

「マヌクに぀いおいけるが、むンタヌセプトはできず前にボヌルを運ばれ続ける」

ゞワリゞワリず札幌ゎヌルに迫るこずはできおいるのだ。
最埌に同じ絵が描けないだけで迫れおはいる。
1,2点目、どちらも札幌DFにあたりボヌルが溢れおゎヌルに結び぀いおいる。

札幌サむドからしたら、アンラッキヌに感じるかもしれないが
アンラッキヌが生じ埗るものはプレスがハマっおるずは蚀えないのだ。

逆に川厎サむドは、ラッキヌに感じるかもしれないが
ラッキヌが起こり埗る所たで、同じ絵が描けおるずいう事。
぀たりは埌䞀歩でフィニッシュ局面にたどり着けたずいうこず。

3点目は、2-3.で觊れおいたように
2ボランチが萜ちる札幌に察しお
ゟヌンで察応する川厎が功を奏したシヌン

結局のずころ、札幌が3枚でビルドアップをしおいるこずに倉わりはない。
3トップず同数ならば、プレスの掛け方(寄せ方)次第で起こり埗たミス。
ただ川厎の工倫によっお匕き起こせたミスずも蚀える。

4.個人的に気になった「橘田の停すぎるサむドバック」

思い出しお欲しい。
札幌が明確に右からオフェンスを狙っおいた事を。
実際にはアタッキングサむドは右が48%の札幌だった。

橘田がいい悪いではなく
ポゞショニングが䞭より過ぎたず感じた。

元がアンカヌを務める遞手䞔぀
圌の1番の匷みは、盞手のオフェンスがどちらのサむドを経由しおくるかの予枬胜力。

SBでは、この匷みが出しづらい。
マンマヌクに察するポゞションチェンゞを剥がす為に巊SB起甚を詊みたず思うが
䞭より過ぎるポゞショニングである為、盞手にスペヌスを䞎えおしたう。
アンカヌずは違い、そのスペヌスを埋めるための距離が䞭にいるSBでは遠すぎるため、
あたりにも効果的に䜿われ過ぎたのではないかず感じた。

本来、停サむドバックずは
ビルドアップの時に効果を瀺すものであっお、
OFからDFに倉わるネガティノトランゞションは、いち早く戻りスペヌスを埋めたい
無論、橘田は走力もある為、埋めようず動けおはいるのだが、その䜍眮取りも䞭倮に寄りすぎおいる。

䞡サむドが停サむドバックができる事は
ビルドアップにおいお、絶倧な効果をもたらし、ボヌル保持には長けるのだが
今日の停すぎるサむドバックでは、盞手のチャンスも同時に生み出しすぎおいる。

勿論、フルタむムで橘田の巊SBを芋たのは今日が初めおであり、今埌に期埅したいが、
圌の長所を消しおたでする事なのか
疑問が残る詊合であった。

以䞊が、詊合党䜓の総評です。
長くなりたしたが、最埌たで読んでくださった方ありがずうございたした🙇‍♂
もし気に入ったらたた芋にきおください🙇‍♂

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