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京都へ行こう❣️【76】

今回は『相国寺(しょうこくじ)』です。
春の特別拝観に行ってきました。
(6月5日まで)
相国寺は『京都五山』第2位の格式高いお寺。でも塔頭(たっちゅう)寺院である『金閣寺』と『銀閣寺』の方が知名度が高いんです✧*。

※塔頭寺院とは、大きな寺に所属する小寺。
※京都五山とは、京都にある臨済宗の五つの
寺院。1位より上なのが別格の南禅寺です。
1位 天龍寺  2位 相国寺  3位 建仁寺
4位 東福寺  5位 万寿寺  

総門

皇族や公家が住職を務めた門跡寺院だと分かる
『筋塀』がありました。そこには『定規筋』と呼ばれる白い線が引かれています。
3本〜5本でお寺の格式を表しています。

天界橋

参道

弁天社と鐘楼

手水舎

思いのほか小さい龍

庫裏(くり)

拝観受付

『法堂』→『方丈』→『開山堂』の順に回るように説明がありました。

法堂【重要文化財】

豊臣秀頼によって再建されたもので、現存する法堂の中で一番古いものです。

釈迦如来像

※パンフレット写真

内部に安置されているご本尊の釈迦如来像と
脇仏は、運慶作と伝えられています。

『蟠龍図(ばんりゅうず)』

※ポストカード写真

※『蟠龍』とは、とぐろを巻いた龍のことで、地面にうずくまってまだ天に昇らない龍。

狩野光信によって描かれた天井画の『蟠龍図』は、法堂を守る守護神で『鳴き龍』としても
有名です。法堂の天井がわずかに傾斜しているので、ある場所に立って手を叩くと音が反響して龍が鳴いている様に聞こえます。

皆さん1回だけ叩かれてましたが、私は何度も手を叩いてしまいました。(⑉>ᴗ<ノノ゙パチパチ
きっと係の人は何回叩くねん!とツッコミたかったと思いますが、大きな音や小さな音など色々試してみたかったのです。楽しかった〜♪

『八方睨みの龍』としても有名で、目を見ながらグルっと一回りしました。
見る角度によって龍の表情や動きが変化しているように見えます。

表方丈庭園

白砂敷きの枯山水庭園で、禅の境地『無』を表現しています。めちゃくちゃシンプル✧*。
左側の白い『花頭窓』から見たお庭がこちら。

方丈

法華観音図

『文字絵』の観音様
江戸時代・加藤信清(遠塵斎)筆

すべてお経の文字(漢字)で描かれています。
文字を連ねて像の輪郭をかたどる『文字絵』。輪郭だけでなく色面までもが文字で埋め尽くされいます。

方丈室内の掛け軸が撮影不可なので、パネルが用意されているのですが、このパネルが曲者。写真に撮ろうとすると色々写ってしまう💦
ポストカードだと全体図は分かるのですが、
『絵文字』が分かりにくい(*᠔´〰`*)
パネルをアップにすると『文字絵』が分かるので、ぜひ見て下さい(✿ᴗ͈ˬᴗ͈)
肩のあたりが分かりやすいです。

※ポストカード写真

杉戸絵『白象図』

江戸時代・原在中筆(複製)

今回はこちらをトップ写真にしています。
象の表情が気に入りました♡

方丈西庭園

裏方丈庭園

このお庭は、岩や石で谷川の流れを表した枯流(かれながれ)がある細長い庭園です。

杉戸絵

坪庭

開山堂 杉戸絵『芭蕉小狗子図』

※ポストカード写真
江戸時代・円山応挙(応瑞)筆

開山堂に入ってすぐにお出迎えしてくれたのがこの可愛いらしい仔犬の杉戸絵。

夢想国師像

※パンフレット写真

開山堂は、夢想国師の木像を安置している境内で1番大切なお堂です。

開山堂 南庭園

こちらも白砂敷きの枯山水庭園。

開山堂 東庭園

境内案内図

いかがでしたか?
見るだけでなく体験出来た『鳴き龍』と、獅子や仏像の彫刻が素敵な法堂が一番の見どころ。
方丈の観音菩薩画像も魅力的✧*。パッと見たら普通の絵なのに、よく見ると『絵文字』な所。そういう遊び心のあるところに惹かれます!

パンフレットにある額に五芒星の入った鬼瓦を探したのに見つけられませんでした💦

【アクセス】
地下鉄『今出川駅』下車 徒歩5分。
私は京阪『出町柳駅』より歩きました。
お向かいには京都御所があります。

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