日野市・多摩市と高校野球
多摩市:多摩ニュータウンをはじめとした「高水準な都市基盤」。そして街全体が公園のような美しい自然と穏やかな環境。多摩センターなど商業施設も整い、都心への高アクセスなど、抜群の住みやすさを誇る。ジブリ映画の名作「耳をすませば」は、同士の聖蹟桜ヶ丘が舞台になるなど、数多くの映画や作品の舞台としても描かれるなど魅力高い。
日野市:新選組の副長として活躍した土方歳三や六番組隊長の井上源三郎の出身地としても知られ、日野自動車の企業城下町でもある。
自然豊かで少し坂を登った眺望や街全体の景観も良いため、多くのドラマ、PV、CMの撮影舞台となっている。
街全てに情緒があり、自然に生まれ育った美しさが生きており、数えきれない魅力が詰まった多摩市と日野市で白球を追う野球部を今回は紹介させて頂く。
【多摩市】
①永山
多摩ニュータウン内初の都立高校として創立。吹奏楽部や女子バレー部が主に実績を残し強豪・盛んとして知られている。
プロレスラー「蝶野正洋」の母校でもある。
2013 年には夏季西東京大会でベスト16まで勝ち進んだ実績を持つ。
練習試合も行う両翼93m、センター112mの広いグラウンドで打撃と守備を重点的に鍛え上げ、人数は少ないながら安定したチームを作り上げている。「多摩から甲子園へ」を目標に掲げる。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト16
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習時間/週6日
②多摩大聖ヶ丘
多摩市に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。
中学・高校は同校舎内で運営されているほか、同敷地内に多摩大学が設置されている。
野球部は元ソフトバンク〜現千葉ロッテマリーンズの「福田秀平」選手を擁し、西東京ベスト4まで勝ち上がった実績を持つ実力校。
2014年にベスト16まで勝ち上がるも、以降上位からは遠ざかっているが、力は未だに確かなものがある。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト4
●練習場所/校庭・多摩大学グラウンド
●練習時間/週6日
●主なOB /福田秀平(ロッテ)
【日野市】
①南平
日野市南平にある都立高等学校。通称は「なんぺー」。同校出身の漫画家葉月抹茶の漫画『一週間フレンズ。』がアニメ化された際、モデルとなった高校でもある。
南平グラウンドはサッカー部、ソフトボール部などと共用で、週3日は内野しか使えないという厳しい環境にある。週2日はグラウンドが使えず、武道場で素振りなどをこなす他、毎日のミーティングを重視している。投手を始め、個々に力のある選手が毎年台頭している。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会3回戦
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習時間/週5日
②日野台
日野市大坂上にある全日制普通科の都立高等学校。通称は「日野台(ひのだい)」、「L高(えるこう)」
練習試合も行えるグラウンドを所有しており、公式戦での勝利はなかなか少ないが力は確かなものがあり、粘り強い野球を展開している。
投手は力のある選手が多いので、打線が活気付けば充分に勝ち上がることが出来るチームである。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会4回戦
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習時間/週6日
③日野
日野市石田にある都立高等学校。
2016年プロ野球ドラフト会議では、本校卒業〜桜美林大学へ進学した「佐々木千隼」選手が千葉ロッテマリーンズより1位指名を受けた。
2009年の夏季西東京大会ベスト4、また同年東京都秋季大会でもベスト4まで進出し選抜高校野球の21世紀枠推薦校となる。
2012年はベスト8。2013年夏季西東京大会では、「東大和」以来28年振りに都立高として決勝(準優勝)まで勝ち上がるなど、東京を代表する強豪校としての地位を確立した。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会準優勝
●練習場所/校庭・専用グラウンド
●練習時間/週6日
●主なOB /佐々木千隼(ロッテ)横川雄介(元巨人)