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vol.6 超あがり症のわたしがテレビ&ラジオ出演した話【塩こんぶで作る オートミールおにぎり】

少し前、メールボックスに1通のオファーが届きました。

「ラジオの生放送でインタビューしたいです。」

ある晴れた日曜の正午過ぎでした。“わたしがラジオ!?”と驚きつつも、春の陽気でチルな気分になっていた頭の中に“面白そう!”という直感が走ったのを覚えています。

そこからバタバタと出演が決まり、数日後にはラジオブースに座る状況が実現。少し前までは想像さえしていたなかったシーンに、よくある言い回しかもしれませんが、人生って何が起こるかわかならいなと思ったのです。

そんな経験もありつつ、今日は、ここ数年で起こった自分の中の変化について綴ってみたいと思います。

図々しさが心地よい

実はラジオの前にも、昨年テレビ出演のお話をいただいたことがありました。これもまたビックリな出来事だったわけですが、このときにすごく楽しい経験をさせてもらえたんですね。

最初は、“超あがり症のわたしに、テレビ出演なんて絶対無理!きっと迷惑をかけてしまう…”と戸惑いました。一方で、見たことのない世界が見られるかも…というワクワクする気持ちも無視できなくて。数秒後には、“えーい、もう飛び込んでしまえ!”と、無我夢中で助走をスタートしていた感じです。

それに、「日々おにぎりさんに。」と見込んでくださったディレクターさんを信じなければとも思いました。声をかけてくださったのは映像のプロ。素人のわたしが勝手にうまくいきっこないと決めつけるのは違う気がしたのです。

これにはInstagramで『日々おにぎり』を始めてから知ったことも影響しています。おにぎりの記録をはじめるのに、“料理が苦手なわたしに食べもののアカウントなんて…”と思いとどまっていたのなら、Instagramを通しての出会いや気づき、経験はありませんでした。

今は誰もが自由に発信ができる時代。ちょっと図々しいくらいの姿勢でも、もしかしたらよいのかもしれません。

経験したからこそ得られる財産

そうして初めて経験することができた、テレビ&ラジオ出演。最初に言ってしまうと、わたし自身は予想どおりへっぽこな振る舞いで、携わってくださった皆さんにご迷惑をおかけしたことも多々あったと思います。

だけど、そんなわたしのような素材でも、プロの手にかかればおにぎりの魅力がすごく伝わる内容に仕上げてくださるんですよね。その工程を少し垣間見られたことは、ものすごく勉強になりましたし、たくさんの刺激をいただくことができました。

普段何気なく目にしたり耳にしていたりするコンテンツは、たくさんのひとの想いと工夫と情熱が詰まったものであるということ。映像にしても、音声にしても、こんな風に作られているんだって感動しました。プロフェッショナルってすごいな、お仕事に向き合うってかっこいいことだなと実感。

そんな視点に気づかせていただけたことは、わたしにとって何よりの財産でした。振り返って放送された番組を見たり聞いたりすると、自分の至らないところばかりが目について変な汗をかきますが…。経験させていただけたことを考えると、超豪華なお土産を頂いた気分です。

苦手なものでも味見してみる

人の寿命には限りがあって、この人生がどこまで続けられるのかは誰にもわかりません。どんなスタイルで生活して、どんな仕事を選び、どんな交流関係を広げて、どんな1日を過ごすのか。大きな選択から小さな選択まで、どの道を選ぶのかはその人の自由。

また大人になるにつれて、わたしたちは苦手なことを避けるのがだんだんと上手になります。嫌な気分はなるべく味わいたくないし、居心地が悪い空間には数秒でもいたくない。

だけど、“わたしこれ、絶対向いていない”って判断しても、ほんの少しでも気になるって思うのなら、その小さなうずきに賭けてみるのも選択肢のひとつ。その先に後悔するほどの荒波が待っているのか、見たこともない絶景が待っているのか、はたまたその両方なのかは、自分の想像の範囲にはないかもしれないからです。

大失態になるかもしれない。でも、大失態したときにしか見られない世界があるはず。

ちょっと大げさですが、もし今後もそれくらいの好奇心がぽっと芽生えることがあれば、そのかすかな感覚と向き合ってみたいなって思います。

冒険の際は、心臓バクバク、手足はガクガク、自分でもわかるくらい目が泳いでしまっていますが…。それはもう、そういうアトラクションなんだと思うことにします、汗。

- ONIGIRI recipe -

好き嫌いが少ないわたしですが、昆布がちょっと苦手。。でも塩こんぶなら大丈夫だった!そういえばオートミールも最初は「美味しいのかなこれ…」と思ったな。食べてみたらドハマリして、今は毎日のように食べています。

塩こんぶのオートミールおにぎり


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