ウロバッグカバーの制作について【素敵なエピソード&嬉しいお言葉】
夏休みが始まって間もない頃、お友達から『お裁縫をお願いしたい』との相談がありました。
ご家族の介護を始めるにあたり、ウロバッグカバーが必要になった為だとのことでした。
✼••┈ お友達が介護を始めることになった経緯やオーダー品の制作についての詳細は、Instagramに投稿させていただいております ┈••✼
❥❥❥〚ヒビイロドリInstagram〛(投稿記事にリンクしています)
私は、介護経験がなく、介護や医療についての知識はほとんどありません。なので、【ウロバッグ】とは何か?というところからのスタートでした。
まずは、お友達から導尿用のバッグだということを聞き、カバーのイメージを教えてもらいました。
それをもとに調べてみたところ、ウロバッグは各メーカーから出ており、形やサイズが若干異なったり、カバーも市販のものから手作りのものまでたくさんありました。
特にカバーについては、横開きのもの、手提げバッグ型のもの、ショルダーバッグ風のものなど、仕様が様々で価格も幅広い。
調べれば調べるほどよくわからなくなり、どう作るのか見失いそうになりました。
『お客様の希望を叶える』ことが私の役割
作家として仕事をしていこうと決めた時に、大切にしたいと思ったことです。初心にかえると言いますか、そうシンプルに考えると何も難しいことはなくなりました。
調べたことをもとに再度ヒアリングをして、お友達が求めるものを制作した結果、心から喜んでもらうことができたし、私もすごく良いものを作ることができたなと思いました。
夏休みの終わりごろに完成したものをお渡しした後、素敵なお話を聞くことができました。
許可をいただいたので紹介させていただきます。
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お友達の娘ちゃん、我が家の小1次男と幼稚園からの同級生です。
同居を始めてから、じぃじのお世話を積極的にしているとこのこと。
じぃじに呼ばれたら真っ先に部屋に向かったり、車いすを押したり、そんな姿を見た訪問看護師さんに
『みらいのナースを育てるわ!』と言われたそうで。
とても優しくて面倒見のいい子なので、ナースに向いていると思います。
この経験をきっかけに夢を持つことができて、もしかしたら将来現実になっているかもしれませんね。
さらに、この子もカバーを見て
『めちゃくちゃオシャレやないか!』と、大はしゃぎして喜んでくれたようです。
また、お父様と娘ちゃんが写ったお写真も送ってくれたので拝見しましたが、2人ともとてもいいお顔をしていて、思わず私も顔がほころんでしまいました。
お父様、入院前に大きな病気をされて、かなり大変な思いをされたそう。
それを全く感じさせないほどお元気そうで、孫が可愛くて仕方ない!という雰囲気が伝わってきます。
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さらに、お渡ししたあとのお友達とのやりとりです。
こんなに喜んでもらえて、身に余るほどの有り難い言葉もいただき、作家冥利に尽きます。
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経験がないので想像でしか言えませんが、介護ってきっと想像以上に大変だと思います。お世話する方もされる方も、お互いにしんどくなることもきっとあることでしょう。
そんな中、介護用品一つかもしれないけれど、ちょっと可愛いものや好きなものを使うことで、いつもよりテンションが上がったりほっこりしたり、また、それをきっかけにコミュニケーションが生まれたりすることがあるかもしれませんよね。
そんなひとときに寄り添えるあたたかい作品づくりをこれからもしていきたいなと思いました。
素敵なオーダーとエピソード、ありがとうございました。
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