見出し画像

京都へ行こう❣️【62】

今回は、仏像が見たいという友人のリクエストで『三十三間堂』に行ってきました。
正式名称は『蓮華大院本堂』です。

普門閣

画像1

北門

画像2

東庭(回遊式庭園)

画像3

このお庭は2021年3月に整備されたばかり。
作庭された方のお名前を聞いて驚きました。
昭和の名作庭家、中根金作さんのお庭をベースに、お孫さん2人がリニューアル。
中根金作さんと言えば『城南宮』のお庭を作庭された方です。

画像4

手水舎
夜泣き泉(よなきせん)

画像5

水の湧く音が子どものすすり泣く声に聞こえた事から、その名がついたそうです。
いつの時代も夜泣きってあるんですね!
抱っこしてベランダから走る車を見せたり、しまじろうの動画を見せたり、色々やったなぁ。
お地蔵さまの前かけを枕の下に入れると夜泣き封じに効くらしいので、信じる方はどうぞ。

東大門

画像6

この日も庭師さんがお手入れされていました。

画像7

遠くから見たら、左の黒い石にハートの模様があるように見えました。ちょっと微妙ですが、ハートだと思い込んで見て下さい。(下写真)

画像8

鐘楼

画像9

本堂【国宝】

画像10

蟇股(かえるまた)

画像11

こちらは、聖獣の仲間の水皐(みずさい)。
三十三間堂の蟇股(かえるまた)には、他にも獅子や麒麟などがあります。

画像12

正面の柱間が33あるところから『三十三間堂』と呼ばれています。
長さは約120メートルあります。

画像13
画像14

本堂の裏側は、『通し矢』の射場になっています。正式名称は『三十三間堂大的全国大会』。
毎年1月中頃に行われます。

画像15
画像16

成人を迎えた女性たちの晴れ着での競技は、
今やお正月の風物詩になっています。
この真剣な眼差し、美しい姿勢、同性ながら
カッコいいなと思います。
※こちらから下は全てパンフレット写真です。

画像17

堂内には1001体もの観音像がまつられていて、全て違う表情をしています。友人と一緒に自分好みの観音像を探すべく1体1体丁寧に見たせいで、通常30分ぐらいで見られる所を2時間半位かかりました。マニアックすぎる(*´艸`*)♡
それでも最前列と2列目ぐらいしか見えません。奥の仏像が見えないので、『本日の仏像』を日替わり映像で紹介されていました。

中尊【国宝】

画像18

中尊は、大仏師湛慶(たんけい)82歳の時に造られた名作です。ちなみに84歳で亡くなられているのですが、この時代の84歳ってめちゃくちゃ長生きですよね!しかも生涯現役。
※湛慶(たんけい)は運慶(うんけい)の長男です。

 十一面千手千眼観世音【国宝】

中央の巨像(中尊)を中心に左右に各500体、合計1001体全てがご本尊です。
『十一面千手千眼観世音』は、檜材の『寄木造り』で、頭上に11の顔と40種の手があります。

風神像【国宝】

雷神像【国宝】

堂内の両端には、雲座に乗った風神像と雷神像があります。

観音二十八部衆像【国宝】

観音像の前列と中尊の四方に位置する28体の像は、インド起源のものが多くその姿は迫真的。
目は写実性を高めるために、水晶をはめ込む
『玉眼(ぎょくがん)』という技法が用いられています。

堂内は撮影禁止なのでパンフレットの写真を使用しましたが、なんとなく雰囲気は分かってもらえましたか?
会いたい人の顔が見つかると言われる観音像。そもそも私は会いたい人の顔を知らないので見つかる訳がないのですが、何時間も観音像を見ていられる自分に一番驚きました。