退職金がどうだとか助成金がどうだとか・・・

よくわからん。

個人的な解釈になるが・・・、

最近流行りのリスキリングとか転職の流動化だとか、理系的な目線というか研究や開発をしている人たちにとって何のプラスにもなっていないように思う。

リスキリングや転職はいわば横方向に移動しているだけで、それで行われるのは玉突き人事。研究や開発は縦方向、つまり今までのことをより深化させる必要がある。

だから、研究者や開発者が転職やリスキリングをするということは、本来縦方向に進まなければならないのに横方向に進むわけだから、それは産業の停滞であって、競争力の低下である。さらに、企業にとっては知的財産や技術の流出と良いことはないように思う。

ただでさえ少子化による競争力の低下があるにもかかわらず、それに拍車をかけるのはいかがなものか。

もちろんこれらは研究者や開発者に限った話ではないと思う。

何というか、本来必要のないことをするということは、そこに本来必要でないお金を使うことになる。企業は新しい人材を探さなければならないし、新しく教育もしなければならない。そうなるとどこかしらにしわ寄せがくる。

そのどこかというのは当然、言い方は悪いが下位の人たち(個人的には仕事に貴賤はないと思っている)。たとえば権力のない研究者や開発者(研究費の削減)、それから製造やサービス業などの現場、要するに賃金が低いとされている職種の人たちにしわ寄せがくる。

賃金が安いと誰もその職種には応募しなくなるので、低い賃金で働いてくれる移民を入れようとする。

これらのことは質の低下につながるわけで、すべてがマイナス方向にしか進まないような気がしてならない。

少子化対策(ほぼ子育て支援?)にしてもそうだが、専門家はどのように考えているのだろう。

ひとつ言えるのは、これらのことで儲かっている人がいるということ。しかもその儲けは言わば濡れ手で粟だということである。


あくまで個人的な解釈である。

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