カラダに刻まれている古い体験たち。
愉気をしていると
突如として古い記憶を思い出される方がいる。
いま愉気をしていただいている処
小学生の時、ずっと気になっていた処です。
あ〜、そこって就職したばかりの頃
ずっと痛みを感じていた処です。
子供の頃、あまりに痛くて病院で検査をしたんだけど異常なしと言われた処です。
ってことは異常や違和感が最初にカラダの中に芽生えたとき
みんな気がついていたんだよね。
そんな処を数十年の時を経てぼくが愉気をしていることがある。
カラダは感じていることを正直に表現する。
お話を伺うと痛みや違和感を感じていたとき
機嫌が悪い母親にものすごく気を遣っていたとか
学校で周囲と馴染めなかったとか
いじめを受けていたとか
父親のDVを受けていたとか
理由があってカラダが表現していた痛みであったことが分かる。
むしろ理由なくカラダが痛みを表現していた事例にまだ出会ったことがない。
採血の注射をしてから手首が動きにくいという相談をいただいた。
注射を打った部位に手を当てるように返事を差し上げた。
その後、上京されて来室された。
ご本人が注射を打たれた部位に愉気をしたら内出血してあざになっていた。
整体指導とは別にぼくが愉気をしてみることにした。
愉気をしていくと首が緩んで、顎も緩んできた。
気が付くと内出血のあざがほとんど消えていた。
あざに愉気をしたのは初めて。
ご本人が気になっているという人差し指と併せて愉気をする。
次いで、気になっているという親指と併せて愉気をしていく。
するとご本人が
その場所は3才の時にドアに挟んだところです!って。
その場所はぼくの感覚だけだったら選び取ることができなかった場所。
ご本人のカラダが感じている違和感に導かれて愉気できた場所だった。
注射によるトラブルがなかったら愉気出来なかった場所でした。
偶然が重なったことで、古い打撲の痕跡
それはただの古い遺跡じゃなくって
いまだにカラダに内在していて首、顎などの緊張を生み出していた原因だった。
このカラダという宇宙にはまだまだ知らないことがいっぱい。
知られていないことの方が多いんだろうなあ。
愉気でカラダに働きかけながら
これからもカラダに教えてもらおうと思います。
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