見出し画像

往復書簡 2020/11/10 のぞみ→生業について

生業という響き

めぐみん。ええ感じの店にいっとるね~。

生業、まさしく。

仕事いえばそれやし、いきるために必要なこと、なんやけど、

そういうてしまうとおもんないんよね。


私は、

ここからが仕事です!っていう仕事や生き方はしたくないと思ってる。


生きるため、やけど、

朝、起きて顔を洗い歯を磨く、ご飯を食べる、

その感覚のまま、

店に来て、ケーキやいて、

お客さんにおはようっていって

パンとコーヒー出して。

目の前のことをただ受け止めて

日々が終わればいいなって。


そこに、気負いや、倦怠感や、諦めや、そういうものがなく、

今日は美味しいもの作れるかな?とか

新しく出会える人どんなかな?とか

昨日のお客様は元気になったかな、

とか。

淡い待望感とワクワクと、安心と祈りを込めた毎日が送れたら。

どんなにか素晴らしいだろう。


もちろん、うまくいってないよ。商売だし、お客様は自分が好きな人ばかりが来てくれるわけじゃない、ペースを乱されたり、

思ってもないことで傷ついたり。

儲けなきゃ面白くない派の私には少し無理に

ゆるりとしているポーズでいることも、

焦る要因になってる。


それでも、

めぐみんが言うように

できる範囲で、

自分にできることをしたらエエんかなって。


それが生業になるかならないかは

考えないでいたい。

願わくば、

自分の生き方の先に

生業となれる形態ができていて

ご飯が食べられていたら

ありがたいね



このできる範囲、が案外自分自身でわからないんやけど。


ここ数年のめぐみんは自分を見つめてるなって

羨ましく思うときあるよ。


そこがわからないと、

どこに走ってるんやろって?

折々に同じところでぶち当たる壁が現れる。


止まればいいのに

止まるのも怖くて。


ながらで考えつつ

日々が過ぎ

もう少ししっくりする(はずの)

生業のあり方を模索しながら


今に至るが。


まずは

自分がどう生きたいか

落としこまんとなぁ。


悩める秋です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?